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2023/06/30

神尾楓珠の“スキサガシ” 誰かと比べず「自分」を見つめることで「好き」が見えてきた。– あの人の履歴書vol.10

就職・転職

「やりたい仕事が見つからない」「好きなことを仕事にしたいけど、好きなことがわからない」。そんな悩める就活生に向けて、自分の「好き」を見つける“スキサガシ”を応援するインタビュー企画の第10弾! 今回登場するのは、数々の人気作品に出演し、その好演で注目を集め続ける、俳優・神尾楓珠さんです。 「軽い気持ちだったんです」というオーディションへの応募から始まった俳優生活。その中で神尾さんはどのように仕事のおもしろさや、“好き”を見つけていったのでしょうか。神尾さんが子どもの頃から大切にしてきた「自分を軸にする」考え方についても、たっぷりと語っていただきました。

神尾楓珠さんの履歴書

 

夢中になれるものを探して、軽い気持ちで叩いた扉だった。

——俳優のお仕事を始められたきっかけは、自ら申し込まれたオーディションだったとか。お芝居への興味や憧れは、ずっとお持ちだったんですか?

 

神尾 いや、実はそんなに明確な思いがあったわけじゃないんですよ(笑)。僕は子どもの頃からずっとサッカーに夢中だったんですけど、高校1年生で辞めて、やることがなくなっちゃったんですよね。それで、なにか熱中できるものを探している時に、昔、街でスカウトしていただいたことを思い出して「オーディションを受けてみよっかな」と。

 

ただ、その時点では「芸能界でやっていくぞ!」みたいな意気込みはまったくありませんでした。「テレビに出れば、家族や友だちがびっくりするかも」ぐらいの、本当に軽い気持ちで応募したんです。不合格だったとしも笑い話になるかなあ、なんて考えていました。

——どうしてもお芝居がしたかった! というわけではなかったんですね。

 

神尾 そうなんです。応募用紙に「俳優」「タレント」とかいくつか選択項目があったんですけど、その中から「俳優」を選んだのも「一番上に書いてあって目に留まったから」というだけの理由でした。家族でドラマを見ることはあったんですけど、特別夢中になったり、役者さんに憧れた経験があったわけではなかったんです。

 

実力不足を痛感して気づいた「芝居のおもしろさ」

——そのオーディションに見事合格して、俳優としての一歩を踏み出されました。お芝居の世界にはすぐに馴染むことができましたか?

 

神尾 最初はまったく馴染めませんでしたね(笑)。まず、大人の人がたくさんいるじゃないですか。高校生活を送っているだけだと、先生や家族以外の大人と喋る機会ってほとんどないですもんね。知らない大人に囲まれている状況に戸惑っていました(笑)。

 

初めていただいたお仕事は、24時間テレビのスペシャルドラマだったんですけど、それも先輩にいろいろと教えてもらいながら、なんとか乗り切ったという感じでしたね。自分に向いているとか向いていないとかを考える余裕もありませんでしたし、やっぱりその頃も「生涯の仕事にしよう」とは考えていなくて。「とりあえず高校卒業までやってみよう」ぐらいの気持ちで歩き始めたんです。

——そこからお仕事をいくつも重ねられる中で、お芝居への意識が変わったのはいつ頃でしょうか?

 

神尾 はっきりと変わったのは、19歳の時。『恋のツキ』(テレビ東京)というドラマで初めてメインキャストに選んでいただいたんですけど、そこで実力不足を痛感したんです。「やべえ、全然できてないな。どうしよう……」と焦りました。

 

でもやり続けるうちに、監督から「すごく良くなった」と言ってもらえた瞬間があったんです。その瞬間っていうのが、「もうこの現場終わったら、辞めればいいや!」と、どーんと開き直って挑んだ時だったんです。開き直って、難しいことを考えずに挑んだ芝居を褒めてもらえたことで、「あ、こうやるのか!」という、ストンと腑に落ちるような感覚があったんです。芝居はすごく難しいけどおもしろいな……と、ようやくその時、仕事の本当の楽しさを掴んだような感じがしました。

——「開き直る」ということが大事だったんですね。

 

神尾 そうですね。さすがに今は「辞めればいいや!」なんてことは思いませんけど、上手くやるためのアプローチのひとつとして、「開き直る」という手段は大事にするようになりました。現場で、行き詰まったり迷ったりした時は、「下手くそなりにやってやろう!」と、頭の中を1回まっさらにして挑んでみる。考えすぎて身動きがとれないほど凝り固まってしまっている時には、すごく有効だと思うんです。

 

 

楽しみ続けるための秘訣は「人は人、自分は自分」。

——お芝居の奥深さをわかり始めて、以降のお仕事との向き合い方は変わりましたか?

 

神尾 変わりましたね。『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ)という作品で、たくさんの同世代の人と共演したことも大きかったと思います。僕はもともと競争が苦手なので、同世代で仲良くしている役者たちのことは、ライバルというよりは仲間として見ています。「悔しい!」「勝ってやる!」みたいな気持ちがないんです。きっとそれは、根底に「人は人、自分は自分」という考え方があるのと、良くも悪くも「自分に自信がない」ということが影響しているんじゃないかな、と自己分析しています。

 

——良い意味でも「自信がない」?

 

神尾 自信は慢心にも繋がっちゃいますし、「この上がないほど、やりきった!」「100点満点だ!」なんてことは、実際にはあんまりないじゃないですか。世界が広がれば広がるほど、上には上がいることだって痛感しますしね。だから、無闇に自信を持つよりは、自分ができることを自分らしく、ひとつひとつ積み上げていくことの方が大事だと思ってるんです。

 

以前はできなかったことができるようになったとか、前の作品で指摘してもらったことを次の仕事で昇華できているとか。そんなふうに、あくまでも「自分」を基準に考えているので、人と比べることもありません。

——周囲からいい刺激は受け取りつつ、「人は人、自分は自分」と線を引くことが、仕事を楽しみ続けるための秘訣かもしれませんね。

 

神尾 僕の場合は、小さい頃から兄妹や友だちと競って1番になれたことがなかったので、「人と比べてもいいことがない」と早くに気づきました。その考え方が、今も癖になっているのかもしれません(笑)。

 

だけどやっぱり「誰かよりできている」とか「誰かに勝てた」ということよりも、「以前の自分より成長できた」「楽しみながら挑戦できる」とか。そこに目を向ける方が、絶対にいいと思うんですよね。自分じゃない「誰か」のことばかり意識して過ごすのは、きっと疲れちゃいますから。

余白があるから「好き」を大事にできる。

——自分なりの成長と楽しむこと、を常に大事に考えられているんですね。

 

神尾 そうですね、そのふたつは僕の中で大きな指針になってます。「自分らしさを忘れているな」「今、楽しめていないかもな」と感じるのは、時間や心のゆとりがなくなってきているサインなのかもしれません。そういう時は音楽を聞いたりゲームをしたり、頭を空にして自由に過ごす時間をつくるんです。仕事の楽しみを見つけられたから、今はその「好き」を感じられるための余白ごと大切にしたいと思っています。

 

——お仕事の積み重ねの中で、「好き」を発見しながら続けてこられた神尾さんですが、逆に「好きなことを仕事に選ぶ」ということについてはどう思われますか?

 

神尾 僕の場合はたまたま、縁があったものに挑戦してみて、その中から「好き」を探してきましたが、いろんな出会い方があっていいと思います。仕事も会社もたくさんもあるので「これしかない」と自分を追い詰めすぎないで。可能性は無限にあるので、それは常に忘れないでいてもらいたいなと思います。

——「後がない」と焦ってしまうような時は、どうしたらいいでしょうか。

 

神尾 サッカー少年時代、調子が悪くてハーフタイムで交代させられた時は、「まあ、今日は俺の日じゃなかったんだな!」って思うようにしてました(笑)。調子が悪い日は誰にだってある。自分を責めて苦しくなったり、そのプレッシャーに萎縮して本来の力を発揮できなくなったりするよりは、たまには「運が悪かった」で済ませて、次に挑む準備をする方が楽しいんじゃないでしょうか。

 

——頑張っている就活生にとって、とても心強い言葉だと思います。

 

神尾 そうだとうれしいですね。人と比較しすぎたり焦りすぎたりすると、よくない形で振り回されちゃうと思うので。難しいことかもしれないけど、自分を見失わないように頑張ってもらいたいですね。

 

 

神尾楓珠さん流「スキサガシ」のルール

——軽い気持ちで扉を叩いた「芝居」の世界で、いつしか自分なりに楽しさを見つけた神尾楓珠さん。どこまでも自然体でありながら、その姿勢には「自分らしくあること」「楽しむこと」を大切にし続ける強さを感じました。

 

自分の好きが見つからず焦ってしまっている人や、人と比べて辛くなってしまっている人は、まず「自分自身」にしっかりと軸を戻すことから始めてみるのはいかがでしょうか。「あなたらしさ」について考えることは、きっと「好き」を見つけることにもつながるはずです。

 

 

『真夏のシンデレラ」

夏がもたらした運命の出会いは突然訪れる——。フジテレビ、2023年7月期の月9枠のドラマは、森七菜さん、間宮祥太朗さん、神尾楓珠さん、吉川愛さん、萩原利久さん、白濱亜嵐さん、仁村紗和さん、水上恒司さんら実力派若手俳優陣が集結し、真夏の海を舞台に爽やかなラブストーリーを繰り広げます。「夏らしく青春感のある作品にしたいです。ぜひ放送をお楽しみにしていてください。(神尾楓珠)」

公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/natsu_cin/

 

 

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応募方法:

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応募期間:2023年6月30日(金)~2023年7月14日(金)23時59分まで

 

 

(企画:株式会社ライスカレー / 編集:株式会社エクスライト / 取材・執筆:中前結花 / 写真撮影:ただ/メイク:菅井彩佳/スタイリスト:杉本学子)

 

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