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2023/02/21

協調性の自己PR例文と効果的な「言い換え」|部活やサークルのエピソードをESにまとめる方法

就職・転職

就職活動の自己PRとする自分の強みを考えたとき、「協調性」に着目する学生は多いでしょう。しかし、「これといった実績がない」「尖った強みとして評価されないのでは?」と、自分がアピールすべきは協調性で本当に良いのか、悩んでしまうことはありませんか? しかし、協調性は実際に多くの就活生がアピールしている要素であり、多くの企業が求める能力でもあります。 協調性はさまざまな仕事に活かされる特性のひとつで、特に協調性が求められる職種や業界もあります。自己PRで協調性をアピールする場合の、例文や作成のポイントなどを見ていきましょう。

「協調性」は就活ESや履歴書の自己PRに使える長所

「協調性」は就活ESや履歴書の自己PRに使える長所

協調性に優れた人材は、多くの企業の採用活動において高く評価されるため、就活の自己PRにおいて、確かな自分の強みとして提示できる要素です。

 

企業が協調性のある人材を求めるのは、主に次に挙げる点が期待されていることによります。

 

●社内外で良好な人間関係を築ける

●明るい対応で職場の雰囲気が良くなる

●意思の疎通を図りながら業務を進められる

●積極的にコミュニケーションをとり、意見交換が活発になる

●相手の意見を否定せず、一度受け止めてから交渉できる

●周囲と協力し合い、円滑に業務を進められる

●チームをまとめて牽引していける

●経営理念を受け入れ、企業文化に溶け込むなど組織を優先できる

 

世の中には、一人で完結する仕事はほとんどありません。多かれ少なかれ、社内の同部署や他部門のメンバー、あるいは他社の担当者と連携しながら推進していく業務が大半です

 

そうした多くの人との関わりのなかで、コミュニケーションを円滑に図りながら業務を進めていくために、協調性は欠かせない要素です。特に新卒採用の場合、入社後は研修からスタートするため、教育担当者から業務内容をスムーズに習得していくためにも協調性が求められます。

 

一人で黙々と作業を行うイメージのある、製造業などの現場においても同様です。作業工程の一部を任されるベースには、他のスタッフとの連携能力があります。

 

実際に就活生・元就活生を対象に実施したアンケート調査でも、自己PRに反映しアピールした要素として、協調性は4位にランクインしました。

 

【調査概要】

●調査対象:就活生、新卒3年目までの元就活生

●調査人数:200人

●調査期間:2022年11月

 

自己PRに反映しアピールした自身の強みや特徴として、もっとも近いものを選んでください

自己PRに反映しアピールした自身の強みや特徴として、もっとも近いものを選んでください。

●コミュニケーション能力:15.5%

●継続力:15.0%

●行動力:11.5%

●協調性:10.0%

●忍耐力:9.5%

●傾聴力:9.0%

●問題解決能力:8.0%

●成長意欲:6.0%

●責任感:6.0%

●計画性:5.0%

●企画力:3.5%

●正確性:1.0%

 

>>【関連記事】新卒の自己PR例文一覧と書き方【傾聴力・行動力・継続力・忍耐力】|「ない」と悩む就活生は75%以上!

 

就活生の10人に1人が「協調性」を挙げており、多くの就活生が自己PRとして取り上げていることがうかがえます。

 

「協調性をアピールするエピソードがない」と悩んだら

就職活動のESなどに記載する自己PRには、その根拠となる具体的なエピソードを添えることがポイントです。その一方、「協調性をアピールするエピソードが思いつかない」と悩む就活生は少なくありません。

 

そもそも、自分の強みを明確にすること自体が難しいものです。自分の強みについて悩んだ経験の有無を尋ねた質問では、「ある」という回答が全体の8割近くを占める結果となりました。

 

自分の強みがわからず、悩んだ経験はありますか?

就職活動の準備段階に「自己分析」のステップがあることからも、「自分の強みがわからない」「根拠になるエピソードが思い浮かばない」といった悩みを就活生が抱えるのは当然ともいえるでしょう。

 

>>【関連記事】自分の強みがわからない…見つけ方は?就活生の例文一覧

 

しかし、過度に難しく考える必要はありません。自分の強みを示す根拠となるエピソードは、部活のキャプテン経験など「大きなできごと」や「実績」に限定されるものではないからです。

 

強みやエピソードがなかなか浮かばず悩んでいるなら、自己分析の一環として、自分史を作るのもおすすめです。自分のこれまでの歩みを、いま一度振り返ってみましょう。

 

>>【関連記事】自分史のESへの書き方とは?無料ワークシート・テンプレートや例文を紹介

 

では、ほかの就活生は「協調性」という強みを企業に伝えるために、どのようなエピソードもとに自己PRを構成しているのでしょうか? 具体的な例文を確認していきましょう。

協調性の自己PR・例文とエピソード

協調性の自己PR・例文とエピソード

就活生や元就活生を対象に実施したアンケート調査結果から抽出した、協調性を強みとする自己PRのエピソードを次の3つに分けて紹介し、例文を提示していきます。

 

●部活やスポーツのエピソードを交えた自己PR

●勉強やグループワークのエピソードを交えた自己PR

●アルバイトや留学経験での協調的なコミュニケーションを交えた自己PR

 

部活やスポーツのエピソードを交えた自己PRの例文

部活やスポーツのエピソードは以下のような特性から、協調性を強みとしてアピールしやすい経験になります。

 

●チームの輪を大切にできる

●阿吽の呼吸で通じ合えるよう、コミュニケーションを積極的にとれる

●チームをまとめて牽引していける

 

なお、ここでいう部活とは、サッカー部や野球部など運動部だけではありません。吹奏楽部など文化部も含め、「何の部活をやってきたか」という点よりも、「どのような経験をして、どのように仕事に活かせるのか」という点がポイントになります。

 

また、大会やコンクールなどで目ぼしい成績を挙げられていなくても構いません。部活への取り組みや、そこから得られた学びなど、実際の経験そのものがアピール材料になります。選手だけではなく、マネージャーとしての経験もサポート力やマネジメント力が評価されるポイントになるでしょう。

 

実際のアンケートでは、部活やスポーツに関連する協調性を裏付ける、以下のようなエピソードが寄せられました。

●過去に取り組んだ部活動でのキャプテン経験やアルバイトでの経験を記載しました(福祉業界/男性)

●幼い頃から野球、陸上とスポーツをしており、勝負事ではあるがそれよりも最終的にはチームメイトとの関係性がとても大事だと私は考えており、コミュニケーションを活発に取ってきました(メーカー/男性)

●部活のリーダーで部員にまとまりがなくて困っていた時に、それぞれの話を一対一で聞いて、部員にもそういう場を作った。結果、部活全体がまとまって試合で結果が出せた(営業/女性)

●部員が50人ほどいた部で活動し、レギュラーに入るため、競い合いながらも助け合うことで協調性についてはかなり身に付けられた(プロモーション/女性)

●私の強みは部活動で培ってきた協調性です。小学生の時から今まで野球を続けており、その中で仲間と共に何かを達成することの大切さを学びました(メーカー/男性)

 

上述のような具体的なエピソードを盛り込んだ、自己PR文を紹介します。

大学のサッカー部で培われた協調性が私の強みです。サッカー部の部長の経験を通じて、意見をとりまとめてチームを牽引していく力を身につけました。

当時、試合で個人の技術を活かしきれず、チームワークが課題となっていました。そこでミーティングで意見を募ったところ、「練習の始めのパス練習のペアが固定されているので、違う人と組む」「試合で積極的に声をかける」といった意見が出ました。そこで、パス練習のローテーション表を作ったところ、これまであまり個人的に話をしなかった部員同士がコミュニケーションをとる機会となり、チームの雰囲気がよくなりました。試合では率先して積極的に声をかけたところ、声を出しやすい雰囲気になりました。その結果、以前よりも得点ができたり、点を取られそうな場面で守れたりするなど、チームワークよく試合を戦えるようになりました。

部活で培った協調性を御社の仕事でも活かしていきたいと考えています。

 

勉強やグループワークのエピソードを交えた自己PRの例文

ゼミや授業のグループワークにて課題に取り組んできたエピソードや、メンバーとひとつのテーマについて話し合い議論を重ねた経験は、「相手の意見を否定せずに一度受け止めたうえで、自分の意見を伝える」「積極的にコミュニケーションをとる」「チームをまとめていく」といった面から、協調性をアピールする材料となります。

 

実際のアンケートでは、勉強やグループワークに関連して協調性をアピールする以下のようなエピソードが寄せられました。

●学生時代にどのようにして学問・研究に取り組んだか、仲間との協調性を大切にして勉強会を定期的に行ったと話した。人の意見について間違っていてもただ否定するだけじゃなくてこういった考えはいいけど~みたいな言い方にしたり、人のいいところを引き出すようにしたりと、そこからほかの意見につなげるようにした(メーカー/男性)

●授業や行事などのグループワークで互いに協力し合い、ひとつの課題を達成するために取り組んだ(飲食業/男性)

●ゼミで誰も意見を出さない空気のなか、自分の思いを伝えて相手の意向を引き出した(営業/男性)

●講義の際にグループワークがありました。指定されたグループは学年や学科がバラバラではじめは上手くまとまりませんでした。どうしたらこのメンバーで上手くやれるか考え、とにかくみんなの話をまず聞き肯定しつつすり合わせるように努めました。とにかく関係ないことでも話してみて話しやすい空気を作り、グループワークの話題へと移行していきました。結果としてグループワークでの発表は上手くいき、その後も仲良く遊ぶ関係になりました(事務職/女性)

 

上述のような具体的なエピソードを盛り込んだ、自己PR文を紹介します。

私の強みは協調性があることです。大学の授業のグループワークで、ひとつの方向に結論を導いていくために取りまとめた経験があります。

グループワークでは、出されたテーマに対してメンバーの意見が分かれ、方向性が明確に定まらないまま、中間発表を迎えてしまいました。このままでは最終発表のとりまとめが難しいため、みんなが納得のいくまで議論を尽くすことを提案しました。また、自分とは異なる意見であっても、全部を否定するのではなく、認めるべきところは認めたうえで、質問を投げかけるように心がけました。

その結果、みんなが意見を言いやすくなり、ざっくばらんな雰囲気で議論が進み、方向性がひとつにまとまりました。深堀りして話し合ったことで、最終発表では根拠性の確かさなどから高い評価を得られました。

御社に入社した後も、相手の意見を受け止めながら言うべきことは伝えて、協調性を持って仕事に取組みたいと考えています。

 

アルバイトや留学経験での協調的なコミュニケーションを交えた自己PRの例文

協調性をアピールする根拠となるエピソードは、学業や部活に限ったものではありません。アルバイトやサークルのイベント企画、あるいは留学経験、ボランティアなど、協調性をアピールできるエピソードにはさまざまなものがあります。

 

アルバイトで周囲のスタッフと協力して、スムーズに業務を進めた経験は、そのまま仕事でも役立つ協調性です。また、バイトリーダーはメンバーをマネジメントして牽引していく力をアピールできます。

 

あるいは、サークルのイベント企画で多様な意見をとりまとめ、無事成功に導いた経験も、コミュニケーションを積極的にとって推進していく能力のアピールに役立ちます。

 

実際のアンケートでは、協調性に関連するさまざまなエピソードが寄せられました。

●アルバイトでバイトリーダーとして、場を仕切っていた(番組制作/男性)

●大学時代にワーキングホリデーで海外生活の経験があり、言葉は違ってもひとつの目標に向かって協力することを学びました(商社/男性)

●サークルで後輩のサポートを担当して計画通りに進めながら学園祭の企画を行った(メーカー/女性)

●大学のゼミで地域社会の街おこしに3年間注力し、地元企業の方、役所の方とプロジェクトを立ち上げました(商社/女性)

●学生時代、留学に行っていたので、そこで強みである協調性を発揮した行動をしたことを話しました(IT業界/女性)

 

上述のような具体的なエピソードを盛り込んだ、自己PR文を紹介します。

協調性があることが私の強みです。私は飲食店のアルバイトでキッチンのリーダーを任されており、スピーディに注文された料理を提供していくため、スタッフが協力してスムーズに動けるように改善を重ねました。

まずは一人ひとりに、調理のオペレーションでやりにくいと感じている点や変えて欲しい点を聞き取って整理した後、スタッフ全員でミーティングを行いました。そして、変更しようと考えている点を伝えて、関連するスタッフの意見を聞いて調整を行いました。一度、話し合いの場を設けたことで、スタッフがお互いのことを気にかけてコミュニケーションをとりながら作業を行うようになり、提供時間の大幅な遅れがなくなり、キッチンの雰囲気もよくなりました。

こうした経験を活かして、御社でもコミュニケーションを大切にしながら、協調性のある行動をとって活躍していきたいと考えています。

協調性の自己PR・書き方のポイント

協調性の自己PR・書き方のポイント

協調性をアピールする自己PRの例文を見てきて、少しずつイメージが沸いてきたのではないでしょうか? 実際に自己PRを書くにあたり、押さえておきたいポイントを紹介していきます。

 

●面接でも1分間で話せる「400文字ほど」が目安

●PREP法を取り入れてわかりやすくまとめる

●「誰とでも仲良くなれる」に終始してはいけない

●よりポジティブで積極的な印象の言葉に言い換える

 

面接でも1分間で話せる「400文字ほど」が目安

エントリーシートなどで自己PRの文字数が指定されていない場合は、400文字程度にまとめるのが目安となります。400文字程度で簡潔に伝えるには、盛り込むエピソードは1つにしましょう

 

なお、アナウンサーが1分間で話す文字数も300~400文字とされています。この文字数で作成しておくと、面接でも無理なく、理路整然と話せるでしょう。

 

書き出しは「結論」!PREP法を取り入れてわかりやすくまとめる

自己PRを書く際にはPREP法を用いると、企業に伝えたい内容をわかりやすく論理的にまとめられます。

 

PREP法とは、以下の頭文字から名づけられた手法で、この順番に沿って「結論」から書き出すことが論理的な文脈を構成するポイントです。

●結論(Point)

●理由(Reason)

●具体例(Example)

●結論(Point)

 

まず「結論」として自分の強みは協調性であることを記します。次に、その強みを示す「理由」を挙げ、「具体例」となるエピソードを簡潔に述べます。

 

そして最後に、再度「結論」として自分の強みは協調性であることを念押しし、自分の強みである協調性を入社後にどのように活かせるか添えるとよいでしょう。

 

「誰とでも仲良くなれる」に終始してはいけない

協調性というと、「誰とでも仲良くなれる能力」というイメージが浮かぶかもしれません。確かに、協調性があって社内外の人と良好な関係が築ける人材は、採用において評価されるポイントです。

 

しかし、単に仲が良くなれても仕事にプラスになるとは限りません。ビジネスにおいて期待されることは、立場や意見が異なるメンバーとの協力や、円滑な意見調整を経て、業務を遂行するために良好な人間関係を築ける能力にあります。

 

就職活動では、「誰とでもすぐ仲良くなれる」という友達感覚だけをアピールするのは避けましょう。

 

「従順」ではなく「主体的な協調性」がイメージされる言葉に言い換える

「協調性」は仕事をするうえで重要な能力ではありますが、ともすれば従順な印象や受け身な印象を与えてしまうことがあります。そこで、協調性のある行動を「主体的に」とれることを示すために、以下のような言葉に言い換えることも検討しましょう。

●意見を取りまとめて連携して取り組む力

●相手の意見や立場を踏まえて交渉する力

●異なる意見を取りまとめて解決する力

●周囲と協力しながら成果を上げる力

●周囲の意見を取り入れて成長につなげる力

協調性が評価される・活かせる職業や業界

協調性が評価される・活かせる職業や業界

協調性は多くの企業で評価される能力ですが、具体的にどのような業界で重視されているのでしょうか?協調性が特に強く評価される職種・業界を紹介していきます。

 

公務員

協調性が重視されやすい職種の代表といえるのが公務員です。

 

昨今では、筆記試験重視から面接による人物重視に切り替えている自治体が多いとされています。各部署で連携して業務を進めていくために協調性が必要とされるだけではなく、住民の話に耳を傾けることが求められる仕事でもあるためです。

 

看護・医療・保育

看護などの医療や保育の現場では、スタッフが連携して業務を行う局面がほとんどであるため、協調性は欠かせない能力です。

 

たとえば、看護師は連携してバイタルチェックや注射・採血、点滴、巡回、診療補助などの業務を担い、チーム医療が重視されていることから他の専門職種との関わりもあります。また、保育士は低年齢のクラスでは複数名で受け持つ体制が大前提です。

 

製造業

製造業も、協調性が活かされる代表的な職種です。

 

製造業の現場では、効率よく作業を進めていくために他のスタッフとのコミュニケーションを大切にできるなど、協調性は高く評価される能力です。経験を積んでいくと、後輩の作業状況に気を配り、フォローしていくことも求められます。

 

なお、製造業には「きつい」「汚い」「危険」というイメージがありますが、いまでは多くの企業において改善されています。職場環境の整備に注力し、きれいな作業場や休憩室を備えている企業が大半であり、産業用ロボットやFA機器による自動化が進んでいることから、危険を伴う作業や単純な作業も減っています。

 

多くの人の役に立つ「ものづくり」の提供を通じて得られる社会貢献の実感は、協調性をもって課題に取り組んできた学生にとって格別な喜びとなるでしょう。

まとめ

協調性は就職活動の自己PRにおける確かな強みとなる要素であり、実際に仕事に就いてからも大いに役立つ特性です。実際に協調性を自分の強みとしてアピールしている学生も多く、公務員や製造業など高く評価される業種もあります。

 

自己PRを作成するときには、PREP法を基本として具体的エピソードを盛り込み、400文字ほどで論理的にまとめましょう。主体的な行動をもって周囲を調整しながら円滑に業務を進めていけることを示すエピソードを交え、あなたらしい自己PRを構成してください。

 

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