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就活がつらい、しんどい、もうやめたい!メンタルボロボロ、涙が止まらないときの対策
就職活動で「つらい」と感じることはありませんか? 就職活動は受験とは異なり、試験の成績がよければ内定を得られるものではありません。「何が正解かわからない」という難しさに、誰もが直面するでしょう。
では、就活生は実際にどんなことにつらさを感じているのでしょうか? 「内定が出なくて精神的にきつい」「Fランの就活はつらすぎる」「あっさり内定をもらう友人を見ると病む」など、就活生やOB、OGに就活のエピソードや対処方法などに関するアンケート調査を実施。リアルな声をまとめました。
「就活がつらい」と感じる学生は全体の95%!リアルなエピソードをアンケート調査
就職活動中は、圧迫気味な面接で萎縮してしまったり、選考に落ちることが続いて自分を否定された気持ちになったりと、「つらい」と感じるタイミングが多々あるものです。面接で嘘をついてしまったり、スーツの着用や髪型をビジネス仕様に整えることが精神的な負担になったりする人もいるでしょう。
そこで、就活につらさを感じることがあるか、現役の就活生やOBやOGを対象にリアルな声を調査しました。
「就活がつらい」と感じたことはありますか?
●ある:95%
●ない:4%
【調査概要】
●調査対象:就活生、新卒2年目までの元就活生
●調査人数:100人
●調査期間:2022年3月
なんと「就活がつらい」と感じている人の割合は、全体の95%を占めています。ほぼ全員が何かしらの悩みを抱えているといって過言ではありません。
では、就活のどのようなところがつらいと感じているのでしょうか? 「就活がつらい」「しんどい」と感じる理由やタイミング、エピソードなど、アンケートで集まったリアルな声をまとめました。
●あっさり内定をもらえた友達を比べてしまい焦る
●内定が出ない、選考を通過できない、最終面接で落ちた
●面接への緊張と不安、圧迫面接への委縮
●面接で嘘をつくのがつらい
●自己分析がうまくいかない、ESを書けない
●時間がない、日程調整が難しい
●志望企業の選択肢が少ない、モチベーションが上がらない
●相談できる人がいない
NNT(無い内定)のプレッシャーと不安…「あっさり内定をもらえた友達を比べてしまい焦る」
同様にアンケートを実施した『「就活がつらい」と感じる理由を教えてください』の質問で、もっとも多く寄せられたのは、「友達など周囲があっさりと内定・内々定をもらう中、自分はNNT(無い内定)」という声です。自分と友達を比べて取り残された気持ちになり、焦って追い詰められてしまう就活生が多いようです。
周囲が順調に選考が進んでいること、そして内定を得たことを知ったときに、焦りを感じたという声が多く寄せられています。
●TwitterやInstagramなどで友人たちが内定もらったことや就活の為のセミナーを受講したことなどを目にするたびに、何も出来ていない自分に嫌気がさしたり自己肯定感が下がったりするところが辛かったです
●周りの友達が順調に面接に進んでいる中、自分だけ書類で落とされたり等、自分と周りを比較した時につらいなと思いました。また、一般的に内定式の時期になっても自分だけ就職先が決まってないと、なおさら焦りやつらさを感じました
●周りが夏休みには内定をもらい始め後期授業が始まった時にお互いの状況を話しているとみんなが内定をもらったからそこに行くと話していて、自分が決まっていないことに対しての焦りや不安が大きくなった
●周りの友達が早めに就活をはじめ、少しだけ遅く始めたのですが、やりたい仕事がなかなか見つからなかった。また、周りがどんどん内定をもらっていく中で、自分だけが全然もらえなく、お祈りメールがくるのが苦しかった
●周りが続々と内定をもらい始めてくる4~5月ごろ。その頃先生に焦っていることを伝えると早く決めないと就職先なくなるぞと分かっていることを言われ余計焦った経験があります
●ゼミや研究室の同期が既に就職先が決まり始めているとき。浮かれた雰囲気や自由な雰囲気が漂いはじめ、まだ就活している自分が情けなくなる
●登校日などで同期と会う機会に『受かった』という声が聞こえてきた時です。自分のペースで就活をすればいいのですが、必要以上に焦ってしまってつらいと感じることにつながりました
●大学四年生の12月になっても周りは内定をいくつかもらっているのに自分だけ内定が一つもなかったときはとても焦りました
●友達が就活を終わらせた時に辛さを感じます
また、子どものころから学業面で優秀であったり、大学内での成績がよかったりと、これまでに大きく挫折した経験がないと、余計に焦りやプレッシャーを感じてしまうようです。
●つらいのは自分で勝手に周りと比べてしまうからです。旧帝国大学出身で高校時代まではクラスで常に成績トップにおり自分はできるほうだと勝手に勘違いしていました。ただ就活という蓋を開けてみると上には上がいるという現実を知りました。コンサル、商社などの高年収な職種に応募する友達も多い中、自分はそこまで年収の高くないメーカー志望。自分も応募すればいいじゃないかと言われるかもしれませんがそういうところに応募する友達は、外国へ留学経験があり外国語が喋れたり、起業経験があったりと勝ち目がないのは目に見えているため、応募しようとも思えません。そういう上の人たちとばかり自分を比べてしまい情けなく思いとてもつらいと感じます
●自分よりも成績が下だと思ってる同級生が早期で内定貰っていて焦りを感じるとき
一方で、内定をもらった側の意見も聞かれました。
●私は早々と決めたので辛いとは感じなかったんですが周りの人が焦っていたら何だか申し訳ないなと感じました
内定を先にもらった友達の方が気を使っているケースもあることも、忘れないでおきたいですね。
メンタルボロボロ…「内定が出ない、選考を通過できない、最終面接で落ちた」
「書類選考や面接などで落ちた」「内定が出ない」という事実も、就活生がダイレクトにしんどさを感じる要因です。準備に力を入れていたときや第一志望の企業の選考に落ちたとき、あるいは多くの企業の選考に落ちることが続いたときなどに、特につらさを感じる人が多く見受けられました。
●十分な準備をして臨んでも、結果が出ない(選考を通過できない)とき。集団面接において、他の学生のクオリティが自分よりも遥かに高かったことがあり、この人達にはかなわないと思い、就活がつらいと感じました
●第1志望だった企業に落ちた時が1番辛かったです。就活中のモチベーション維持のため好きな映画を劇場に見に行く予定でチケットも購入していた日に、お祈りメールが来たときは、楽しみだった映画もイマイチ楽しめませんでした
●書類審査や一次審査で落ちることが重なったときに、やってられないと辛く感じた
●受けた企業全てから不採用の通知が来た時
最終面接まで進むなど、選考がある程度進んだにも関わらず、内定をもらえなかったときのダメージの大きさを訴える声も多く寄せられています。
●面接を何回か重ねた企業からお祈りメッセージを受け取ったとき。書類選考や一次審査で落ちるより何倍もダメージが大きい
●一次面接は受かったのに、二次面接に落ちたときに、辛いなと思います。一次面接に受かった分、期待が大きくなってしまい、落胆も大きくなりました
●費用と時間をかけて最終面接までいったのに、内定を得られなかったり、周りの知り合いが大手に受かったりしたときに、自身を情けなく思った
●最終面接まで行ったのに落ちた時はつらかったです
また、試行錯誤をしていても落ちるつらさや、今になって振り返ると改善するべきポイントが見えているとする声も聞かれました。
●毎回似たような会社に似たようなエントリーシートを用意し、似たような事を面接で喋っています。回を追うごとに反省し、できる限りの改善を施しているつもりですがやはり同じような事の繰り返しで精神的に疲れます
●書類で落ちることが多い時期があり、その時は酷く落ち込みました。今考えてみれば、慣れてきて適当に書いていたからだと分かります
涙が止まらない…「面接への緊張と不安、圧迫面接への委縮」
就活の面接は「失敗してはいけない」と、多かれ少なかれ誰もが緊張するものです。多くの就活生が不安やプレッシャーを抱えながら選考に挑んでいます。
また、面接の大変さは企業・面接官による部分も大きいです。そんな面接でのつらさを語る声も多く寄せられました。
●面接を受ける前の準備時間がすごく緊張します。また、そのような面接や書類審査に向けて全力を尽くしたのに、落ちてしまう連絡が連続で来るとつらくなります
●面接練習をどれだけ重ねても本番で不安になる
●結果に一喜一憂したり、面接が終わったあとに吐いてしまって辛かったことです
多くの就活生が緊張をしながら面接を受けている中、いわゆる圧迫面接など、面接官の対応がより就活生を苦しめるケースもあるようです。
●面接の際、自己PRで毎回緊張してしまい、声が震えてしまい面接官の方に苦笑いされてしまうことが続き、つらいと感じました
●初対面の面接官が、半笑いで容姿を馬鹿にしてきたこと。それが、面接の大半の時間を占めていたこと
●圧迫面接が続くと精神的にしんどくなり、涙が止まらなくなった経験がある
●結果が出るまで時間がかかったり、面接官との相性は運次第だからきつく感じることがある
また、企業が内定を出した学生に対して、就職活動を終えるように迫ったり、長期的に拘束したりする「オワハラ」に悩む就活生もいます。就職活動の場では、あくまでも企業と学生は対等であることをあらためて認識しておきましょう。
>>【関連記事】オワハラとは? 嘘はダメ?事例への対策と答え方・内定承諾書と違法性の関係は?
自己嫌悪に悩まされる…「面接で嘘をつくのがつらい」
一方、企業や面接官に対してではなく、「面接で嘘をつくのがつらい」と自分の内面にある葛藤に折り合えず、つらさを感じている就活生も見られます。
●面接で自分を良く見せようと嘘をついてしまう時が辛いなと感じます。ありのままで自分を話すと、面接に落ちるのではないかなと思ってしまいます。また友達の就活の状況を気になってしまうことも嫌な事です。自分の人生なので自分が決めた道で、と思うのですがどうしても選考状況を気にして、探ってしまう自分が情けなく感じます
●興味のない職業なのに、面接時どうして当社を選んだかを嘘を言うことで苦痛を感じる
面接で自分を良く見せようと、つい嘘をついてしまう。強く興味を持てない会社の志望動機を偽ってしまう。このような言動を取ってしまうことは、多くの就活生が共感できるでしょう。
実際に、この悩みはほとんどの就活生が多かれ少なかれ抱くものです。たとえば志望動機に目を向けてみると、なんと9割以上の就活生が「志望動機なんてねーよ」と苦しんでいることがわかっています。
「志望動機なんてねーよ」と思ったこと・悩んだ経験はありますか?
●何回もある:59.0%
●数回ある:32.0%
●ない:9.0%
【調査概要】
●調査対象:就活生、新卒2年目までの元就活生
●調査人数:200名
●調査期間:2022年9月
過度に自分を責めることはありません。嘘をついてしまうことへの自己嫌悪は、むしろ真摯な人柄の表れともいえるでしょう。
>>【関連記事】「志望動機なんてねーよ」と90%以上の就活生が考えていた!「嘘つき大会」の対処法
自分を否定してしまう…「自己分析がうまくいかない、ESを書けない」
就活を始める段階で欠かせないのが自己分析です。自分自身を深く理解し、就職活動の軸となるものができるため、ESを書くときにも役立ちます。そんな自己分析やESの記入に難しさを感じる声も目立ちました。
●1番は自己分析です。自分にはどんな能力があって、どこでそれを活かすことが出来たのかなどの証明に至るものを見つけることが非常に難しいと感じます。次に履歴書です。読み手がどの様なイメージを持つのかを想像しながら書くので伝えたい事と与えるであろうイメージの差に苦しむことが多く辛いと感じます
>>【関連記事】就活の軸の決め方3つのポイントと例文一覧|面接での答え方は?
>>【関連記事】新卒の自己PR例文一覧と書き方【傾聴力・行動力・継続力・忍耐力】|「ない」と悩む就活生は75%以上!
また、エントリーシートは一度書いたら終わりではなく、ブラッシュアップをしたり、応募する企業に合わせて変えたりすることもあります。再度、自己分析をして自分について深く考えるという行為を繰り返すことで、追い詰められてしまう様子も見受けられました。
●エントリーシートが書けない時や、インスタで就活について発信しているアカウントを見た時などに、自分は全然だめだ……と、とても不安になってつらいです。また、面接が苦手なので、そのことを想像しただけでも不安になってつらくなってしまいます。親から自分の就活について、否定された時もつらくなります
●エントリーシートを書くことで「就活がつらい」と思いました。その理由は1つ1つの企業に合うような自己PRやら意識して書かなければならないからです
●自己分析や面接対策が足りずもっと頑張らないといけないと感じているから
自分史を作成するなどして、これまでに経験してきたエピソードを時系列で整理し、自分の価値観を明らかにするアプローチも検討してみましょう。
>>【関連記事】自分史のESへの書き方とは?無料ワークシート・テンプレートや例文を紹介
就活生は忙しすぎる!「時間がない、日程調整が難しい」
就職活動では、自己分析やエントリーシートなど応募書類の作成、エントリー、企業・業界研究、適性検査対策、面接対策など、やらなければいけないタスクが山積みです。
さらに多くの就活生は同時並行で複数の企業に応募しているため、その分やらなければならないことも増えていきます。こうした就職活動の忙しさをつらさとして挙げる声も寄せられました。
●毎日、エントリーシートを記入、SPI対策、企業分析、業界分析など、やるべき事が山の様にある為、中々アルバイトをする時間がない。また、この時期になると周りが徐々に内定が出始め、内定を持っていない自分は周りと比較してダメな人間だと感じる
●そこまで興味がない企業にもESを書いたりなど、とにかく作業が多くストレスが大きい
●説明会に参加しながらたくさんのESを書かなければいけないし、マルチタスクを行うことを強いられるようになる時
また、選考が進んでいく段階では、日程調整が難しく、選考途中の企業をあきらめざるを得ないこともあります。
●企業との日程調整に関しては、難しいと思うことが多かったです。希望の企業の面接が複数重なったりするときには、片方を諦めなければいけなかったりすることが辛かった。面接に関しては、質問に答える以上に企業に対して自分を売り込むトークが難しかった
さらに、時間の厳しさだけではなく、お金がかかるという面での苦労に関する声もありました。
●数回にわけて就職面接があることです。電車で遠くの地まで赴くことになります。一次審査が通り、二次審査で落ちる。ただでさえそれが続くと落ち込みますが、加えてつらいのは、会社まで面接を受けに行く移動費の高さにあります。お金を払って面接に行って落ちたらショックはもっと強くなります
●たくさんの会社に面接に行くため移動にかかるお金が高く、それを確保するために働きつつ就活もするというのがつらかったです。また、落ちた時に結構メンタルがやられてしまいます。あとは、志望動機を会社ごとに考えたり、本命ではない会社への志望動機を考える時間が苦痛でした
もうやめたい!「志望企業の選択肢が少ない、モチベーションが上がらない」
新卒採用を行う企業は数多くあるものの、大学での専攻や志望する業界・職種、地域などによっては選択肢が少ないケースもあります。
●タイミングなどは特にありませんが、単純に希望条件にマッチした就職先がなかなか見つからない時が辛いと感じました、肉体的ではなく精神的に辛いと感じました
●専門知識を活かせる就職先がなかなか近場で見つからない
●なかなか自分に合った就職先がなく、あっても自分は学力的にあまり良くないので採用されそうもないのが辛いです
●既卒のため新卒より色々と条件が厳しく、選択肢が少なかった事です。また、面接で落とされるたびに絶望感や不安感が増していって、精神的にかなりしんどかったです
そもそも、就活自体にモチベーションが上がらないという意見も聞かれます。
●周りの就活生がやる気満々で。全然楽しくないのに、この人たちはなんでこんなに頑張っているんだろうと思う時
●とにかくめんどうくさいです。早く何も考えずに過ごしたいなと思います
モチベーションが上がってこない背景には、必ず理由があります。これまでの自分を振り返る「モチベーショングラフ」を作成するなどして、自分がどういったことでモチベーションが上がったり、下がったりするのかを可視化してみましょう。
>>【関連記事】モチベーショングラフの書き方とテンプレート|就活の自己分析・ESでの活用方法
コロナの影響も深刻…「相談できる人がいない」
就職活動では、友達と何かと相談し合ったり、似たような状況に置かれている同級生と情報交換をしたりするなど、仲間がいるとなにかと心強いものです。
しかし、就職をしない、縁故で就職をする、公務員試験を受ける、大学院に進学するなど、周囲が一般的な就職活動をする人ばかりとは限りません。また、就活で目指すことの方向性の違いもあります。
●自分がダメで改善すべきことがたくさんあるということはわかるけど、何をすれば良いかわからない。そしてそれを相談できる人が身近にいない
●地方の大学から関東の方に就職しようとしても地方だと周りになかなか一緒に関東を目指す人が多くなく、1人で頑張ることになった
また、新型コロナウイルスは就活市場にも色濃く影響を与えています。就活のオンライン化によって、画面越しのコミュニケーションの難しさを感じている就活生は少なくありません。
>>【関連記事】オンライン面接のコツ10選|カンペはOK?入室&最後の挨拶はどうする?
また、大学の授業もオンライン化したことで、友達に会う機会が失われたことも、就活生を追い詰めているようです。
●私の場合、コロナ禍で説明会や面接が延期になり、就活を進めたくても進まない、何も出来ない時期があり、その頃に「このまま就職できないんじゃないか」と不安で辛くなりました
●コロナでオンライン面接が増え、対面で直接話すことができず、自分の本来の良さをすべて伝えきれていないこと
●コロナのせいでインターンシップや企業説明会がオンラインで行われるため、周りがどのくらい就活が上手くいっているのかが分からない時に不安を感じます。また、学校の授業もオンラインで行われるため、友達と相談できないこともつらいです
まだまだある「就活がつらい」エピソード
ここまで紹介した事柄以外にも、就活がつらいというエピソードはさまざまな内容が寄せられています。
たとえばインターンです。昨今では大学3年生でインターンに参加するのが一般的となっているため、インターンへのエントリーから就活が始まっていると考えると、活動は長期に及びます。
●インターンがつらいと感じました。多くの企業に応募しましたが、なかなか合格がもらえない、自分に合う企業や業界がわからないため、非常につらかったです。また、なかなか終わりが見えない就職活動がつらかったです
>>【関連記事】オンラインインターンシップの事例とマナー|必要な準備は?服装・髪型は?
また、就活では、髪型やメイク、ヒールの靴など、ビジネスの場にふさわしいマナーで臨むことが求められます。さらに、慣れない受け答えなどに神経を使うことを負担に感じている人も見られます。
●企業から不採用の連絡が来た際に、「自分が社会から必要とされていない」と感じ、辛いと思いました。また、ヒールやメイク、髪型などの見た目に関するマナーが多いこともあり過剰に人の目を気にするようになったり周りの学生と自分の状況を比べて焦ってしまったりということもあって精神的にかなり追い詰められ、体調を崩したこともありました
●ディスカッションなどで、長時間神経を使う場面がつらかったです
就活がつらいときの対処法は?みんなの気分転換の方法
ここまで見てきたように、多くの学生が就活につらさを感じていますが、現役の就活生やOB、OGはどのような方法で乗り切っていたのでしょうか?
『「就活がつらい」と感じるとき、取る行動や気分転換の方法など対処法を教えてください』のアンケートで集まった、気分転換の方法などを紹介します。
●友人や家族などに相談する、SNSで悩みを共有する
●美味しいものを食べる
●運動する、身体を動かす
●趣味に没頭する
●就活のことをいったん忘れてリフレッシュする
●これまでの就職活動を見直してみる
●視野を広げる、別の業界に目を向けてみる
友人や家族などに相談する、SNSで悩みを共有する
SNSで悩みを共有する、2ch(5ちゃんねる)やなんJの就活スレをのぞく、友人や家族に相談するなど、つらい気持ちに共感してもらう、あるいは話を聞いてもらうことで、気分転換を図る人は多いようです。まずはSNSで共有という声から見ていきましょう。
●気分転換は、同じ就活生の友達やTwitterの就活仲間と話したりこまめに連絡をすることで多少は気分が楽になったりしました。また、SNSで「就活、つらい」で検索して、つらい思いをしているのはみんな同じなんだと思って、それを糧に頑張ろうという気持ちになりました
友人と会って話す、あるいは電話をするという声も多くありました。
●とにかく人に会うことです。TwitterやInstagramなど上手くいっている人だけを見るから辛いのであって、全員がそうなっているわけではないし1人で部屋でうじうじするのが1番いけないことだと思います
●友人と話して、就職活動の情報を交換することで、自分の悩みの解消をしていました。また、コロナ禍での就職活動によって、オンラインでの就職活動が多く、なかなか外出する機会がなかったため、リフレッシュのために、カフェで作業を行っていました
●友達と電話をして、お互い難しい状態だという情報交換をしていました
友人以外にも、先輩や大学のキャリアセンターで話を聞いてもらうという声もありました。第三者に聞いてもらい、客観的な立場からアドバイスをもらうのも有意義かもしれません。
●就職が決まった友人や、知り合いの先輩に相談したり愚痴を聞いてもらったりしました
●キャリアセンターに相談に行っていた。キャリアセンターに相談にいっても何も解決にはならないのだが、相談をすることで解決の糸口を見つけようとした
美味しいものを食べる
「就活でつらいと感じたときには美味しいものを食べる」というシンプルな意見も目立ちました。就活に限らず、つらいときや悲しいときに、美味しいものを食べて元気になった経験がある人は多いのでは?
また、美味しいものを食べて、しっかり寝るという意見も。疲れているとネガティブになりやすいため、しっかりと休息をとることは大切です。
●とにかく美味しいものをたくさん食べて、しっかりと睡眠をとりました。自分のペースで就活をすれば、きっとご縁のある企業に出会えるだろうという心意気で対処しました
●辛くなった時はとにかく食べたいものを食べて心ゆくまで寝ます。個人的にはそれで体がリセットされて元気になります
●おいしいものを食べる。同じ学年以外の先輩か後輩と話す。(同学年だとどうしても就活の話になり心がえぐられる)
●気分転換として、就活をしている友人と愚痴を言いあったり、おいしいラーメン店に行ったりします
●一旦自分の好きな音楽を聞いたり、甘いものを食べたりして気分転換します。また、ネットで就活について調べて、自分と同じような状況の人はどういう行動をしたか、面接や試験の対策方法などを確認しています
運動する、身体を動かす
就活でつらいときには、運動をするなど身体を動かすという意見も目立ちました。運動をすることで気分転換となってネガティブな気持ちが解消し、精神を安定させるセロトニンという物質が分泌されるといわれています。
●私は気分転換にジムに行って体を動かしていました
●一人で家の周りを散歩しました。色々な人がいることを実感し、自分は自分と向き合うべきであると実感しました
●信頼のおける友人と居酒屋に行く。朝、散歩をして日光に浴びる。一日休みを作り、就職活動から離れて全力で遊ぶ。バッティングセンター、ゴルフの打ちっ放し等、爽快感を味わう事ができる場所へ行く
●私の場合は、生活習慣を正しく保つことがストレスを無為に増大することを予防してくれるように感じていたので、運動と早起きの習慣を保つために早朝に散歩兼ランニングに必ず行くようにしました。朝のきりっとした冷たい空気を顔に受けると目が覚めて気持ちがいいということと、一日の初めに有酸素運動を行うとその日一日の集中力が上がる的な話を真に受けてやっています。おそらく、働き口が見つかるまでストレスはついて回るのかもしれませんが、せめて体だけでも健康であろうとすることは巡り巡って心身の健康に資するのではないでしょうか
趣味に没頭する
趣味に没頭することで、気持ちを切り替えるという意見も多く集まりました。一人の方が気楽という声もあれば、仲間と一緒に楽しみたいという声もあります。
●1人で趣味を満喫すること。息抜きに他人と遊んでも良いが、他人に気を遣うと余計に疲れてしまうので、1人で満喫することがいいと思う
●好きな音楽聴く、漫画を読む、ゲームをするなど楽しい気持ちになることをします
●好きな音楽を聴いたり、好きなドラマやアニメを見るなど、趣味のエンタメで気分転換をしています
●好きなアーティストの曲を何曲も聴いて、気分転換していました
●自分はサッカーが好きなので、スマホでサッカーの試合をみて就活のことを忘れさせました。自分の趣味で気分転換することが一番いいと思います
●趣味のオタ活をして一旦就活のことを忘れる
●趣味のオンラインゲームをやります。辛いことも忘れられるのでとても良いです
●趣味がバイクでしたので就活が辛いと感じた際にはツーリングに出掛けて気分転換していました
●好きなカフェに行きのんびりしたり、携帯のアプリのカラオケを使って大声で歌う。同じ就活の子と愚痴ってすっきりする
就活のことをいったん忘れてリフレッシュする
就活のことを一旦忘れてリフレッシュするという声もありました。時期にもよりますが、就活がうまくいかずつらいときには、一度立ち止まることも選択肢になるのかもしれません。
●一旦、就活に関する行動(ESの書き方や面接対策、SPI対策等)をやめました。そして、気分転換に寝たり映画を見たり自分の好きな事をしました。あとは、ネットで就活に関するポジティブな記事を読んで、そんな焦る必要はないと前向きに考えるようにしました
●一度何もかもやめて、最初に戻って考える、学校のことに集中してみる
●会社情報を調べたりするのをやめて一旦普段の生活をする
●一旦、就活のことを忘れます。そして、好きなアーティストの動画や自分が好きな料理をして気分転換をします
●どうしてもまわりの就活生と自分を比べて落ち込んでしまうことがありましたが、就活とそれ以外の自分の時間を切り離して趣味や友人との時間を確保してリフレッシュする時間を設けること
●同じく辛いと感じている人の話を聞いたり、就活の事を完全に忘れてゲームをしたりしています。(気分転換している時に良い案が浮かんできたりすることもあります)
●就活のことを1度忘れて思いっきり好きなことをして切り替えることです
これまでの就職活動を見直してみる
反対に、これまでの就活を見直して、面談などの練習をするという意見も。つらいと感じたときにこそ、あえてポジティブな方向で考えて、気持ちを切り替える人もいます。
●面接など苦手な点があったらそこから逃げずに人に相談したり、模擬面接をしてもらいます。気分転換はドラマや映画をみたりしていました
●紙にアピールポイントを具体的に書き出して、そのポイントとこれまでの人生の中で努力してきたことと結びつけて、論理的に相手を説得できるような文句を考える
●企業研究・筆記試験対策・面接練習などを、出来る限りしました。また、気分転換としては、カラオケによく行きました
●友達とおしゃべりをしながら面接ごっこのようなことをして、気分を紛らわしつつ就活の練習をする
●就活を始めたころはつらかったです。ただそれは自分自身将来何がしたいかという軸がなかったからです。何となく高年収だといいな、有名なところに就職したいなと考えており勝手に比べて苦しい思いをしていました。そういう時に自分のしたいことは何か、自分はなぜこの大学を選んだのかを深く考えることで、自分の本当にしたいこと、人生をかけて成し遂げたいことに気づき周りは周り、自分は自分と考えることができるようになりました。現在も就活を行っていますが最初のような感情を感じることはありません
>>【関連記事】自分の強みがわからない…見つけ方は?就活生の例文一覧
視野を広げる、別の業界に目を向けてみる
就活がつらいときには、別の業界に目を向ける、あるいは就活だけがすべてではないと思い直すなど、視野を広げるという声もありました。確かに人生には新卒採用で働く以外の選択肢もあります。そのことを忘れてはいけません。
●就職することが絶対的な答えではないと思うこと。また、不採用だった会社には良くない印象を思い出して受からなくて良かったと思う(思うだけで書き込んだりはしない)
●このまま受からずに行った場合にどこでアルバイトをして生計を立てるか考える。就活がうまくいかなくても死なないし、同じような人が多くいることに目を向ける
●専門とは違う分野の就職先の募集を見る。散歩、ドライブする
●ものの考え方を広げてみると違うなにかが見えてくる
まだまだある!就活がつらいときの対策
このほかには、「将来、働いている姿を想像する」「やるだけのことをやって開き直る」「たくさん応募する」といった声がありました。まだまだ、他にもさまざまな声があり、苦しい中、なんとか乗り越えていく姿がうかがえます。
●私は実際に働いている自分を想像することで気分転換をします。面接で嘘をついて入社したとしても、自分がその会社で頑張っている姿を想像すると、罪悪感が減る感じがします
●『やるだけやってダメなら仕方ない』と開き直ることで切り替えてます
●何かしていないと落ちつかなかったので、説明会へ行きまくったり、模擬面接をしたりしてなんとか自信を付けようとしていました
●とりあえずたくさんエントリーシートを応募したりして落ちたときの心のダメージを分散させます
●とにかくいっぱい受けて、ひとつ内定をもらえると気持ちが楽になりました。気分転換の方法としては考えすぎず、たまには遊びに行くことが大切かなと思います
就活には正解がない!「つらい就活」解消のポイントは視野を広げること
就活に正解はありません。ときには少しの間、立ち止まって見るなど、焦らずに取り組んでいくことが大切です。ただし、次のようなポイントは意識して避けるようにしましょう。
●就活を「完全に」やめてしまう
●内定を持つ友人に劣等感を抱かない
●「早く就活を終わらせたい」と企業を選ばずエントリーする
就活がうまくいかないときに、自分を責めて自暴自棄になってしまうのは厳禁。就活を完全にやめてしまうことも、むやみやたらに応募するのもNGです。人生はひとそれぞれですので、マイペースに進めていきましょう。
また、自己分析をやり直して、志望する業界や職種を考え直してみることもポイントです。製造業界や物流業界、建設業界、介護業界など、人手不足の業界にも目を向けてみるのもよいでしょう。