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マインドマップでの就活の自己分析のやり方!項目やノートへの書き方、アプリ・ツールも紹介
就職活動の準備段階として欠かせない自己分析。ノートや紙、ペンさえあれば、いつでも気軽に作成できるマインドマップは、自分自身の内面を深掘りし、自己分析に応用できる有効な手法のひとつです。
本記事では、就活で自己分析が重要視される理由を押さえたうえで、マインドマップの概要やメリット、やり方などを紹介していきます。
就活の自己分析に使える!マインドマップとは?
マインドマップとは、テーマに設定したキーワードに関連する言葉やイメージされる項目を放射線状に記し、内面をビジュアル化した図のことです。ビジネスの場では、アイデア出しやブレーンストーミング、プレゼンテーションなどに用いられています。
マインドマップは就活にも応用でき、自己分析に活用されている手法のひとつです。
マインドマップのやり方は簡単で、ノートなどの紙やペンがあればすぐに始められます。また、マインドマップの作成では、文章ではなく「言葉」を書いていくため、取り組むハードルも高くありません。テンプレートやマインドマップツール、アプリなどを活用して作成する方法もあります。
自己分析のポイントは「就活の軸」と「自分の強み」
そもそも就活において、なぜ自己分析が重要視されているのでしょうか。その理由は、「就活の軸」を決めることや、企業に伝える「自分の強み」を見つける目的に求められます。
自分はどのような人間なのか、自己分析を通じて内面を深く理解するアプローチを経て、就活の軸や自分の強みが見えてきます。
就活の軸を決める
就活の軸とは、志望する企業や業界、仕事を選択するための指針となるものです。就職の軸を定めておくことで、自分のやりたいことやモチベーションがぶれてしまうことを抑制し、志望企業や職種とのミスマッチを避けられるようになります。
就職の軸は、志望動機の言語化や面接対策としても機能するほか、実際に面接の場で就職の軸そのものを聞かれることもあります。就職の軸は仕事に対する価値観でもあるためです。
就活の軸を決めるうえでは、自分が興味関心を持つ領域、あるいは自分の能力を活かせる業種や職種、仕事に求めるモチベーションなどを判断材料とします。自己分析を徹底し、自分の特性や価値観などを深掘りすることで、就活の軸が見えてくるのです。
>>【関連記事】就活の軸の決め方3つのポイントと例文一覧|面接での答え方は?
自分の強みを見つける
多くの就活生のなかから選考を勝ち抜いていくには、自分の強みの把握が欠かせません。
就活における自分の強みとは、仕事に活かしていける特性のこと。企業は自社で活躍する人材、あるいは自社の社風にマッチする人材を採用したいと考えるため、就活生の強みは絶対に知りたい情報であり、多くの面接で聞かれる質問でもあります。
しかし、自分の強みを見つけるのは、簡単なことではありません。実際に大多数の就活生は、自分の強みがわからずに悩んだ経験を持っています。
多くの就活生が悩んでいる、就活の軸や自分の強み。それらを見出すために、マインドマップを用いた自己分析が有効になります。マインドマップは、特に以下のような就活生におすすめです。
●自己分析をやってみたが、自分の強みや弱みを発見できていない人
●やりたい仕事を見つけられていない人
●どんな業界や企業を選んだらよいかわからない人
●自分がどんな人間か端的に言えない人
●自分が大切にしたい価値観を見いだせていない人
いずれかに当てはまる人は、ぜひマインドマップを作成してみましょう。作成を通じて、自分が日頃考えていることや大切にしている価値観などが明確化されます。
>>【関連記事】自分の強みがわからない…見つけ方は?就活生の例文一覧
就活の自己分析にマインドマップを取り入れるメリット
就活の自己分析にマインドマップを取り入れるメリットには、主に次の3点が挙げられます。
●自分の内面をビジュアル化できる
●新しい発想や気づきを得られる
●自分の特徴を多角的な視点から網羅できる
自分の内面をビジュアル化できる
自分自身について頭の中で考えるだけでは、深い自己分析は困難です。
マインドマップは、テーマとなるキーワードから派生する、関連する言葉や連想されることを放射線状の地図のようにまとめるものです。思っていることを言語化したり、記憶を整理したり、いくつかの事柄を関連づけたりすることで、自分の頭の中をビジュアル化できます。
マインドマップの作成には、自分の内面を視覚的にわかりやすく把握できるといったメリットがあるのです。
新しい発想や気づきを得られる
マインドマップの作成は、自分の頭の中を整理することと同義です。これまで言語化できていなかったことを言葉にしたり、関連する言葉と結びつけたりするなど連想を繰り返すことで、新たな発想や気づきを得られます。自分の意外な一面を発見できるかもしれません。
たとえば「時給の高さ」に惹かれて始めたアルバイトでも、仲間と切磋琢磨することに面白さを感じていたり、人に喜んでもらえることにやりがいを感じていたりと、新たな魅力の一面に気づくことがあります。それらの発見は、仕事を選ぶうえで大切な価値観を形成しているかもしれません。
自分の特徴を多角的な視点から網羅できる
自分の特徴を多角的な視点から網羅し、俯瞰して見直せることも、マインドマップのメリットです。キーワードからどんどん派生させていくマインドマップは、さまざまな視点から自分を深掘りするに適した手法と評価できます。
マインドマップを使った自己分析のやり方・書き方
実際にマインドマップを使ってどのように自己分析を進めていくのか、順を追ってやり方を紹介していきます。
1.紙やノート・ペンを用意する
2.メインテーマを設定する
3.項目を記入する
4.キーワードをつないでいく
5.自分の強みや就活の軸を分析する
1.紙やノート・ペンを用意する
マインドマップを作るための準備は極めてシンプルです。まず、ノートなどの紙とペンを用意します。紙はできるだけ大きなものを用意すると、自由に多方向に書き進めていきやすくなります。なお、紙は横向きに置いて使用するのが一般的です。
多くの文字を紙に書いていくため、ペンは太めのタイプよりも細めのタイプがおすすめです。黒1本でも作成できますが、4色程度のカラーペンを用意すると、ビジュアル的によりわかりやすく作成できます。
2.メインテーマを設定する
メインテーマとなるキーワードを設定して、紙の中央に書きます。就活のためにマインドマップを作成するときには、「自分」をメインテーマとしましょう。
3.項目を記入する
次にメインテーマから派生させる項目となるキーワードを書いていきます。項目は文章ではなく、単語で書くのがポイントです。
<項目の例>
●好きなこと
●頑張ったこと
●やりたいこと
●得意なこと
●苦手なこと
●嬉しかったこと
●楽しかったこと
●辛かったこと
●大切にしていること
●性格
●特技
●夢
●趣味
●アルバイト
●部活
●ゼミ
●サークル
●習い事
マインドマップに向いている項目はさまざまですが、就活の自己分析として作成する際には、「頑張ったこと」「苦手なこと」「やりたいこと」「趣味」の4つの項目を入れるとよいでしょう。
ただし、必ずしもこの項目を入れなければいけないわけではありません。自分を構成する要素を見つけやすい項目の選択が大原則になります。
4.キーワードをつないでいく
設定した項目に関連することや、イメージされることを連想して記入し、キーワードを枝分かれさせてつないでいきます。「なぜ?」「どのような気持ちで?」といったように、一つひとつのキーワードに対して理由や感情、関連する事柄を自分自身に問いかけて、派生させていきましょう。
たとえば、「頑張ったこと」であれば、なぜ頑張ることができたのか、それで得られたものはあるのかといった点を深堀りしていきます。「趣味」の場合はなぜ好きなのか、どのような感情を抱いているのかといった点を掘り下げていきます。
5.自分の強みや就活の軸を分析する
完成したマインドマップを俯瞰して、共通点を見つけて自分の考え方の傾向をつかんだり、大切にしている価値観を見出したりと、自己分析を進めます。それをもとに、自分の強みや就職の軸を作成していきましょう。
マインドマップでの自己分析に使えるアプリ・ツール
マインドマップは紙に手書きする方法のほかに、アプリやWEBツールを活用する方法もあります。マインドマップ作成に役立つアプリやWEBツールを紹介します。
MindMeister(マインドマイスター)
MindMeister(マインドマイスター)は、オンラインでマインドマップを作成できるツールです。スマートフォンからの操作にも対応しています。
MindMeisterを使うと、メインアイデアに対してサブトピックを無制限に派生させて、カラフルに色分けされたマインドマップを作成できます。直感的な操作性も特徴です。無料で利用できるベーシックプランで作成できるマインドマップは3枚まで。有料プランも用意されています。
参照:MindMeister
Xmind(エックスマインド)
Xmind(エックスマインド)はパソコンにダウンロードして使用するマインドマップ作成ツールで、モバイル用アプリを使ってスマートフォンから操作することも可能です。
試用版は無料にて利用可能。有料版では、画像の貼付やパスワードの設定、テーマのカスタマイズなど、豊富な機能を活用できます。
参照:Xmind
EdrawMind(エドラマインド)
EdrawMind(エドラマインド)はマインドマップ作成用のソフトウェアで、PCにダウンロードして使用します。 テンプレートが豊富に用意されていることが特徴で、Wordなどからの変換にも対応。ブレインストーミングモードやプレゼンテーションモード、議事録用のアウトライナーモードといった機能もあります。
無料体験版やオンライン版での体験のほか、各種有料プランも用意されています。
参照:EdrawMind
就活生がマインドマップでの自己分析を実践するポイント
就活生がマインドマップでの自己分析を実践するにあたって、知っておくと役立つポイントを紹介します。
1枚の紙に書く
マインドマップは1枚の紙に書くのが基本です。ノートは見開きの状態で使い、次のページにはまたがないようにしましょう。紙が複数枚にわたったり、ノートを何ページも使用したりすると、キーワードのつながりが途切れてしまい、見返しての分析が行いにくくなってしまうためです。
文字の色や線の色を変えてビジュアル化する
マインドマップは黒ペンだけを使用しても作成できますが、キーワードを派生させていくうちに図が煩雑化してしまい、項目同士のつながりがわかりにくくなってしまうことが難点です。そこで、初めに設定した項目ごとに文字や線の色を変えると、ビジュアル的に見やすく作れます。
マインドマップを作成する際には、黒ペンとカラーペンを4色以上用意しておきましょう。
浮かぶことがなくなるまで派生させる
マインドマップは設定したキーワードに対して、「なぜ?」と繰り返し問うことで深堀りしていきますが、「これ以上浮かばないというところま」で派生させることもポイントです。深堀りしていくほど、今まで気づいていなかった自分の意外な一面を発見できる可能性が高まるためです。
まとめ
自己分析を通じて自身の内面について深く理解し、就活の軸や自分の強みを明確にすることで、その後の就職活動に一貫性が生まれてきます。マインドマップは手軽に自己分析を行える手法です。自己PRなどの作成や面接対策に活かしていきましょう。
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