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2023/06/30

手に職をつける!おすすめの仕事一覧|ものづくりや専門職に資格は必要?

就職・転職

「手に職をつける」という考え方は、たとえば技術職などに代表されるように、一定水準以上のスキルや資格の取得が必須となる職業への就業に値する、高レベルな自己研摩の成果に由来しています。現在においても、安定的な職業に就くためにスキルや専門資格を取得しようと考えている方も少なくありません。

「誰にでもできる、簡単に替えが効くような仕事はしたくない」
「自身の市場価値を高められるスキルや資格を取得したい」

このように考える学生や求職者に向けて、本記事では「手に職」がつくおすすめの仕事について考察します。

「手に職」に該当する職業とは?

「手に職」に該当する職業とは?

まず前提として、ここでいう「手に職」とは、一般的に需要が安定している専門職を指します。特殊なスキルや資格が求められる職種であっても、需要が少なかったり就職へのハードルが高すぎたりする職種などは該当しません。

 

また、手に職とは、保育士のように資格が必須となる場合もあれば、システムエンジニアのように特別な資格は必ずしも求められない種類もあります。

 

重要な視点は、市場における需要の有無です。そのスキルや資格、目指したい業界などが、将来的にも需要を維持できるのかを念頭に、「手に職」の定義を考えるべきでしょう。

 

資格が役立つ「手に職」となる仕事

「手に職」となる仕事には、資格取得が大いに役立つ、あるいは必要不可欠となる職種があります。

 

●ロボットエンジニア

●フォークリフト運転士

●溶接技術者

●保育士

●衛生管理者

 

これらの職に関連する資格は、保育士のように長期的な実習期間を要するものもあれば、フォークリフトの運転に関する資格のように数日で取得できるものもあります。

 

取得までの日数に応じて、人材需要のボリューム感が相対するとは言い切れませんが、取得期間や難易度による取得レベルが上がるほど、資格取得者の市場価値や希少性は高まる傾向です。

 

また、労働人口が減少し続ける昨今において、取得レベルの高い資格保有者に対する需要は右肩上がりに増加していくことも考えられます。今後の需要推移も考慮したうえで、志望する職業を検討しましょう。

 

資格は不要な「手に職」となる仕事

一方、同様に「手に職」となる仕事においても、資格取得の優先度が低い職種もあります。

 

●システムエンジニア

●インフラエンジニア

●Webデザイナー

●Webライター

●映像制作

 

資格取得の優先度が低い職種の代表例が、IT関連エンジニアやWeb系のクリエイティブ職です。参入へのハードルが低いことはメリットですが、ライバルが多くなりやすい職業でもあります。

 

資格のように具体的なスキルを証明する一定の基準が存在しないことから、明確な実績を提示する必要性が高い職種ともいえるでしょう。

 

資格が役立つ「手に職」となるおすすめの仕事5選

前述した、資格が役立つ「手に職」となる仕事について、それぞれの具体的な業務内容や、求められる要件などを詳しく見ていきます。

 

ロボットエンジニア

ロボットエンジニア

ロボットエンジニアとは、ロボットの開発・設計や安定稼働を担うエンジニアのことです。具体的には、ロボットに使われるセンサーや知能・制御などに関する技術開発、ロボット本体の設計やプログラミング、さらにはメンテナンスに至るまで、ロボットの開発や安定的な動作の実現に携わります。

 

「エンジニア=開発」のイメージがありますが、ロボットエンジニアの業務はより広範です。ロボットの点検や部品交換などのメンテナンス、ロボットに不具合が発生した際の復元業務等も、ロボットエンジニアが取り組む重要な役割です。

 

ロボットエンジニアが担う業務範囲には高い専門性が求められ、一定の工学分野の知識やロボット工学に関する知識が必要になります。ロボットエンジニアになるために必須とされる資格はありませんが、情報処理や機械設計、電気に関する、以下のような資格を取得していると、スキルを証明する材料になるでしょう。

●情報処理技術者

●CAD利用技術者

●機械設計技術者

●電気主任技術者

●機械保全技能士

 

今後も高い需要が見込める「手に職」がつくロボットエンジニアの業務内容や求められるスキル要件については、以下の記事も合わせて確認してください。

 

>>【関連記事】ロボットエンジニアになるには?必要な能力と高い将来性・年収水準の背景

 

フォークリフト運転士

工場や倉庫など、さまざまな現場で幅広く利用されている自走式搬送車・フォークリフトの運転をする職業です。具体的な業務には、トラックへの荷物積みや施設内での荷物運搬などが該当します。

 

フォークリフトには多様な種類があり、使用する場所や運搬する荷物に適したタイプが用いられています。

 

カウンタバランスフォークリフト ●前方にフォーク、後方に重りを設置

●座って操縦するタイプ

●小回りが利きやすく、バランスをとりやすい

リーチフォークリフト ●前方にフォークがあり、立って操縦するタイプ

●機動性が高く、狭い場所でも作業しやすい

●安定性にやや欠ける

サイドフォークリフト ●側面にフォークが備えられている

●長いものを運ぶのに適している

オーダーピッキングトラック ●荷台とともに運転台が昇降するタイプ

●狭い場所で高い位置の荷物の出し入れに向いている

ウォーキーフォークリフト ●運転席がなく、歩いて操作を行う非乗車型

●天井が低い場所や狭い場所での作業に向いている

●歩きながらの操作になるため、走行速度は遅い

マルチディレクショナルフォークリフト ●前後・左右に移動できるタイプ

●移動がしやすく狭い場所の作業にも向いている

 

このように多様な種類があるフォークリフトの運転や操作には、大きく2つに大別される資格が求められます。

 

1つ目は、フォークリフトで公道を走るための免許です。道路交通法にもとづき「小型特殊自動車」に該当するフォークリフトの公道での運転には、普通自動車免許や小型特殊自動車免許などが必要となり、「大型特殊自動車」に該当するフォークリフトになると大型特殊自動車免許の取得が求められます。

 

2つ目は工場や倉庫などの構内でフォークリフトを操作するための運転資格です。上記で挙げた運転免許を持っていても、フォークリフトによる荷役作業には、安全衛生法にもとづく資格が必要になります。

 

一般的に以下のような「フォークリフトの資格」と呼ばれるものには後者が該当します。なお、講習の受講などを通じてほぼ取得できるため、取得難易度は高くありません

●フォークリフト運転技能講習

●フォークリフト特別教育

●フォークリフト運転業務従事者安全衛生教育

 

フォークリフトの運転資格は工場や倉庫などの求人において常に高いニーズがある、「手に職」がつく仕事の代表格です。フォークリフト運転士の業務内容や求められるスキル要件については、以下の記事も合わせて確認してください。

 

>>【関連記事】フォークリフトの免許・資格の種類|履歴書にはどう書く?国家資格なのに難しくない?

 

溶接技術者

溶接技術者

工場などでの溶接の仕事を担う、製造業に欠かせない職務が溶接技術者です。溶接の種類によっては、労働安全衛生法などで定められた国家資格の取得が必要になります。

 

溶接方法や溶接する材料によって、作業に必要な国家資格のほか、民間資格、指導者や管理者向けの資格などがラインアップしており、企業によっては、こうした溶接の資格を取得することで資格手当が支給されるケースも少なくありません。資格の取得を通じて管理職を目指すなど、キャリアアップも可能です。

 

さまざまある溶接の資格ですが、主なものには下記が挙げられます。

●アーク溶接作業者

●ガス溶接技能者

●ガス溶接作業主任者

●アルミニウム溶接技能者

●PC工法溶接技能者

●ボイラー溶接士

●溶接管理技術者

●溶接作業指導者

 

作業内容に応じて異なる資格が必要となる溶接技術者も、典型的な「手に職」がつく仕事です。溶接技術者の業務内容や求められるスキル要件については、以下の記事も合わせて確認してください。

 

>>【関連記事】溶接の資格の種類と取り方・難易度・費用~資格なしでも働ける?

 

 

保育士

保育士は、子どもたちの世話や、基本的な生活習慣、集団生活に必要なコミュニケーション能力などを身に着けられるように手助けをする職種です。保育園に勤めている方たちをイメージする方も多いかとは思いますが、認定こども園や学童保育など活躍範囲は多岐にわたります。

 

保育士になるためには、保育士資格の取得が必須となります。学歴に応じた3つの取得ルートがあるため、受験資格については、「全国保育士養成協議会」のサイトから、自身の学歴と照らし合わせて確認してみてください。

 

保育士試験の合格率は20%程度と、決して簡単に取れる資格ではありません。資格取得者は希少性が高い人材であり、共働きの家庭が増え保育サービスの需要が高まっている現在、「手に職」がつく仕事として高い安定性が見込めます。

 

衛生管理者

衛生管理者とは、就労中の労働災害防止や健康管理を担う職種です。働き方について注目度が高まり、議論も活発化している現在において、衛生管理者の役割は大きなものとなっています。今後も需要は増加していくと考えられ、とくに製造業や現場仕事などを行う企業で重宝されると見られます。

 

衛生管理者には「第一種衛生管理者」と「第二種衛生管理者」の2種類の資格があります。

 

●第一種衛生管理者:有害な粉末・ガスが発生する工場など、労働者の健康に重大な影響が出る環境下での業務、すなわち「有害業務」を含む業種・現場も担当できる

●第二種衛生管理者:有害業務を含む業種は担当できない

 

また、衛生管理者の資格の合格率は、それぞれ40~50%程度とされています。簡単に取れる資格というわけではないため、一定以上の希少性を有する「手に職」がつく仕事と評価できるでしょう。

 

資格は不要な「手に職」となるおすすめの仕事5選

続いて、資格取得の優先度は低いながらも「手に職」となる仕事について、それぞれの具体的な業務内容や、求められる要件などを詳しく見ていきます。

 

なお、資格が不要とはいえ、誰でも簡単にできる仕事というわけではありません。参入障壁が低い分、競争率は高くなってくるため、しっかりとスキルを身に付けた時に初めて「手に職がついた」と評価できるでしょう。

 

システムエンジニア

システムエンジニア

システムエンジニアは、ITシステムの要件定義から設計、開発、導入、運用までを一手に引き受ける専門職です。技術的な知見はもちろん、問題解決力やプロジェクトを牽引する推進力、チームでの協働能力など多様なスキルが求められるため、実務だけではなく全般的なビジネスリテラシーを高レベルで身につけなければなりません。

 

システムエンジニアは、まさに「手に職」といえる職種です。デジタル化が進む社会において、情報システムの重要性はますます高まっているため、需要も右肩上がりで増加しています。

 

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、企業のITインフラ(ネットワーク、サーバー、データベースなど)の構築や運用、管理を実施する専門職です。システムの安定運用や高速化を実現し、ビジネス全体を下支えする欠かせない役割を担います。

 

ビッグデータの利活用やリモートワークの普及など、ITインフラの重要性は日に日に高まっているため、システムエンジニアと同様にインフラエンジニアはあらゆる業界から求められる技術者として評価されています。スキルを磨くことで安定したキャリアを築けるようになるでしょう。

 

Webデザイナー

Webデザイナー

文字通りWebサイトのデザインを担う仕事です。クライアントの要望に関するヒアリングや競合調査をベースにデザインを構成し、Webサイトを構築するためのコーディングやプログラミングまでを担当します。つまり、クライアントの成果につながるようなクリエイティブの制作が主な業務内容になってきます。

 

そのため、魅力的なデザインを作成するのはもちろんのこと、実用的なWebサイトを生み出すためのスキルが必要です。Webを介した集客や広告、販促が一般化している現代において、その需要が減退することは考えにくく、まさに「手に職」といえる職業です。

 

Webライター

ウェブサイトやブログ、SNSなどデジタルメディアに掲載する記事や文章を作成する職種です。情報を効果的に伝えるスキルが求められるこの職種は、書くことが好きな人、伝えることに価値を見いだせる人に最適な「手に職」となります。

 

Webデザイナーと同様に、Webを介したコンテンツ制作が求められ続ける限りWebライターの需要は絶えません。参入障壁の低さも魅力です。

 

映像制作

テレビ番組や映画、ミュージックビデオ、企業広告など、さまざまなメディアに掲載される映像コンテンツを制作する仕事です。映像は、視覚と音響を通じてストーリーを伝える力強い手段であり、創造性と技術的なスキルの両方を活かせる、「手に職」となる仕事です。

 

YouTubeなどの動画制作をはじめ、その需要も顕著な増加傾向です。ゼロからの制作ではなくても、動画の編集のみを仕事にする人も増えてきています。高いクオリティのコンテンツを作ることができるクリエイターの市場価値は今後も高まり続けるでしょう。

 

手に職をつけるメリット・デメリット

最後に、手に職をつけるメリットおよびデメリットをあらためて振り返ってみましょう。

 

手に職をつけるメリット

 

安定した仕事量を確保できる ●収入が安定化する

●仕事が不安定な状況や突然の経済変動があっても、稼得能力があれば生計を立て続けることが可能

自己成長や自信につながる ●スキルを磨けば、市場価値を実感でき自信が生まれる

●技術や知識を身に着けることは自分自身の価値を高め、生活の質を向上させる

自由な時間を確保しやすくなる ●独自の技術やスキルによって個人でも活躍できるようになる

●自分の時間を自由に管理し、仕事を選べるなど柔軟性が増す

 

手に職をつけるデメリット

 

時間やコストがかかる ●新たなスキルの習得には、時間と労力、お金の投資が必要

●スキルアップのために、研修への参加や継続的な学習が求められる

需要が低下する可能性もある ●手に職を持つことは、あくまでもその市場が安定していることが前提となる

●市場や経済状況が変われば、需要のあったスキルが突然必要とされなくなる可能性もある

 

どんな仕事にも、確実な未来は存在しません。需要の低減等のリスク自体はぬぐえないことを覚悟したうえで、「手に職」を身に着ける心持ちが必須となるでしょう。

 

まとめ

手に職をつけることは、安定的な職業に就き、自己成長や自信の獲得にもつながるものです。希少価値の高いスキルを習得すれば、市場内での活躍の幅も広がるでしょう。

 

業種や業態によっては、「手に職=資格取得」の方程式は成り立ちません。しかし、資格取得が有利にはたらく業界自体が多いこともまた事実です。

 

フォークリフトの資格のように、取得自体は難しくない種類の「手に職」も存在します。どのようにスキルや資格を取得し、手に職を獲得すべきか。自身の現状のスキルセットや将来の展望と合わせて考えてみましょう。

 

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