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2021/05/18

製造業勤務で取得すべき資格とは?を徹底解説

就職・転職

「製造業関連の資格」と一言でいっても、その種類はさまざまです。そのため、製造業で働くにあたり「どの資格を取得すればよいかわからない」と悩んでいる方もいるかもしれません。 そこで今回は、資格があるとよい理由をはじめ、製造業・工場で働くうえでおすすめの資格についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

製造業や工場勤務で資格があるとよい理由とは?

製造業や工場で働くにあたり資格を取得したほうがよい理由には、主に「スキルアップと年収アップにつながる」「転職がしやすくなる」の2つがあります。

 

スキルアップと年収アップにつながる

製造業や工場勤務で働く際に資格があると、「スキルアップと年収アップ」が期待できます。

まず、資格を取得するには当然のことながら、知識・技術を身につけるため勉強に励むことになります。資格取得に向けた学習は、製造業や工場にて従事するうえで役立つ知識・技術の習得につながるので、自ずとスキルアップが図れるのです。また、仕事内容によっては資格が必須なことも。さまざまな資格を取得すればその分携われる仕事が増えるので、キャリアアップにつなげやすくなります。

 

このほか、従事する企業によっては資格を取得することで年収アップも見込めます。なぜなら、製造業や工場勤務では、資格を取得していることにより手当が支給されるためです。毎月の給与がアップするほか、手当は継続して支給されるので資格がない方と比べると年収に開きが出てきます。さらにキャリアアップを実現できれば基本給もあがるため、資格を取得するに越したことはありません。

 

転職がしやすくなる

資格を取得することは、「転職がしやすくなる」というメリットももたらします。資格の取得を通して得た知識・技術は、ほかの製造業や工場勤務でも役立つ可能性が大いにあります。そのため、外部(ほかの企業)から評価を得やすくなり、転職を有利に進めやすくなるのです。

 

このほか、製造業や工場によっては特定の資格の取得を採用条件に掲げていることも。あらかじめさまざまな資格を取得しておけば、転職先の選択肢がグッと広がるため、自分に合った造業や工場を見つけやすくなります。

製造業・工場勤務で取るべきおすすめ資格

では、製造業や工場で働く場合は、具体的にどのような資格を取得しておくとよいのでしょうか?

 

国家資格

製造業・工場勤務で役立つ国家資格には、主に「衛生管理者」「エネルギー管理士」「自動車整備士」「ボイラー取扱者」の4つがあります。

 

衛生管理者

衛生管理者は、労働安全衛生法に基づく国家資格のひとつです。一定規模以上の工場では衛生管理者を配置することが義務づけられているため、製造業における需要は高いといえます。

 

衛生管理者の資格は「第一種衛生管理者」「第二種衛生管理者」の2種類に分かれており、そのどちらも国家資格です。第一種衛生管理者の資格は全業種に対応しているため汎用性が高く、第二種衛生管理者に関しては主に金融業や情報通信業で重宝されます。そのため、製造業・工場の仕事に従事する場合は、第一種衛生管理者の資格を取得するようにしましょう。

 

なお、資格取得にかかる期間(勉強時間)は、第一種衛生管理者なら3ヶ月程度、第二種衛生管理者なら2ヶ月程度といわれています。

 

エネルギー管理士

エネルギー管理士は、経済産業省が管轄している国家資格です。燃料や電気の使用量が多い製造業・工場は、エネルギーの使用量に応じてエネルギー管理士を配置しなければなりません。具体的には、以下の条件に当てはまる工場が該当します。

・年間エネルギー使用量が3,000kl以上の工場(第一種エネルギー管理指定工場等)

・年間エネルギー使用量が1,500kl以上3,000kl未満の工場(第二種エネルギー管理指定工場等)


なお、エネルギー管理士の資格取得にかかる期間(勉強時間)は、ある程度の知識があれば3ヶ月~6ヶ月程度といわれています。知識がほとんどない場合は、1年〜4年程度かかると考えておきましょう。こうした点から、エネルギー管理士の資格を取得することは、燃料や電気の使用量が多い製造業・工場への就職を有利に進める武器になるといえます。

 

参照:省エネ法(工場等に係る措置)に基づく手続等の概要|経済産業省 資源エネルギー庁

 

自動車整備士

自動車整備士は、自動車を整備するうえで欠かせない国家資格です。取得すれば、自動車整備工場やディーラーのほか、中古車販売メーカーや損害保険会社へ転職する際にも役立てることができます。

 

自動車整備士の資格は1級〜3級の全3階級に分かれており、そこからさらに「3級 自動車ガソリン・エンジン整備士」「3級 自動車ジーゼル・エンジン整備士」などと細分化されていきます。

1級 自動車整備士の資格を取得すると携われる整備の範囲が広がりますが、自動車整備士の資格を持っていない方は3級から順を追って取得していかなければなりません。飛び級での受験は不可能なため、その点はあらかじめ押さえておきましょう。

なお、3級 自動車整備士の資格取得にかかる期間(勉強時間)は知識量によって異なるため、一概にはいえません。働きながらでも勉強時間を十分に確保し、日々勉学に励めば取得は可能です。

 

ボイラー技士

ボイラー技士は、衛生管理者と同じく労働安全衛生法に基づく国家資格のひとつです。「二級ボイラー技士」「一級ボイラー技士」「特級ボイラー技士」の3つに分類されます。二級ボイラー技士は伝熱面積25㎡未満、一級ボイラー技士は伝熱面積500㎡未満、特級ボイラー技士はすべてのボイラーの取扱作業主任者になることが可能です。

 

仮に二級ボイラー技士の資格を有している場合、伝熱面積25㎡未満の工場であれば十分に役立てられますが、伝熱面積25㎡以上の工場だと資格が活かせなくなってしまいます。そのため、就職を希望する工場が決まっているのであれば、伝熱面積がどれほどかあらかじめ確認したうえで資格取得を目指すようにしましょう。

 

なお、二級ボイラー技士の資格取得にかかる期間(勉強時間)は、独学であれば3ヵ月程度(勉強を1日2時間した場合)といわれています。

 

参照:~ボイラーの安全管理について~|厚生労働省

 

 

学科試験+実技試験で取得できる「技能講習」

学科試験と実技試験の両方に合格することで取得できる資格には、「ガス溶接」「フォークリフト運転技能者」「玉掛け技能者」「アーク溶接」の4つがあげられます。

 

ガス溶接

ガス溶接は、ガスを用いて鉄を接合・加工する際に必要な資格です。この資格は製造業以外の業種で溶接作業を行う際にも役立てられるため、アーク溶接と同じく取得するに越したことはありません。

なお、ガス溶接の資格取得にかかる期間(勉強時間)は、ガス溶接技能講習は学科8時間、実技5時間の合計13時間の講習があり、学科の修了試験に合格する必要があります。

修了試験は全体の6割以上、3科目のそれぞれが4割以上の正答が合格基準となっています。講習をしっかりと受講していれば、比較的パスしやすい資格とは言われています。

 

参考:溶接の資格の種類と取り方・難易度・費用~資格なしでも働ける?

 

 

フォークリフト運転技能者

フォークリフト運転技能者は、大荷重1トン以上のフォークリフトを操縦する際に必要な資格です。フォークリフトは、主に倉庫や工場で荷物を運搬する際に使用されるため、取得しておきたい資格といえます。

フォークリフト運転技能者の学科試験は、講習をしっかりと受けていれば合格しやすいといわれています。そのため、まったく知識がなくても講習のみ(35時間程度)の勉強時間で資格を取得できる可能性があります。

 

なお、フォークリフト関連の資格には「フォークリフト特別教育」もあり、これは大荷重1トン未満のフォークリフトを操縦するうえで必須の資格です。

 

参照:フォークリフトの安全な作業のために|厚生労働省

 

 

玉掛け技能者

玉掛け技能者は、重量のある荷物や部品などをクレーンで運ぶ際、荷物にフックを掛けたり外したりするときに必要な資格です。クレーン玉掛けは危険が伴うため、資格を持っていないと対応することができません。

 

玉掛け技能者の資格は、学科・実技の講習を受けたのち、筆記・実技の修了試験に合格することで取得できます。講習をしっかり受けていれば、苦戦することなく合格できるでしょう。ただし、実技の修了試験に合格するには練習の積み重ねが必須になるので、実技の講習には積極的に参加することが大切です。

 

アーク溶接

アーク溶接は、電気の放電を利用して金属をつなぎ合わせる際に必要な資格です。一般的な溶接を行うにあたり必要になるため、取得しておいて損はありません。

 

アーク溶接の資格は、講習をしっかり受けていれば取得できるといわれています。学科講習は2日間で11時間、実技講習は1日間で10時間あり、講習の最後に修了試験が実施されます。仮に試験に落ちてしまった場合、1年間は再受験における講習受講が免除されるので、気軽に再チャレンジすることが可能です。

 

まとめ

製造業・工場勤務で働くにあたり、資格の資格は必須ではありません。未経験・無資格であっても働くことは可能なものの、それだと着手できる仕事が限られてしまいます。

資格を取得しておけば着手できる仕事が増えるうえに、スキルアップや給与アップにもつながります。そのため、製造業・工場で働く際は積極的に資格を取得するのが賢明です。今回ご紹介した9つの資格を参考に、自分に必要な資格の取得にチャレンジしてみてください。