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2023/09/12

二足のわらじを履きながらも「楽しい」を実現する動画クリエイターKYSさんの仕事観を聞いてみた

就職・転職

就活生の方や転職活動をしている方に向けてさまざまなコンテンツを制作してきた『就活note』。 今回は人気動画クリエイターのKYSさんとコラボし、『人見知りだらけの就活』をテーマに動画を2本制作していただきました。 そんなKYSさんをお呼びし、今回の動画に込めた思いや、動画クリエイターとして活動されるまでのご自身のキャリアなどを深掘りしました! 話の中から見えてきたKYSさんの以外なお仕事や、キャリア観とは……!?

KYSとはどんな人?

 

KYS
インターネット上を中心に、エンタメ系から音楽系まで幅広い作品を投稿し続ける動画クリエイター。ニコニコ動画を中心に声真似系動画やおもしろ系動画をアップするとたびたびバズを起こし、現在ではYouTubeやX(旧:Twitter)でも動画をアップし、投稿するたびに大きな注目を集める。
KYS X
KYS YouTube

日研トータルソーシング×KYSのコラボ動画「人見知りだらけの就活」

▼人見知りだらけの就活「面接編」

 

 

▼人見知りだらけの就活「グルディス編」

 

昼間は別な仕事をしている……!? KYSさんの意外なキャリアや動画作りのきっかけとは

──本メディアは就活やキャリアについて様々な記事を配信しておりまして、今回KYSさんにもキャリアや就活についてのお話をお伺いできたらと思っております。まず、KYSさんはどのようなキャリアで、ネット上に動画をアップロードするようになったのでしょうか?

 

KYS:本日はよろしくお願いします! 僕は普段動画とは全く別の、とある仕事についておりまして、動画投稿は空いた時間を活用して作っているんですよ。

 

──そうだったんですね……! お仕事をしながら動画も作られているということですが、動画作りをするまでにはどんなきっかけがあったのでしょうか?

 

KYS:僕の家には早くからネットがあって、小学生ぐらいのときから友達とフラッシュ動画をみて笑ったり、中学生以降はニコニコ動画で音MADだったり、面白系の動画なんかをとにかくみていたんですよね。ああいう動画体験ができたのは僕にとっては衝撃といいますか、動画で面白いことをしたり、感動したりして、動画にはいろんな可能性があるんだなと感銘を受けたんです。

そこからネット動画のカルチャーにどっぷりと浸かるようになって、いつしか自分も作ってみたいと思い、ニコニコ動画にアップしだしたのがはじまりでした。

 

──最初はどのような動画を作られていたんですか?

 

KYS:最初は声真似といって、ネット上に上がっている動画にアフレコをしていましたね。そこから自分でオリジナルの動画を作るためにはどうすればいいかをネットで調べながら作っていって、ストーリーを作っては、イラストレーターさんにお願いしてイラストを描いてもらって、そこに声を当てていくといったことをしていました。

 

▼KYSさんの初期の動画『【銀魂】高杉でCMソングメドレー歌ってみた【声真似】』

 

──当時の動画のクオリティや反響について覚えていることはありますか?

 

KYS:いやー、いろんな反響がありましたね。ストレートに「下手くそ」とか書かれたこともありました(笑)。でも、例えアンチコメントでも、自分が作りたい動画を作って、なにかしら反響があるというのは嬉しかった記憶があります。当時のニコニコ動画は広告もつかない時代だったので、ピュアな承認欲求ですよね。自分の動画が誰かにみてもらえるのがこんなに嬉しいんだという気持ちでしたね。

 

──現在「だと思ったらシリーズ」や「英語“2”シリーズ」など様々なシリーズがありますが、声真似からはじめたKYSさんが現在のようにゆるいイラストのおもしろ系にいきつくまでにはどのような過程があったのでしょうか?

 

KYS:今のメインのテイストに移っていったのは、自分にしかできないこととか、自分だからこそみてくれるという動画を作りたいと思うようになったのがきっかけですね。

昔はいろんな動画に挑戦していて、ニコニコ動画で何回かバズったことがあったのですが、点と点が繋がらないということがよくあって。

「この動画の人、あの動画も作ってるんだ」とか、「名前をみたら同じ人だった」というコメントをいただくことが何回もあって、同じ人が作ったと思われてないと感じていたんです。それってブランディングができてないということですし、僕の中の人間まで興味が届かないと思ったんですよね。

そこからは脱力系の落書きみたいなイラストを使って動画を作って、はじめてアップした、『英語”2″だった奴が「にんげんっていいな」を英語で歌ってみた結果www』というのがすごい再生になって、これでいこうと路線が固まっていきました。

 

▼脱力系イラスト路線のきっかけとなった動画『英語”2″だった奴が「にんげんっていいな」を英語で歌ってみた結果www』

 

──僕も動画拝見させていただいていますが、KYSさんのイラストのテイストがゆるいのが面白さに拍車をかけてますよね(笑)。絵を描いたり、ものづくりをするのは昔から得意だったのでしょうか?

 

KYS:いやー、昔から工作とか絵とかは全然ダメでしたね。だから、ああいった下手なゆるい絵しか描けないんですよね(笑)。

ただ、アイディアを考えるのは好きで、特にお笑いが好きなので、一人でネタみたいなものを書いていた時期もありましたし、今は本当に発想力一本で勝負している感じですね。

「今のスタイルがクリエイターとしての一つの幸せかもしれない」

──ネット動画に刺激を受けて、ニコニコ動画でもYouTubeでも人気になっていったKYSさんですが、別な仕事にもついていますよね。KYSさんの周りでも就活をして、企業に就職するといったご友人もいらっしゃると思いますが、当時就活をどのようにみていたのでしょうか?

 

KYS:そうですね。僕は特に就活をせず、事情があって現在の仕事に就いたため、周りの友人が就活をしている当時は、自分の選んだ道に行ける選択肢があることに羨ましさを感じていましたね。

ゲームプログラマーやネットで何か作る仕事に就きたいと何度も思いましたが、何度も諦めてきたんですよね。

そうした中で、就活って「この仕事に就いたらこういう自分になるんだろうな」とか、可能性が無限にあるじゃないですか。そういう選択肢すらも諦めなければならなかったので、当時は友人たちに頑張ってほしいという一方で、悔しい思いもありましたね。

 

──憧れを捨てなければならなかったのは、とても辛い経験かもしれませんね……。実際にお仕事をされている中で、自分のキャリアについてどう感じていますか?

 

KYS:今はこの環境で良かったと思っていますね。比較的クリーンな環境で仕事をしているおかげで、自分の好きな時間に好きなことを続けられているなあと。

例えば、「動画を作りたい」とか「イラスト描きたい」と思ったらそれを活かした会社に入るのも一つの道だと思いますが、僕は個人のクリエイターとして空いた時間に自分の好きな時間に自分の好きなものを作っているので、誰からも制限されない状態で好きなことを続けられると思うんです。

もしこれが動画の会社に入って、タイトに何かを作っていくとなったら、もちろん制限もあるし、もっと精神的にも追い詰められたかもしれないなと思うんですよね。

自分の好きなことを好きなように進められるという意味では、クリエイターとして一つの幸せなのかもしれないなと思うようになりましたね。

 

▼『にんげんっていいな』だと思ったら『残酷な天使のテーゼ』だった

 

──たしかに、自由に発想して、自分の好きな時間で活動できるというのは会社員ではなかなかできないことですよね。とはいえ、別なお仕事をしながら動画を作るとなると、なかなかハードだと思いますが、どのように両立しているのでしょうか?

 

KYS:これは良くないことかもしれませんが、シンプルに睡眠時間を削って、夜に動画を作っています。

ただ、努力して時間を割いているというわけではないんです。とにかく楽しくて作っているという感じで、疲れも苦じゃなくて、好きだから続けられるという感じですね。

昔から好きなことには2~3時間没頭してしまうタイプで、学生時代も僕はゲームが大好きだったんですが、次の日授業があっても夜中の3時まで、休みの日なんて朝から晩までずっとやっていたんですよ。親に心配されるぐらい好きなことに関してはずっとできちゃうんですよね。

ですので、動画のアイディアなんかも、仕事の休憩時間や、仕事をしていない時間、ずっと考えていますね。

世の中は、実はたくさんの人見知りで溢れている

──KYSさんの動画はユニークな発想が多いですよね。動画を作る際のアイディアはどういうときに思いつくのでしょうか?

 

KYS:本当にまちまちなんですが、車を運転しているときや、買い物に行っているときなどですね。外にいたり、なにか作業をしているときにふと思いつくことが多くて、逆に机の前で頭を抱えているときは全然ダメなんですよね。

ふと思いついたものを日頃からメモ帳にアイディアを書き溜めていて、動画を作るときはメモ帳を全部見返して、1個でもとりあえず録音をしてみるんですよね。それがよかったらイラストを描いて、動画を作るという流れで制作しています。

 

──アイディアという観点で印象に残っている動画はありますか?

 

KYS:そうですね。「人見知りシリーズ」は自分の性格がよく出ているかもしれないですね。というのも、僕がまさに人見知りで、アップアップしちゃうタイプといいますか……。

人見知りっていろいろタイプがあると思っていて、うまくしゃべれなくてアワアワしちゃうタイプもいますし、僕はどちらかというと沈黙に耐えられなくてしゃべりすぎちゃうタイプなんですよね。

誰かと会った帰り道に「無駄なことを言ってしまった……」と反省するタイプで(笑)。

それを動画にしたら、いろんな反響があって驚きましたね。

 

▼2000万回以上再生された「人見知りだらけのデスゲーム」

 

──どのような反響があったのでしょうか?

 

KYS:「人見知りはこんなにしゃべれないけど、同僚でいるかも」とか「自分をみているようで恥ずかしくなりました」とか、共感されるか、されないかで二分されてる感じでしたね。

でも、そういうコメントがたくさんきて気づいたんですよ。これまで自分以外の人はみんな上手く喋れていると感じていたんですけど、世の中ってたくさんの人見知りで溢れているかもしれないなと。

平気そうにみえていても、内心は「大丈夫かな……」って思っている人が多いみたいで。

「人見知りシリーズ」は自分のコンプレックスをさらけ出して動画を作ったんですが、たくさんの反響に勇気づけられましたね。

自分が思っているほど、周りの人達もしっかりしてない。だから肩の力を抜いて大人たちと喋ってみよう

──たしかに、普段普通に喋っている人が「実は人見知りで……」ということってありますよね。今回も、日研トータルソーシングのために「人見知りだらけの就活」というテーマで動画を2本作成いただきましたが、この動画はどのように作っていったのでしょうか?

 

KYS:今回日研トータルソーシングさんからテーマをいただいて面接とグループディスカッションの人見知り動画を作らせていただきました。

まず面接の方は、「僕だったら絶対面接ってテンパっちゃう」と思ったんですよね。自分の意見とか喋らなければならない場所ってどうしても緊張しちゃうじゃないですか。

それで、面接側もよく考えてみれば、いろんな人に気を遣わなきゃいけないわけで、両方アップアップになるんじゃないかと思って、とりあえず録音してみたんですよね。

ですので、就活生と面接官両方が僕だったらどういう受け答えになるんだろうというのを想像して面白く作ってみました。

コラボ動画「面接」の1シーン

──僕も動画を拝見させていただきましたが、面接官も実は緊張しているかもしれないという視点は面白かったです! たしかにあるかもしれないと……(笑)。

 

KYS:そうですよね(笑)。グループディスカッションに関しても同じ感じで作っていったのですが、僕の経験的に1対1だとちゃんと話せることが多いんですが、何人もいると、「自分が喋らなくてもいいか」と黙っちゃうことが多いんですよね。

この動画も「じゃあ全員が僕だったら」と考えてみると、誰も喋らなくなっちゃうんじゃないかと考えて作ってみました。

 

──なるほど。グループディスカッションの全員があまり喋らなくても良い書記をやりたがるというのも、就活ならではの視点で面白かったです。

 

KYS:ありがとうございます! 僕は就活をしていないので、今回制作にあたっていろいろ調べてみたんですよね。インターシップってなんだろうとか、グループディスカッションなんてものがあるのかとか。YouTubeでも就活生向けの動画がたくさんあるので、その中で、僕だったらグループディスカッションで書記を選ぶなと思い、この動画を作ってみました(笑)。

コラボ動画「グルディス」の1シーン

──最後にKYSさんから就活生の方に何かメッセージはありますか?

 

KYS:そうですね。就活をしていない僕が何か言うのもおこがましいと思うんですけど、自分だけできないと思わずに、落ち着いていろんな大人たちと喋っていただけたらと思いますね。

就活していく上でいろんな大人に出会うことになると思いますが、大人たちも人見知りだったり、仕事でテンパってしまう経験ってよくあると思うんです。自分が思っているほど、周りの人達もしっかりしてないんですよね。

ですので、すごく敵に見えることもあるかもしれませんが、大人たちもちゃんと話を聞いてくれて、未来の仲間を一緒に見つけたいと思っているとはずなので、とにかく一度深呼吸をして、就活というものに気張らずに打ち込んでもらえたらいいなと思います。

今後も僕は2~3分とかの短い時間の中で笑えるような動画を作っていきますので、電車の中とか寝る前とか観ていただいて、就活中ちょっとでも笑ってもらえたら嬉しいです!

 

──KYSさん、ありがとうございました!

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