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寺本莉緒の“スキサガシ” 「好き」かもと思ったらまずはアタック! 食わず嫌いはもったいない。– あの人の履歴書vol.14
「やりたい仕事が見つからない」「好きなことを仕事にしたいけど、好きなことがわからない」。そんな悩める就活生に向けて、自分の「好き」を見つける“スキサガシ”を応援するインタビュー企画の第13弾! 今回登場するのは、Netflixオリジナルドラマ「サンクチュアリ -聖域-」の七海役で大きなインパクトを残した俳優の寺本莉緒さん。もともといろいろな仕事に興味があった寺本さんが、芸能界で見つけた芝居という最大の「好き」。それは中学生で上京した彼女が、諦めずに挑戦し続けたからこそ見つかったものでした。
寺本莉緒さんの履歴書
とにかく、ちやほやされるのが好きだったんです(笑)。
——小さい頃はモデル活動をされていたそうですが、そこで芸能のお仕事に目覚めたんですか?
寺本:昔から写真を撮られたり「かわいいね」ってちやほやされたりするのが大好きで、キッズモデルのお仕事にもハマっていました。でも小さい時は、映画「プラダを着た悪魔」の影響で、海外で働くキャリアウーマンに憧れていて。芸能人だけじゃなく、キャビンアテンダントや動画配信者にもなりたいとか、夢がたくさんあるタイプでした。性格は人一倍積極的で、学校では自ら手を挙げて学級委員長をやるような子。当時自分の中で一番大きかった「海外でバリバリに働いてみたい」という思いから中学受験を頑張って、英語教育が強い中学校に入学しました。
——小学生の頃からすごい行動力ですね。本格的に芸能界に入ろうと思ったきっかけは何だったんですか?
寺本:中学生の時、同級生が舞台に出演したんです。そしたらそれまで自分に向いていたちやほやが、バッとその子に行っちゃって……「芸能界に入ったら私に注目してもらえるのかな?」という軽い考えで、すぐに受けられるオーディションを探しました。それで検索したら今の事務所が一番上に出てきて、応募して、受かって、とトントン拍子で上京することに。
——地元の広島から中学生で単身上京することに不安はなかったですか?
寺本:当時は、「これから私は何者になれるんだろう!」という好奇心と期待しかなかったですね。しかも同世代で広島から東京に出る人なんていなかったので、他人と違うことをできてうれしかったです。最初は俳優やモデルといった職種に強いこだわりはなくて、アイドルでも声優でもなんにでもなる覚悟で、「とにかく華やかな世界に行きたい!」という一心でしたね。
ただでは地元へ帰らない。強い思いが自分を東京にとどめた。
——順調な芸能界入りでしたが、想像していた世界とギャップはありましたか?
寺本:すごくありました。どこを見ても当たり前にかわいい子しかいないんですよ! 広島ではあんなにも輝いていた自分が、東京ではこんなにもちっぽけな存在なんだと絶望したんです。でも、同時に意欲も湧いてきて。まずは、ちやほやされることを諦めて、かわいい以外の自分が持っている強みで戦うことにしたんです。それで考えたのが、「挨拶」でした。
私は昔からとにかく元気っ子で、これまで生きてきた中で「挨拶」と「愛嬌」は他の誰にも負けない自信があったんです。これを活かすにはどうしようと考えた時に、まずは身内からだと。暇さえあれば事務所に通って、誰よりも大きな声で元気に挨拶する。そうやって自分を相手に印象づけることを積み重ねましたね。「笑顔!天真爛漫!気合と根性!」みたいな(笑)。
——中学生でそれを自分で考えて実践していたとは。辛くなったり挫折したりしたことはなかったですか?
寺本:やっぱりオーディションに受からないことが続くと「私は何のために東京にいるんだろう」と落ち込みましたね。仕事があって悩むならまだいいんですが、仕事までたどり着けないことのふがいなさが自分に重くのしかかるんです。でも結局、自分が芸能の仕事をやりたくて東京に来たので、結果を出すまで絶対に広島に帰りたくないっていう意地があって。しかも自信満々で飛び出したのにすぐ地元へ帰るなんて恥ずかしいから、やるしかないって自分を追い込んでいました。
それに、周りの人の支えも大きくて、特にマネージャーには何度救ってもらっただろうと。一度「もう事務所をやめる!」とハンコを持ってミーティングに行ったことがあるんです。今思えば、コロナ禍で仕事が制限されて不完全燃焼気味で、「自分は芸能界じゃないほうが活躍できるかも」という考えが離れなくなっていたんですよね。マネージャーは私の性格も理解してくれているし、どんな話もまずは聞く耳を持ってくれる。そして私にぴったりのアンサーに導いてくれます。迷ったり悩んだりした時って、1人で抱え込んでいると自分の考えしか出てこないんですよね。だから私は悩んだら他人に話して、自分以外の意見を聞くことを大事にしています。
夢がリアルな目標に変わった、運命の仕事との出会い。
——寺本さんの芸能人生の中でターニングポイントとなったできごとは何ですか?
寺本:ドラマ「サンクチュアリ -聖域-」のオーディションです。私が演じたホステス・七海という役は、主人公の心の支えとなるキーパーソンなのですが、これまでにないほど自分にハマっている!と思いました。台本を読んだ時に「私以外にこの役を演じさせたくない」と強く感じましたし、オーディションの最中も自分の中で「この撮影現場では今まで味わったことがない経験ができるだろう」という直感もあった。ハードな役柄だったけれど、演じる壁を超えてでも心の底からやりたいって思った作品でした。もしこの役に受かっていなかったら、芸能界を辞めていたかもしれないです。
作品の反響が大きくて自分を取り巻く環境が変わったのもそうですが、何よりオーディションや撮影を経て、自分の心の持ちようが大きく変化しました。ずっとモヤモヤしていたものがクリアになって、ふんわりとした「夢」だったものが、この手で掴める「目標」に変わった。私はこの仕事で生きていくんだと、帯を締め直すことができた経験でした。
——撮影現場でも手応えは感じましたか?
寺本:役者さんもスタッフさんも熱量が高く、刺激を受ける現場でした。最初はハイレベルなチームの中で演技をするプレッシャーもあったんですが、そんな心持ちではとてもやっていけなかったです。だって、求められるものを100%満たす仕事ができるまで終わりませんから。自分ができないことが悔しくて、泣きじゃくることもありましたよ。でもだんだんと、100%を突き詰めることに楽しさを感じるようになったんです。少しでも手を抜くと自分自身も納得できないし、見ている人にも絶対に伝わってしまう。あの撮影をやりきったことで、自分はこの先どんなことも乗り越えられるなって思いました。どんなに大変でも明日は来るし、撮影は進む。今日の自分がベストを出すことだけ考えていたらいいのだと気づけたし、それを実践できた貴重な現場でした。「サンクチュアリ -聖域-」を機に俳優という仕事がさらに好きになりましたし、お芝居の魅力を知ったので、これからもいろいろな役にチャレンジしていきたいと思っています。
「好き」を仕事にできるかどうか、まずは試してみなきゃわからない。
——「好き」なことを仕事にするって、どういうことだと思いますか?
寺本:好きなことって、一生やっていられますよね。だから良い意味で、遊びの延長だと思うんです。もし「好き」を仕事に選べないなら、覚悟が足りないのかもしれません。「好き」を仕事にするには、時間がかかったり収入面の不安があったりいろんな弊害があるけれど、全てを失っても突き詰める忍耐力と精神力があるかどうか。そこが中途半端だと遊びのまま終わって、その先にあるはずの仕事に繋がらないと思うんですよね。一方で、自分の好きなこと以外は少しもできない!という人もいる。自分の向き不向きを理解して、一番輝ける場所を見つけることが大切なんじゃないでしょうか。
——寺本さんは「好き」がたくさんある人ですが、見つけ方のコツってありますか?
寺本:視野を広げて、いろんな世界を見ることだと思います。食わず嫌いをしないで、何でもやってみる。そしたら意外とハマることに出会えるかもしれません。他の人に話を聞くのもいいですよね。私は人と話すのが大好きで、飲み屋で初めましての方とお話したり、カフェに行って周りの会話に聞き耳を立てることもあります(笑)。そうすると自分の知らない世界の話が聞こえてきて、視野が広がるんですよ。例えば山登りが趣味の人の話を聞いて一度登ってみようかなと調べて、実際に登ってみたこともあります。そのうちきっと自分の「好き」が見つかるので、いろんな人と話をして、少しでも気になるものに出会ったらどんどんトライしてみてほしいです。
——最後に、寺本さんと同年代の就活生に向けてエールをお願いします!
寺本:とにかく自分が掲げた夢や目標を曲げないのが、それを叶えるために大事なことだと思います。自分を求めてくれている場所は必ずあるので、妥協しないで一番輝ける場所を見つけてください。またあなたの周りには、あなたのことを支えてくれる人がたくさんいるってことを忘れないで。たまには弱音を吐いたり相談したり、周りの人を頼っていいと思います。ひとりで戦わないでね!
——「とにかく華やかな世界に行きたい!」と地元を飛び出して、芸能界の荒波を全力で渡ってきた寺本さん。自らの武器である笑顔と愛嬌、気合と根性をフルに使い、できることは何でもトライしながら仕事を突き詰めてきたことで、芝居という大きな「好き」に出会うことができました。仕事においても同様に、他の人の意見を聞いて自分の世界を広げ可能性を探ること、そして自分の輝ける場所があると信じて妥協しないこと。そうすれば一番の「好き」へたどり着けるかもしれません。
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応募期間:2023年12月7日(木)~2023年12月24日(日)23時59分まで
(企画:株式会社ライスカレー / 取材・編集:株式会社エクスライト / 執筆:井上麻子 / 写真撮影:ただ)