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製造業は稼げる?年収・給与について解説します!
製造業に対し、「年収はどのくらいなのか」「具体的にはどのような仕事なのか」と疑問を抱いている方は多いのではないでしょうか。 今回は、製造業と他業種の年収の違いをはじめ、製造業の種類やメリット・デメリットについてご紹介します。製造業の仕事に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
製造業の年収は他業種と比べて高いのか?
製造業の年収は、ほかの業種に比べて高いのでしょうか。以下で、詳しく解説していきます。また、各種手当についても押さえておきましょう。
国税庁の「令和元年分 民間給与実態統計調査」によると、職業別に見る源泉徴収義務者(民間の事業所に限る)に勤務している給与所得者の年収は以下のようになっています。
順位 | 主な産業 | 平均給与 |
1 | 電気・ガス・熱供給・水道業 | 824万円 |
2 | 金融業・保険業 | 627万円 |
3 | 情報通信業 | 599万円 |
4 | 学術研究、専門・技術サービス業
教育、学習支援業 |
518万円 |
5 | 製造業 | 513万円 |
6 | 建設業 | 491万円 |
7 | 運輸業、郵便業 | 436万円 |
8 | 不動産業、物品賃貸業 | 424万円 |
9 | 複合サービス事業 | 411万円 |
10 | 医療、福祉 | 401万円 |
11 | 卸売業・小売業 | 376万円 |
12 | サービス業 | 359万円 |
13 | 農林水産・鉱業 | 297万円 |
14 | 宿泊業・飲食サービス業 | 260万円 |
上記のデータから読み取れるのは、「製造業における正社員の年収は約513万円であり、他業種と比べても決して低くはない」ということです。もちろん、正社員であっても製造業の分野や勤務先、役職によって年収は変わってくるため、あくまでも参考程度ですが、十分な収入が見込めると考えられます。
各種手当
製造業ではさまざまな手当を取得することができ、それにより給料をアップさせることも可能です。
手当の種類 | 概要 |
資格手当 | 工場にて業務を行うにあたり必要な資格を保有している方に支給されます。なお、国家資格を取得するとより多くの手当をもらうことが可能です。 |
特殊勤務手当 | 工場によっては24時間稼働していることもあり、場合によっては昼夜交代で勤務をしなくてはならないことも。また、単独勤務をすることもあります。特殊勤務手当は、このような特殊な勤務をする方に対して支給されます。 |
時間外手当 | 法律では1日8時間、1週間で40時間と労働時間が定められており、超過した際には基本給の25%の割増賃金が支払われます。 |
休日出勤手当 | 会社指定の法定休日に出勤した場合に支払われる手当です。基本給の35%の割増賃金が支払われます。 |
深夜労働手当 | 午後10時〜午前5時の時間帯に勤務した場合に支払われる手当です。時間外手当と同様に、基本給の25%の割増賃金が支払われます。 |
基本給にプラスして手当が支給されれば、収入をグンと高めることができます。そのため、製造業の収入は仕事の内容次第で大きく差が出るといえるでしょう。
製造業の一般的な仕事内容とは?
製造業にはさまざまな種類があり、それぞれで仕事内容は異なります。そのため、まずは製造業にどのような種類があるのか知っておきましょう。
製造業の種類
製造業は、「基礎素材型産業」「加工組立型産業」「生活関連型産業」の3種類に大別されます。
製造業の種類 | 主な仕事内容 |
基礎素材型産業 | さまざまな産業において使用される、基礎素材(鉄・木材・紙・石油加工品など)を生産・加工する仕事。 |
加工組立型産業 | 精密機器や電化製品、航空機などの加工製品をつくる仕事。 |
生活関連型産業 | その名のとおり、生活に関係する製品を製造する仕事。具体的には、飲食料品や家具などがあげられます。 |
製造業の仕事は上述した種類から、さらに“業種”ごとに細分化されていきます。たとえば、加工組立型産業には「電気機器具製造業」「精密機器具製造業」「輸送用機器具製造業」などがあり、それぞれでつくる製品は異なります。
くわえて、製造業には“職種”もいくつかあり、製造だけでなく商品企画や生産管理、営業・販売といった「ものづくり以外の仕事内容」も製造業として含まれます。
業種や職種によって、製造するもの・仕事内容は異なるため、自分がどの仕事に携わりたいのか考えて、適したところを選ぶようにしましょう。
製造業で働くメリット・デメリット
では、製造業にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット
製造業で働くメリットには、まず「待遇・福利厚生が充実していること」があげられます。前述したように、製造業には各種手当が支給されるため、仕事の内容次第では高収入が期待できます。また、寮や社宅を完備している企業も多く、地方から働きに出てきても住まいにも困ることはありません。自分で住まいを探す手間が省けるだけでなく、企業が賃金を幾分か負担してくれる場合もあるので、経済的なメリットは大きいといえるでしょう。
また、「未経験でも働きやすいこと」もメリットとしてあげられます。学歴や実務経験が採用を左右することはほとんどなく、また実際に勤務している方々の年齢層も幅広いので、誰でも挑戦しやすい仕事といえるでしょう。
このほか、「コミュニケーションを取るのが苦手な方も安心して働ける」というメリットもあります。先述したように製造業の職種によっては、営業・販売の際に接客をすることもありますが、希望を出せばひとりで黙々と取り組める仕事に着手できます。そのため、製造業なら人と話すことが苦手という方も働きやすいといえます。
デメリット
製造業で働くデメリットには「同じ作業の繰り返し」という点があげられます。製造業では単純作業に取り組むことが多く、その内容が変わることはほとんどありません。そのため、人によっては飽きがきて退屈に感じてしまう可能性があります。しかし、淡々と仕事をこなすのが好きな人の場合は、さほどデメリットに感じることはないはずです。
製造業では立ち仕事がメインとなるため、「ある程度の体力が必要」という点もデメリットといえます。とはいえ、仕事内容によっては座って作業をすることもあります。また、同じ場所で長時間立ちっぱなしということは少なく工場内を移動することもあるため、強く心配する必要はありません。
まとめ
製造業は、他業種と比較して収入が高めの仕事です。また、各種手当も充実しているため、仕事内容によってはより高い収入が期待できます。さらに、製造業にはさまざまな業種・職種があり、自分に合った仕事を見つけやすくなっています。特別な資格や経験も不要なので、興味のある方はぜひ積極的に挑戦してみてください。