RECRUITMENT

就活note!

就活note!は、ものづくり・製造業で就職・転職活動を有利に進めるためのノウハウが満載!
製造派遣会社総合満足度NO.1「日研トータルソーシング」がお送りする、お役立ち&暇つぶしコンテンツです。
2023/01/06

忍耐力の自己PR例文と効果的な言い換え|部活やアルバイトのエピソードをESにまとめる方法

就職・転職

就活でよく聞かれる質問のひとつに自己PRがありますが、「自分の強みがわからない」と口にする就活生は少なくありません。「部活には一生懸命取り組んできたけど、就活で話せるほどの結果を残したわけでもないし…」と、悩んでしまうことはありませんか? しかし、自己PRに盛り込むエピソードは、多くの人が感心するような「大きなできごと」である必要はありません。部活やゼミ、勉強、習い事などに粘り強く取り組んできた、そんな「忍耐力」も立派な自己PRの要素となるものです。 忍耐力はさまざまな仕事に活かされる特性であり、特に忍耐力が必要とされる職種や業界もあります。自己PRで忍耐力をアピールする場合の、例文や作成のポイントなどを見ていきましょう。

「忍耐力」は就活ESの自己PRに使える確かな強み

「忍耐力」は就活ESの自己PRに使える確かな強み

忍耐力はESや面接など就活の自己PRにおいて、確かな自分の強みとして提示できる要素です。忍耐力が企業から評価される理由には、次のような点が挙げられます。

 

●困難な状況であっても、あきらめずに根気強く取り組める

●一度決めたことを最後までやり切れる

●非難されるようなことがあっても打たれ強い

●ストレスに対する耐性が強い

●長期的に働き続けられる

●忍耐力は簡単には身につかない

 

どんな仕事であっても、何かしらのトラブルはつきものです。予想外のできごとが起きたときや、難易度の高い業務を任されたときなど、想定していたように進まない局面は多々あります。

 

そこで求められるのが忍耐力です。逆境に置かれてもあきらめず、最後までやりきろうと真摯に取り組む姿勢や、多少非難されてもへこたれないような打たれ強さやストレス耐性は、あらゆる仕事のベースとなります。多少何か意に沿わないことがあっても、長期間働き続けられるようなメンタルも評価されるポイントです。

 

一方、忍耐力は一朝一夕では身につくものではありません。だからこそ、忍耐力は企業にとって望ましい能力と位置付けられているのです。製造業のように、コツコツと継続して一定以上の品質を求められるような業界でも、忍耐力は高く評価されています。

 

実際に就活生・元就活生を対象に実施したアンケート調査でも、自己PRに反映しアピールした要素として、忍耐力は5位にランクインしました。

 

【調査概要】

●調査対象:就活生、新卒3年目までの元就活生

●調査人数:200人

●調査期間:2022年11月

 

自己PRに反映しアピールした自身の強みや特徴として、もっとも近いものを選んでください

自己PRに反映しアピールした自身の強みや特徴として、もっとも近いものを選んでください。

●コミュニケーション能力:15.5%

●継続力:15.0%

●行動力:11.5%

●協調性:10.0%

●忍耐力:9.5%

●傾聴力:9.0%

●問題解決能力:8.0%

●成長意欲:6.0%

●責任感:6.0%

●計画性:5.0%

●企画力:3.5%

●正確性:1.0%

 

>>【関連記事】新卒の自己PR例文一覧と書き方【傾聴力・行動力・継続力・忍耐力】|「ない」と悩む就活生は75%以上!

 

自己PR に反映する要素には数多くの選択肢がありますが、忍耐力は9.5%と、おおよそ10人に1人が自分の強みとしてアピールしています。

 

自己PRには、これまでに培われた忍耐力を具体的に示せるようなエピソードを盛り込むことが基本です。忍耐力をアピールする就活生は、実際にどのようなエピソードをもとに自己PRを作成しているのでしょうか? 具体的な例文を確認していきましょう。

 

>>【関連記事】自分の強みがわからない…見つけ方は?就活生の例文一覧

忍耐力の自己PR・例文とエピソード

就活生・元就活生を対象に実施したアンケート調査結果から、忍耐力をアピールする自己PRの例文について、3つのパターンのエピソードを紹介していきます。

 

●部活のエピソードを交えた自己PR

●ゼミ・勉強のエピソードを交えた自己PR

●継続力や粘り強さを示すエピソードを交えた自己PR

 

部活のエピソードを交えた自己PRの例文

忍耐力をアピールできる部活は、野球やサッカー、バスケットボールなどチームスポーツだけではありません。剣道や弓道のように地道な技術鍛錬が求められる競技や、吹奏楽のように日々の練習が必要とされる文化系の部活でも、十分に忍耐力をアピールするエピソードになります。

 

●やめたいと思うことがあっても、頑張って続ける力

●辛い状況に耐え抜く力

●地道にコツコツと取り組む力

●困難な状況に打ち勝って成果をつかむ力

 

このような自身の強みの裏付けとして、部活のエピソードは最適です。実際のアンケート調査では、次のようなエピソードが寄せられています。

●部活動を休んだ事が一回も無く、その結果最後の年の大会で全国大会へ進むことができました(メーカー/女性)

●学生時代に駅伝で長距離を走り、だれにも負けない忍耐力を身につけた(金融/男性)

●学生時代の部活動でスランプが何度もあったが、諦めなかった。諦めなければ結果は出ると実感した(営業/女性)

●小学生から高校まで体育会の部活を辞めずに続けた(ITエンジニア/男性)

●私は学生時代も運動部に属しレギュラーにはなれませんでしたがとにかく頑張りました(メーカー/男性)

●体育会の部活に所属していたので、部活を通じて学んだ事や経験を話しました(総合商社部品メーカー営業職/男性)

 

上述のような具体的なエピソードを盛り込んだ、自己PR文を紹介します。

忍耐力があることが私の強みです。中学校と高校の6年間の部活動を通じて、どんなにつらいことがあってもあきらめず、最後までやり遂げる力を身につけました。

私は中学校ではソフトテニス部、高校ではチアリーディング部に所属していました。中学校でも高校でも、練習の厳しさから辞めていく部員は少なくありませんでした。私も「ソフトテニスは自分は向いていないかもしれない」「チアを続けていてもこれ以上、上には行けないのではないか」と思ったことが何度もありました。しかし、ここで逃げ出したくないと、あきらめずに努力を続けた結果、中学のときのソフトテニス部でも、高校のチアリーディング部でも、関東大会に出場することができました。

部活を通じて培った忍耐力を御社でも活かしていきたいと思っています。

 

ゼミ・勉強のエピソードを交えた自己PRの例文

継続的な取り組みが大切となるゼミや勉強も、忍耐力をアピールする具体的なエピソードに向いています。「困難な状況でも粘り強く続けて成果を得る力」や「地道にコツコツと努力できる力」などをアピールするのに役立つでしょう。

 

実際のアンケート調査では、次のようなエピソードが寄せられています。

●簿記の資格を取るために、一日12時間勉強した(IT、小売/男性)

●研究室で良い結果が出るまで粘り強く研究を続けて、後輩に繋げられる成果を出すことに成功した(IT/女性)

●実験を何度繰り返しても思うような結果が出ないことばかりで挫けそうになりました。しかし、先生や先輩、同期の仲間達に励まされたり、助言をいただいたりしたことで忍耐強く実験を続けることができました(メーカー/女性)

 

具体的なエピソードを盛り込んだ、自己PR文を紹介します。

私の強みは忍耐力があることです。思うような結果をなかなか得られないときでも、私はあきらめることなく努力を続けていくことができます。

私は卒業論文のテーマにアメリカの保険制度を選び、研究に取り組んでいました。しかし、なかなか詳細な資料を見つけることができず、英語の論文を読む必要性もあったことから、難しさを感じていました。そのため、テーマを変更することや簡単にとりまとめて終わりにしてしまうことも頭をよぎりました。

しかし、一度始めたことは最後までやり遂げたいと決心し、国や言語を問わずさまざまな大学の図書館の資料を取り寄せたところ、知りたかった内容に関する資料も見つかり、自分のなかで納得できる結論を得られ、卒業論文としてまとめることができました。

御社でも忍耐力を活かし、任された仕事は困難なことがあっても、責任を持って取り組んでいきたいと考えています。

 

継続力や粘り強さを示すエピソードを交えた自己PRの例文

忍耐力をアピールするエピソードは、部活やゼミ、勉強といったジャンル以外でも、継続力や粘り強さを示せます。

 

習い事や趣味、生活習慣についてなど、実際のアンケート調査では、次のようなエピソードが寄せられています。

●幼い頃から、剣道をしており厳しい練習にも耐えてきたので、忍耐力にはとても自信があります(製造/男性)

●親の海外転勤がきっかけで高校生活を合計で5年間送ってきましたが、専門学校に入学したい思いがあったので学年が下がっても途中で投げ出さずに目標を持って卒業した(製造業/女性)

●毎日1時間のウォーキングを継続していた(営業/男性)

●何事にも粘り強く取り組むことが出来ます。学業や資格試験に限らず、家事や趣味にも全力で取り組んでいます(エネルギー関係/女性)

 

具体的なエピソードを盛り込んだ、自己PR文を紹介します。

忍耐力があることが私の強みです。私には地道にコツコツと継続していく力があります。

私は学生時代、自宅から大学まで毎日、新幹線を使って2時間かけて通学していました。決まった新幹線に乗らなければ遅刻してしまうため、普段は最寄り駅まで自転車で行っていたのですが、雨の日にはバスが遅れても間に合うように早めに家を出なければならず、さらに時間がかかっていました。

前日に遊びに行って寝不足のときなど、心が折れそうになるときもありましたが、高い定期代を負担してくれている両親のことを思うと休むわけにはいきません。これまで1日も休むことなく通い続けました。

御社に入社した後も地道に大学に通ったことで培った忍耐力を活かして、仕事を休むことなく、コツコツと業務に取り組んでいきたいと考えています。

忍耐力の自己PR・書き方のポイント

忍耐力をアピールする自己PRの例文を見てきて、少しずつイメージが沸いてきたのではないでしょうか? 実際に自己PRを書くにあたり、押さえておきたいポイントを紹介していきます。

 

●PREP法を取り入れてわかりやすくまとめる

●面接でも1分間で話せる「400文字ほど」が目安

●苦しい状況を耐えてきた背景を明確に伝える

●よりポジティブで積極的な印象の言葉に言い換える

 

PREP法を取り入れてわかりやすくまとめる

自己PRの文章をまとめるときには、PREP法で作成すると要点が伝わりやすくなります。

 

PREP法とは、以下の頭文字から名づけられた手法で、この順番を型とすることで論理的な文脈が構成されます。

●結論(Point)

●理由(Reason)

●具体例(Example)

●結論(Point)

 

まず結論として自分の強みは忍耐力であることを示し、その理由や具体的なエピソードを交え、最後に再度、自分の強みを念押しします。入社した場合に、忍耐力をどのように活かせるかを添えるとさらによいでしょう。

 

面接でも1分間で話せる「400文字ほど」が目安

エントリーシートなどの自己PR欄の文字数に指定がない場合には、300~400文字を目安とするのが一般的です。

 

アナウンサーが1分間で話す文字数も300~400文字とされています。この文字数で作成しておくと、面接でも無理なく、理路整然と話せるでしょう。

 

苦しい状況を耐えてきた背景を明確に伝える

忍耐力を示すエピソードでは、具体的にどのように困難な状況であったのかを盛り込むだけではなく、置かれた状況から安易に逃げることなく耐えてきた背景を明確に伝えることが大切です。

 

困難な局面に打ち勝ってきた原動力などを示すことでエピソードに説得力が増し、採用担当者にとっても人柄を推し量る材料になります。

 

よりポジティブで積極的な印象の言葉に言い換える

忍耐力は、その言葉から連想される「耐え忍ぶ」「言いたいことを言わずに我慢する」といったイメージから、ともすれば受け身な印象を与えてしまうこともあります。企業によっては、「忍耐力」の言葉を用いずに、ポジティブな表現に言い換えたほうが向いているケースもあるでしょう。

 

忍耐力をポジティブな表現に言い換える例を紹介します。

●粘り強く最後まで決して諦めない

●辛い状況におかれても前を向くことができる

●心身ともにタフである

●ここぞの場面でのスタミナがある

●努力を継続し続けられる

●困難な状況をものともしない

●あきらめずに成し遂げる

●根気強くやり抜く力がある

忍耐力が評価される・活かせる職業や業界

採用活動にて、企業が学生に求める特性は職業や業界によって異なります。一般的に忍耐力を強みとする就活生が評価されやすい職種・業界にも目を向けてみましょう。

 

消防・警察官

消化活動や救助活動を行う消防官や、街の安全を守る警察官は、体力や忍耐力が欠かせない仕事です。いずれも厳しい規律のもとでの長時間の活動を伴い、困難な状況下であっても任務を確実に遂行することが求められます。

 

看護・医療

看護など医療関係の仕事は、精神的にも体力的にも忍耐力が必要とされる仕事です。人の命にかかわり、ミスなく業務を遂行することが絶対となるため、一通りの仕事を覚えるまでは先輩などから頻繁に注意を受けても真摯に受け止めていく姿勢も求められます。立ち仕事が中心なため、肉体的なタフさも大切です。

 

製造業

製造業も、忍耐力が活かされる代表的な職種です。ライン作業など地道な作業を繰り返す現場では、正確さとコツコツと取り組む姿勢が求められることから、忍耐力は欠かせません。テクノロジーは日々進化するため、新しい技術を習得するための地道な努力も必要です。

 

なお、製造業には「きつい」「汚い」「危険」というイメージがありますが、いまでは多くの企業において改善されています。職場環境の整備に注力し、きれいな作業場や休憩室を備えている企業が大半であり、産業用ロボットやFA機器による自動化が進んでいることから、危険を伴う作業や単純な作業も減っています。

 

社会の役に立つ「ものづくり」の提供を通じて得られる自己肯定感は、忍耐力をもって課題に取り組んできた学生にとって格別な喜びとなるでしょう。

まとめ

忍耐力は就職活動の自己PRにおける確かな強みとなる要素であり、実際に仕事に就いてからも大いに役立つ特性です。実際に忍耐力を自身の強みとしてアピールしている学生も多く、医療や製造業など高く評価される業種もあります。

 

自己PRを作成するときには、PREP法を基本として具体的エピソードを盛り込み、400文字ほどで論理的にまとめましょう。困難な局面に打ち勝ってきた原動力などを示すエピソードを交え、あなたらしい自己PRを構成してください。

 

また、仕事や専攻についての悩み相談や、適職診断は「AIさくらさん」もぜひご利用ください!

 

>>AIさくらのQ&A

 

 

日研トータルソーシングでは新卒採用も積極的に行っております。興味がある人はこちらをご覧ください!

 

みなさんのご応募、お待ちしています!

25新卒採用中

This will close in 0 seconds