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ガクチカの書き方の極意! 学生時代に部活に打ち込んだ芸人 ロングアイランドがガクチカを書いてみた! ー就活アドバイザー才木弓加さん監修ー
就活用語として定番であり、多くの企業で選考に使われている「ガクチカ」。希望企業へ提出するエントリーシートを書く上で、ガクチカで悪戦苦闘している就活生も多いのではないでしょうか? そこで今回は、芸人、ロングアイランドにご協力いただき、実際におふたりに書いてもらったガクチカを就活アドバイザーの才木弓加さんがチェック! ガクチカを書くコツから、面接官を惹きつけるポイントまで徹底的にレクチャーしてもらいました!
そもそもガクチカって何?
ガクチカとは「学生時代に頑張ったこと、力を入れたこと」の略称です。就活の際、志望動機や自己PRと並びエントリーシートや面接での定番の質問になっています。
企業側がガクチカを聞く意図はズバリ、あなたが物事に対してどのように考え、どのような態度で取り組むのかを理解してもらうためです。さらに、ガクチカを通じて熱意や意欲も伝えられれば完璧です。
さて、ロングアイランドのガクチカは企業を惹きつけるような魅力的なものになっているのでしょうか?
ロングアイランド
太田プロダクション所属のお笑いコンビ。ボケ担当の松尾 侑治さん(写真左)とツッコミ・ネタ作り担当の松原 ゆいさん(写真右)が、2016年に結成。お笑い界のホープとしてブレイクが期待されている。ふたりは野球の強豪校として知られる大阪の桜宮高等学校野球部出身の同級生。日本テレビ「ものまねグランプリ ~ガチの歌ものまねNо.1決定戦!~」では、松尾さんが定評のあるその見事な歌唱力を披露するなど、“歌”でも注目を浴びている。ちなみに松原さんの弟は、読売ジャイアンツ所属のプロ野球選手・松原聖弥選手。
Twitter:@uyuji0301(松尾さん)、@yuihahaha3(松原さん)
YouTubeチャンネル:【太田プロ 】ロングアイランドの島民ch
才木弓加さん
大学で兼任講師を務めるかたわら、自ら就職塾「才木塾」を主宰し、直接学生への指導にあたる。長年のキャリアに基づいた独自の指導方法は、徹底した自己分析を行うのが特徴。最新の就活トレンドに適応したオンライン就活の指導にあたる。
著書に『Web面接 オンライン面接の必勝法』、『面接担当者の質問の意図』、『面接&エントリーシート』(以上、マイナビ出版)のほか、『就活 自己分析の「正解」がわかる本』、『まるごとわかるオンライン就活 #コロナ就活ここが知りたい! 2023年度版』(ともに実務教育出版)『サプライズ内定 なぜ彼らは大手企業に内定できたのか!』(角川マガジンズ)など多数。
笑い一切ナシ! これがロングアイランド本気のガクチカだ!
ロングアイランド・松尾侑治
私が学生時代に打ち込んだことは野球です。
小学2年生から高校3年生までの10年間やり続けました。
幼少期から目立つことしか考えない性格で少年野球に入団した日からピッチャーをやらせて欲しいと監督に直談判しました。数ヶ月ほどピッチャーをやっていましたがマウンド上でも喋るような状態を見た監督からキャッチャーに行けと言われました。
はじめは嫌々やっていましたがやるにつれてチームプレーの大切さや与えられた役割を考える楽しさが芽生えてきました。
キャッチャーはひとり反対側を向いて野球全体を見てプレーしたり、ピッチャーが何を投げたいのか、バッターは何を待っているのかなどを考えます。
そういった経験から視野を広くしてみたり、人の気持ちを考えられる人間に少しはなれました。
ロングアイランド・松原ゆい
私が力を入れたことは部活動です。
小、中では少年野球チームに、高校、大学では野球部に所属していました。ここでは高校時代について書かせていただきます。
私は部員120人のマンモス野球部、大阪市立桜宮高校の野球部に入部しました。高2の秋、新チームの始動と共にセカンドのレギュラー争いに勝ち、私はセカンドのレギュラー背番号の4番を秋季大会で背負いました。
しかし、私はその喜びと達成感から自惚れてしまいました。努力も今までほどする事はなく、手に入れた背番号4に酔っていました。そんなある日、自分の調子が落ちていき、ピッチャーからセカンドにコンバートしてきた突然のライバルに次の大会で背番号4を奪われました。
結局そこからどれだけ頑張っても最後まで彼からレギュラーを奪い返す事はできませんでした。
その経験から、自惚れると簡単に堕ちていくという事を学び、上手くいってる時こそ冷静で居られる人間になろうと決意しました。
松尾さん「ガチで書いてきました。自信? ありますよ。100点満点。我ながらよく300字でまとめられたなと!」
松原さん「僕も70点くらいの自信はありますね。足りない30点は最後のまとめかた。どう締めたらいいのかわからなくて。それでも真剣に考えて書きました」
才木さん「マネージャーさんが書いてきたのかと思うぐらいきちんとしていたので驚きました」
才木さんからの高評価に喜ぶ二人。でもその姿を横目に才木さんは「でも…」と続けます。
才木さん「おふたりのガクチカは就活を始めたばかりの学生が書くエントリーシートそのもの。間違ってはいないのだけど、1年後もこのままじゃ確実に内定は取れません」
ロングアイランドのガクチカ。NGポイントとは!?
ロングアイランドがガクチカで書いてきたのは「野球部での活動」。これはふたりが持つ最大の武器だと才木さんは話します。
才木さん「十年以上も野球を続けてきたというのが最大の武器なんです。なのにおふたりのガクチカは自分がやってきたことをただ羅列しているだけ。そもそもガクチカの目的がわかっていませんね」
松尾さん・松原さん「え、何がダメなんやろ?」
才木さん「ガクチカは、それを通じて自分のいいところを企業側に伝えるのが目的です。『自己PRをお願いします』と言われると自分の長所がいえるのに、ガクチカと言われるとどうしても打ち込んだことや、そのときの様子を話してしまう就活生が多いですが、これでは、まるで意味がありません。ガクチカを通じて、自分の良さを伝えることが大切です」
ガクチカの極意①「結論→理由→具体例」で書くべし!
では、どのようにしてガクチカを書けばよいのでしょうか? まず教えてくれたのは、文章の組み立て方。
才木さん「質問に対して結論を後回しにして、ダラダラ話す人っていますよね? でも、それだと、相手は話がまったく見えてきません。例えば学生時代に打ち込んだことを聞かれているのに『私は週3回お店で働いているのですが…』と話し始める就活生が本当に多いんです。おふたりが、もし好きな季節を聞かれたらどう答えますか?」
松原さん「夏です。が正解だと思います。でも『海が好きで、開放感がある感じが好きなので夏が好きです』って答えちゃうかもしれない」
才木さん「それって非常にわかりにくいんです。特に面接やエントリーシートは時間や文字数が限られています。まず結論を伝えないと答えがぼんやりしてしまって相手に届きません。何が言いたいの? って読む気や聞く気が薄れてしまうんです」
松尾さん「本もそうですもんね、見出しや最初の何行で心を掴まないと読んでもらえない」
才木さん「その通りです! これについてはおふたりともクリアしていると思います」
一番大事な『理由』は自分の過去の中にある
ロングアイランドのガクチカが、「野球」という『結論』からしっかり書けていたのにも関わらず、その後が、理由ではなく、部活の様子のただの羅列になってしまったことが残念だという才木さん。
才木さん「誰かに『オススメの旅行先はありますか?』と質問したときに、北海道と教えてもらったら『なぜですか?』って聞きますよね。その理由を聞いて初めて納得したり、興味を持つからそこへ行こうと思うわけで、理由も聞かずに行こうと思う人はいない。それと同じなんです」
松原さん「なるほど。僕たちは野球部の活動を続けてきた理由を書かなきゃいけなかったわけですね」
才木さん「その通り。特に大学時代は部活だけでなくサークルやバイトなど色々なことがある中で、なぜ野球に打ち込んだのか。その理由が大事なんです」
松原さん「高校でレギュラーを奪い返せず、悔しい思いをしたので今度こそはと思って。でいいんですか?」
才木さん「そうそう、それです。理由を書けない人が多いけれど、必ず過去の経験には理由があるんです。でもその自分史を振り返るには時間がかかります。すると、それが嫌になる→このままでいいと開き直る→面接で落ちる→自分にはインパクトがないと思い込む→就活に失敗、という負の連鎖に陥ってしまうんです」
▼就活の負の連鎖
ガクチカの極意②「心から打ち込んだこと」で書くべし!
ガクチカを書くとき、つい陥りがちなのが「インパクト狙いで話を作り上げてしまうこと」だと才木さん。香川県出身の就活生の話をたとえに、失敗談を教えてくれました。
才木さん「その就活生は、香川県の伝統芸能である獅子舞に力を入れたとガクチカに書いたんです。獅子舞というだけで目に留まると思ったんでしょう。でも実際はやっていなかった。結局、面接官からの、なぜ? どうして? どんなことを? という質問に答えられなかった。もちろん結果はお見送りです」
松原さん「でも、部活とかの話ではありきたり過ぎて、他の就活生の中に埋もれちゃうんじゃないか、と心配になる気持ちもわかりますね」
才木さん「それが、そもそも勘違いなんです。本当に力を入れてきたことならどんな質問にも答えられるはずですし、たとえば同じ野球でも、『なぜ打ち込んだのか』という理由の部分はひとり一人違うはずです。
そこを理解せずに、他の就活生の中に埋もれてしまうのではという気持ちから、話を盛ったり作ったり、インパクトだけを重視して話をしてしまうんです」
松原さん「つい自分は何もやってこなかったと思いがちだけど、誰にでも当たり前のようにしてきた“光る何か”が必ずあるということですね」
松尾さん「でも、相方はレギュラーのときもあれば補欠のときもありましたけど、僕はずっと補欠(笑)。それはさすがにアピールにならないですよね?」
才木さん「そんなことはありません。人事はレギュラーか補欠かなんて注目していませんよ。最初にも言いましたがふたりの武器はずっと野球を続けてきたことです。それは、長い時間、ひとつのことに頑張って取り組むことができるということ。そこを企業側は、他の仕事も納得してやらせれば続けられるんじゃないか、と見てくれるわけです」
松尾さん・松原さん「野球続けてきてよかったーー!!」
才木さん「もちろん、ひとつのことを長く続けていればなんでもいいというわけではありません。大切なのは、本当に心から打ち込んだ過去の経験から、自分が何を学んだかを伝えること。決して結果や成果にこだわる必要はないのです」
ガクチカの極意③自分の良さや特徴を具体的な例で書くべし!
より自分という人間をわかってもらう、興味をもってもらうためにも「具体的な話」が大切になってくるのだとか。
才木さん「松原さんはどうして大学時代も野球を続けようと思ったんですか?」
松原さん「中高時代に結果が出せず、悔しかったので大学でも野球を続けようと決めました。その中で継続する力が身についたのではないかと自負しております。そしてえっとー、以上です!」
才木さん「きちんと自己PRに着地させようとしてて立派です。それをもう少し具体的にできると、なお良いですね。
たとえば『練習が厳しいことも辛いこともあって辞めたいと何度も思いましたが、乗り越えてこそ結果に結びつくという中高時代の経験があったので、私はどんな苦労や壁も乗り越えて大学4年間も野球に力を注ぐことができました』という感じです」
松原さん「おぉぉ、すごい!」
才木さん「自分は継続力のある人間だということをアピールできれば次の段階では、『じゃぁ、それを証明できますか?』となります。そうなれば、実際に続けてきたという事実が強みになります。
ちなみに「継続する力がある」ことをアピールするときは、『どんなことでも継続できるのか?』という落とし穴に注意してください。ここで大事になってくるのが『自分で決めたことに対しては』という一文です。
これがあるだけで、自分で野球をやりたいと決めた、自分でこの仕事をやりたいと決めた、だから続けられるという意味になります。企業側にも『この人は自分で決めたことならどんな困難があっても乗り越えて継続できる人だから、そう簡単に止める人ではない』と受け取ってもらえるんです」
野球から歌の話へ!松尾さんのガクチカが激変!
松原さんのガクチカがどんどん整っていくのを聞きながら、落ち着かない様子の松尾さん。才木さんに「ではこれまでの話を踏まえて、改めて松尾さんにお聞きします。松尾さんが学生時代に打ち込んだことは?」と聞かれると野球ではなく、まさかの「歌」という回答が……。
松尾さん「私は大学時代に歌を専攻していたんですけど、そこで学んだのはフロントマンであること。みんなの前に立って自己表現することです。えー、一番学んだことが自己表現、自己解放みたいなことを学びまして、どんな場所でも恥ずかしがらずに自分を出すことを学びました。
また、元々自己中心的なと言いますか、なんと言いますか、自分のことばかりを考えてしまうところがあるんですが、えー、それも悪いことではないということを知りました……って、全然まとまらん。すみません!」
松原さん「才木さんが話は簡潔に、結論からって言われたこと全然覚えてないやん」
松尾さん「あ・・・」
才木さん「その通り(笑)。打ち込んだことは歌なんですね?」
松尾さん「はい、最初は歌が上手くなりたいというだけでしたが、色々な場所で歌わせてもらううちに考えが変わりました。たとえば結婚式場でみんなと讃美歌を歌って披露宴を盛り上げたり。ただ好きで歌っていたんですけど人に喜んでもらえるのがうれしくなって。でもそれを打ち込んだと言っていいのかな? わからなくなっちゃいました」
才木さん「松尾さんが考える、ご自身のアピールポイントはなんですか?」
松尾さん「私はこうです!と誰の前でも、どんな場面でも臆することなくハキハキ言えることだと思っていたんですけど……この講義の前までは……」
才木さん「松尾さんのガクチカはピッチャーからキャッチャーにポジションが変わって自分の役割が…という話でしたよね? 今、色々な場面で歌う機会があったという話を聞くと、非常に一致している点が多いと思いました。
キャッチャーというのは全体を見渡すことができ、それがきっかけで自分の役割を考えながらプレイに打ち込むことの楽しさを知ったみたいなことが書かれていたと思うんですが、歌もまったく同じではないですか?」
松尾さん「え?どこがですか??」
才木さん「結婚式場で歌うときの役割と、カラオケバトルで歌うときの役割は全然違いますよね? その役割を自分で見つけて果たすことができる人なんだなと思ったんです」
松尾さん「あ、ありがとうございます!」
松原さん「いや、ありがとうじゃなくて! それを自分で言いなさいってことよ!」
才木さん「つまり、松尾さんのアピールポイントは『常に自分の役割を見つけて、その役割を果たすことができる人間です』ということです。そこに具体例を加えれば完璧なガクチカなると思います。
たとえば、『高校時代にはピッチャーからキャッチャーへと変更になりましたが、自分のポジションが変わったときでも、きちんとその役割を果たすことができました。大学時代では歌に打ち込み、色々な場所で歌いました。披露宴では新郎新婦より目立ってはいけないですが、盛り上げる役割はしっかりと担いました』という具体例を出せば、企業側に『常にその場に合った自分の役割を見つけて果たすことができる人間だ』ということが証明できるのではないでしょうか」
松尾さん「それ、次の番組オーディションではそのまま使わせてもらいます!!」
才木さん「何度も言っていますが、ガクチカとは学生時代に打ち込んだことを通じて自分の魅力をアピールすること。ふたりの場合は、継続力や適材適所で自分の役割を見つけ仕事を全うする、という部分がアピールできれば成功だと思います
果たして完成したガクチカは?
才木さんの講義を受け、ロングアイランドのガクチカはどのように変化したのか? それではご覧いただきましょー!
(修正前)
ロングアイランド・松尾侑治
私が学生時代に打ち込んだことは野球です。
小学2年生から高校3年生までの10年間やり続けました。
幼少期から目立つことしか考えない性格で少年野球に入団した日からピッチャーをやらせて欲しいと監督に直談判しました。数ヶ月ほどピッチャーをやっていましたがマウンド上でも喋るような状態を見た監督からキャッチャーに行けと言われました。
はじめは嫌々やっていましたがやるにつれてチームプレーの大切さや与えられた役割を考える楽しさが芽生えてきました。
キャッチャーはひとり反対側を向いて野球全体を見てプレーしたり、ピッチャーが何を投げたいのか、バッターは何を待っているのかなどを考えます。
そういった経験から視野を広くしてみたり、人の気持ちを考えられる人間に少しはなれました。
(修正後)
ロングアイランド・松尾侑治
私が学生時代に打ち込んだことは歌を通じて自分の思いを伝えることです。
私が10年間続けてきた野球で辛い時はいつも歌に支えられていたので、今度はその歌で多くの人に喜びや幸せを届けたいという思いが強くありました。
大学時代には結婚式やイベント会場など様々なところで歌を歌う機会をいただだけるよう働きかけていました。その時々で私が歌を歌う目的や役割は違います
その役割を果たすためには、技術面の向上だけではなく、相手に何を伝えたいのかを自分自身で考えることが重要だと思いました。
常に自分の果たすべき役割が何かを考えることで、多くの人に歌を通じて喜んでもらうことができ、それが達成感につながっています。
(修正前)
ロングアイランド・松原ゆい
私が力を入れたことは部活動です。
小、中では少年野球チームに、高校、大学では野球部に所属していました。ここでは高校時代について書かせていただきます。
私は部員120人のマンモス野球部、大阪市立桜宮高校の野球部に入部しました。高2の秋、新チームの始動と共にセカンドのレギュラー争いに勝ち、私はセカンドのレギュラー背番号の4番を秋季大会で背負いました。
しかし、私はその喜びと達成感から自惚れてしまいました。努力も今までほどする事はなく、手に入れた背番号4に酔っていました。そんなある日、自分の調子が落ちていき、ピッチャーからセカンドにコンバートしてきた突然のライバルに次の大会で背番号4を奪われました。
結局そこからどれだけ頑張っても最後まで彼からレギュラーを奪い返す事はできませんでした。
その経験から、自惚れると簡単に堕ちていくという事を学び、上手くいってる時こそ冷静で居られる人間になろうと決意しました。
(修正後)
ロングアイランド・松原ゆい
私が学生時代に打ち込んだのは野球部の活動です。
それは、中学、高校時代に納得のいく結果を出すことが出来なかったからです
大学ではレギュラーを目指して、部活以外の時間も自主トレをするなど、自分の時間を全て野球に費やしました。思うような結果が出ない時も、中学、高校時代の悔しさをバネに練習を休むことなく、必死で練習に取り組みました。
しかし、残念ながらレギュラーとしてか活躍することはできませんでしたが、自分でやると決めたことを最後までやり通したことで学ぶこと得ることがいくつもありました。
それは、チームが一丸となって取り組むことの楽しさや一生付き合える仲間と出会えたことです。
才木さん「おふたりとも結論から書けていて、話もわかりやすくいいと思います! 300字で具体例を入れるのは難しいかもしれませんが、少し具体例を入れることで、相手に伝わりやすい内容になると思います。
松原さんであれば、大学の野球部で活躍するために、どのような努力をしたのか? 松尾さんであれば、歌をどのように学び、また練習したのか? それがあれば、おふたりとも即内定がもらえると思いますよ」
松尾さん・松原さん「クソー! またダメだったかーー!」
才木さん「もともとガクチカは何日も何度も時間をかけて、つくりあげていくものです。今日、この場所で、しかも短時間でここまで仕上げたおふたりは、さすがだと思いますよ」
松原さん「やったー、褒められた!」
松尾さん「いやー、でも本当にすごく自分のためになりました。これを本業の方にも活かせるように頑張ります! 相方が!」
松原さん「俺かいっ!!」
松尾さん・松原さん「才木さん、今日は本当にありがとうございました!」
才木さん「はい、こちらこそ楽しかったです。ありがとうございました」
ロングアイランドのふたり、授業を終えて……。
最後に、ロングアイランドのおふたりに、ガクチカの講義を受けてみての感想を聞いてみました。
ーーお疲れさまでした。講義を受けてみての感想は?
松原さん「いやー、ひたすら勉強になりました。就活はもちろんですけど、TV番組のエピソードトークをするときにも活かせそうです。例えば結論→理由→具体例という順番が大事という話なんてダウンタウンDXを思い浮かべました。浜田さんに結論を先に言ってもらって、そこから、なんで? どうして? って話が進んでいくんですけど、答えられなくて困ってる芸人さんが多いんですよ」
松尾さん「僕もよくトークが脱線するんで耳が痛かったです。なぜ? の部分を話そうと思っていたのに全然関係ない話をしちゃうとか。それを相方が修正してくれるのでなんとかなってるんですけど…」
松原さん「俺、その理由知ってるで。それは結論で嘘をついてるから、なぜ ? が話されへん。結論のときにかっこつけてるから掘られたときに何も話せへんだけやん。話は盛ったらあかんって才木さんも言ってたやろ!」
これから就活する学生にエールをお願いします!
松尾さん「アルバイトとか自分は特別なことをしていないと思う人も多いと思うんですけど、学生時代を振り返ったときに、打ち込んだことが、必ずひとつやふたつは必ずある。『自分には、何も特別なことはない』と思わずに自分の歴史を振り返ってほしいですね」
松原さん「僕は自分が野球しかやってこなかったことがコンプレックスだったんです。色々なことにチャレンジしている人の方が幅がある気がしてうらやましかった。だから、今日、才木さんに褒められて素直にうれしかったですね。
でも松尾と被っちゃいますが、部活やったことのない人も、きっと他に何かしらの経験をしていると思うし、まだまだこれから始めたって遅くない。色々なことを手広くやってみたら、ひとつやふたつ情熱を持って好きになれるものが見つかると思う。まだ見つかっていない人はどんどん探して欲しいですね」
今後のおふたりの活動内容はSNSをチェック!
自分たちのことをまだまだ売り出し中と話すロングアイランドさん。現在も芸人の傍、松尾さんは不動産関係で、松原さんはドン・キホーテで働いているそう。
松尾さん「学生時代は一緒にコンビニのバイトをしたこともあるんですよ」
松原さん「店長が同じ時間帯のシフトにしてくれたんですけど、それが深夜で。眠さに勝てず寝てるのがバレてクビになりました(笑)。絶対ガクチカに書けないやつです」
最後にこれからの夢を伺いました。
松原さん「僕は芸人として行けるとこまで全部行きたいですね。賞レース的なのものも含め、人気、知名度…すべてMAXを目指したいです」
松尾さん「僕はコンビ組んだときから言ってるんですけど芸人を利用して歌の方向へ行けたらと。歌手デビューしたいですね。それが今、一番早く叶いそうだったりするんですけど(笑)」
才木さんからも大学卒の芸人として、就活の講義をしたら絶対に学生から人気が出るとお墨付きをもらっていたロングアイランドのふたり。これから就活芸人としての新たな扉が開くかも!? そんなふたりの活躍はSNSをチェックしてくださいね。
日研なら、きっとあなただけの好きが見つかるはず!
ロングアイランドのおふたりが、学生時代の経験から自分だけの強みを見つけられたように、きっと誰しもが、可能性を秘めているはずです。自分には何もないと諦めるまえに、色々なことにチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。
全く興味のなかったことでも、実際にやってみたら、自分でも驚くぐらいの手応えを感じることだってあるかもしれません。
たとえば日研トータルソーシングで募集しているロボットエンジニアは文系・理系は問いません。強いて言えば「多彩な考え方・思考・才能」を持った、様々なタイプの方とお会いし、一緒に働きたいと考えています。
日研トータルソーシングでは22卒の新卒採用も積極的に行っております。エントリーも受付中ですので、興味がある人はこちらをご覧ください!
(企画・編集:株式会社LIG / 取材・執筆:根本聡子/ 写真撮影:山越隼)