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2020/08/06

オカルトのカリスマ・山口敏太郎さんに話してもらった工場の怖〜い話と異色の仕事歴

知っ得!

今回はテレビやYouTubeでおなじみ、オカルト界のカリスマと呼ばれる山口敏太郎さんの事務所を訪問しました。暑い季節にぴったりの、とっておきの怖い話を教えてもらうとともに、どうしてこの道に進んだのか、今まで語られることのなかった仕事歴について伺いました。

オカルトプランナー・山口敏太郎さん

――今日は山口敏太郎さんに怖い話をはじめ、これまでのお仕事遍歴など色々と伺いたいのですが、まずは山口さんがどんな方なのか、現在の活動についてお伺いしたいと思います。

 

山口:よろしくお願いします。なんでも聞いてください。

山口敏太郎さん

  • 人物紹介:山口敏太郎
    徳島県出身。神奈川大学経済学部卒業、放送大学大学院文化科学研究科修士課程修了。出版・映像制作・芸能マネジメント企業の株式会社山口敏太郎タートルカンパニー代表取締役。作家として著書180冊の執筆を精力的に続けるかたわら、テレビやラジオにも出演し、その数は500本を超える、オカルト界のカリスマ。主な著書に『江戸武蔵野妖怪図鑑』(けやき出版)、『世にも不気味な都市伝説』(河出夢文庫)、『日本の未知生物案内 最新版』(笠倉出版)など。主な出演番組に『マツコの知らない世界』(TBS)、『有吉AKB共和国』(TBS)など。

 

――紹介にまとめてみたものの、ここでは書ききれないくらい様々な活動をされていますね。作家、テレビタレント、ラジオパーソナリティ、YouTuberなどなど、肩書きだけでも数え始めるとキリがなくなります。

その中でも中心的な活動はやはり作家としての活動でしょうか?

 

山口:自分のことを単純に作家とは言い切れないのが現状ですね。オカルトならどんなジャンルのどんな仕事でも請負いますので、言ってみれば「オカルトプランナー」と呼ぶのが良いかもしれません。

 

――「オカルトプランナー」ですか。確かに、山口さんといえば作家よりもテレビでオカルト企画をナビゲートするタレントのイメージが強い人も、今では多いかもしれません。

 

山口敏太郎さん

山口:数年前にビートたけしさんの超常現象系の番組で、オカルト否定論者の大槻教授を論破したことで一気に知名度が上がりまして。それからテレビ局からお声がかかることが多くなりました。

 

――最近ではマツコ・デラックスさんや有吉弘行さんの番組でお見かけするイメージですね。

 

山口:ありがたいことですね。

 

――またYouTubeに数えきれないほどの動画をアップしているのもすごいですよね。

 

山口:5年くらい前から始めて、毎日動画アップを続けています。

 

――ブログもずっと続けているのに、ものすごい根気ですよね。

 

山口;昔からのファンも喜びますし、続けることで定期的に新規ファンも増えますからね。

 

――山口さんがコンテンツを公開するメディアも多様ですが、扱っているジャンルが多様性に富んでいるのも特徴的だと思います。妖怪、都市伝説、UMA(未確認生物)、怪談、心霊スポット、UFOあたりのイメージが強いですが、他にも本能寺の変などの日本史ミステリーや、占い・前世などのスピリチュアル、果ては超能力や呪術などといった、まさにオカルト分野全般をカバーしていらっしゃいます。

 

山口:私自身は特にジャンルを広げようと思っていたわけではなく、私の元に寄せられる話が実に多彩なので、分け隔てなく扱っているだけなんです。ジャンルによってひいきすることはなくて、フェイクはフェイクと断言します。

 

――心霊やUFOの写真・動画をテレビで紹介する際に、明らかにおかしいものをしっかりフェイクと断言するのが面白いですよね。でもその後に、フェイクと断言できない、本物らしきものも紹介するので、見ている人は不思議な気持ちになります。

 

山口敏太郎さん

山口:損得抜きで本当のことを言いたいだけなんです。その結果、特定のジャンルのファンからお叱りを受けることもあります。

 

――そうなんですね。ありがとうございます。それでは今回、そんな山口さんに色々とお話を伺いたいのですが、その前にまずは夏にピッタリの怖い話をいくつか聞かせてください。

 

山口:いいですよ。いくつかとっておきの話を披露します。せっかくなんで、部屋を暗くしてお話ししましょう……。

 

――(ゴクリ)

山口敏太郎さんが語る怖い話3選

山口敏太郎さん

 

片足の人形

片足の人形

山口:では、まずは心霊現象のある話を。

 

これは近所の駄菓子屋の息子から聞いた話なんですけどね・・・

(山口敏太郎さんの話を元にマンガでお届けします。)


元ネタはこちらをクリック!想像力掻き立てられる文章ならではの怖さ……。

 

片足の人形

 

これは近所の駄菓子屋の息子から聞いた話なんですけどね。彼(Mくん・仮名)は若い頃はとんがっているというか、頭も長髪をヘアスプレーでカチカチにして立てるような格好をして、ハードロックが好きで、仲間とバンドを組んでよく練習をしていたんです。

 

けど実家で練習すると、音がうるさいと親に怒られるわ、近所迷惑だと噂されるわで、やりづらくなって近くにアパートを借りたんです。そこはボロいアパートですが、2階の奥の部屋で、2部屋あって満足していたようです。メンバーと話し合って、1部屋はゲーム部屋にして、もう1部屋をバンドの練習部屋にしました。

 

ところがMくんはどうもこの部屋を気味悪く感じるんです。どこが気味悪いということもないんですが、なんというか、いつも誰かに見られているような……そんな風に感じてしまうんだそうです。Mくんは、メンバーがいないときは1人で部屋に来るのはやめようと思っていました。

 

ある日メンバーの1人が、バイトが早く終わるのであのアパートで練習しようと誘ってきたので、時間を合わせて部屋にいきました。ところが時間になってもメンバーが現れず、1人で待っていると、電話がかかってきてバイトが延長になったので今日はキャンセルして欲しいと言うんです。それはいいけど1人でアパートにいるのはやだな、と思ったMくんは、バンド仲間とは違う友人を呼んで、ゲーム部屋で遊ぶことにしました。

 

友人と遊んでいたら、お腹がすいたので飯を食いに行こうとなりました。Mくんは几帳面なので、ゲーム部屋のコタツを直して部屋を出たんですね。それで鍵をかけようとしたら、内側から誰かがギギーッとドアノブを回すんです。Mくんは「あれ? 誰だろう」と疑問に思いました。すぐに「きっとメンバーがバイトで来られないと言って置いて、実は隠れて俺を脅かすつもりだな」と考えて、鍵をしまってドアを開けたんです。

 

ところが、中を覗いてみると誰もいないんです。おかしいな、とMくんは思いましたが、直したはずのコタツが、人型に盛り上がっているのが見えました。あれ? 直したはずなのに……。メンバーが隠れているのかもしれませんが、ドアノブを回してから隠れる時間はなかったと思います。不気味に思ったMくんは、気のせいだと自分に言い聞かせて、すぐにドアを閉めて鍵をかけ、友人と飯に行ってそのまま実家に戻りました。

 

またしばらくたったある日、メンバーの4人で騒いでいると、ガンガンと隣の人が壁を叩いてきたんです。夜中だったので、悪いと思って静かにしていましたが、隣の人は日中にバンドの練習をしていても静かで、夜中にしか壁を叩かないので、ホストとか居酒屋のような夜の仕事の人なんだなと想像していました。

 

またしばらく経って、夜中にガンガンと音がしましたメンバーの誰かは「神経質な人だな」と不満を口にしましたが、しかしMくんは、今度は自分たちの部屋の中で音がするように聞こえたんだそうです。「誰か隠れているんじゃないか?」となって、楽器の置いてある練習部屋にいきました。当然、楽器があるだけで誰もいません。奥に押し入れがあったので、そこも開けてみました。

 

押し入れにも誰もいなかったのですが、そこにギューッと縛ってあるコンビニのビニール袋があったんです。恐る恐る中を開けてみると、中に人形の足が1本入っていて、それとアイスクリームの空箱がありましたすごく気味が悪かったので、すぐに捨ててしまったそうです。

壁を叩く音はやっぱり隣の人がやったんだろう、ということになりました。

 

次の日、練習をしていて汗をかいたので、Mくんはシャワーを浴びようと実家に帰りました。自分の部屋でくつろいでいると、携帯電話がなって、メンバーから「大変なことになったからすぐに来い」と呼ばれました。とても慌てているようで理由は教えてくれず、シャワーを浴びたばかりで嫌でしたが、Mくんは渋々アパートに向かいました。

 

アパートに着くと、そこはパトカーと、野次馬の人だかりになっていました。とっさにMくんは、メンバーの誰かがクスリをやってばれたに違いない、と思ったそうです。

「見た目はアレだけど、真面目にバンドをやろうと誓ったのに……」

 

がっかりしつつも、Mくんはアパートに入ろうとしました。入り口の階段で警察に呼び止められましたが、住人であると断って入れてもらいました。部屋の中ではメンバーが警察から事情聴取を受けていました。話を聞いてみると、実はMくんが帰った後、トイレが壊れて水が流れなくなったので業者を呼んだところ、隣で人が死んでいるのが見つかったんだそうです。

 

Mくんは「え、でも隣の人って昨日も壁を叩いていましたよ」と言いましたが、警察は「それがおかしいんだよね、君たちがこのアパートに越してきたのはいつ?」と聞いてきました。「2カ月くらい前ですけど」と答えると、警察は「隣の人、死後半年は経ってるんだよね……君たち、何か嘘ついてない?

 

困惑したMくんは、「そんなはずはない、昨日まで誰かがいたのは間違いない」と言い、自分の目で確かめようと隣の部屋に行こうとしました。警察が呼び止める間もなく、勢い余って隣部屋の玄関に入ってしまい、Mくんは中の様子を見てしまいました。部屋の中にはビニールシートをかぶせられた遺体らしきものがあり、ちゃぶ台などの家財道具はホコリをかぶってしばらく使われていないように見えました。そしてふと、玄関の下駄箱をみると、そこには、片足のない女の子の人形が立っていました。Mくんは、昨日押し入れから見つけた人形の足を思い出して、ゾッとしました

 

こんなところにはいられない!」、と思ったMくんはアパートから駆け出しましたが、来るときにMくんを呼び止めた警察が近づいてきました。その警察はいきなり二ヤアと笑って、「ありがとうな」とお礼を言ったんだそうです……。


 

――……終わりですか?

 

山口:はい。この辺の近所の話です。

 

――ゾッとしました。その片足のない人形が、知らせようとしたんでしょうか?

 

山口:人形が主人のピンチを知らせようとしたのか、あるいは主人が見つけてもらいたくて、壁を叩いたり人形の片足を放り込んだりしたのか……。最後は警察に憑依してお礼を言ったところをみると、決して悪い霊ではなかったんだと思います。

 

――ありがとうございました。このゾッとする感覚、クセになりますね。

他にも教えていただいていいですか?

 

山口:では次は、ある意味怖い工場の話を……。

 

「屋根裏の怪人」

屋根裏の怪人イラスト

山口:これは、知り合いのある人から聞いた話なんですけどね……。

 


次の話はこちらをクリック!ある工場でおきた奇妙な事件の真相とは……。

 

山口:その人が働いていた工場に社員食堂があって、その食堂では日替わり定食は毎日見本を作って食堂前に置いておく、ということをやっていたんです。

 

ところがある時から、奇妙なことが起こるようになりました。作っておいた定食の見本が、いつの間にか食い荒らされるようになったんです。何日も続いたので社員はみんな気味悪がりましたが、侵入者の目撃情報はありませんし、ネズミのような小動物の仕業とも思えません。いよいよ気持ち悪い事件として、社員の間で噂になりました。

 

実はその事件が始まった頃に、1人の新人(Tくん・仮名)が入社していて、そいつが怪しい、という声も上がりました。Tくんは、確かに人付き合いが悪く得体の知れないところがあったので疑われたのでしょうが、仕事ぶりはいたって真面目ですし、とても大人しい性格で、盗み食いをするような人には見えなかったので、同僚の多くは「まさか」と噂を信じたりしませんでした。

 

しばらく経って、Tくんを含めた新入社員の歓迎会をやろうという話がありました。Tくんは普段は同僚の食事の誘いを断るタイプで、昼食も1人でどこかにぶらりと出かけるほどでしたが、その時はお金を払わなくていいということに気を良くしたのか、珍しく歓迎会に参加しました。

 

Tくんはとても上機嫌で珍しく色々としゃべりました。歓迎会が終わって、二次会の誘いを断って1人帰っていくTくんを見送っていた社員たちは、酔っていたこともあって、誰か後をつけてみろ、とけしかける声が上がりました。Tくんはいつも1人で帰宅していくので、誰も家を知らなかったこともあり、この機会に突き止めてやろうという、いたずら心でした。

 

このいたずらに乗った係長が、Tくんの後をつけました。しばらく歩いていると、なぜか工場のほうへ戻っていきますどういうことか係長が戸惑っていると、Tくんは工場の敷地に入り、なんと工場の建物をよじ登っていったんです。そして屋根の一部を持ち上げて、吸い込まれるように中に入っていきました。

 

言葉を失った係長でしたが、我に帰って自分も工場をよじ登り、Tくんが入った屋根の隙間を覗いてみました。すると、その屋根裏のスペースには布団や冷蔵庫などの家財道具一式が所狭しと置いてあり、その中でTくんがくつろいでいたのです!

 

翌日、工場の屋根裏部屋は社員の知るところとなり、Tくんは解雇となりました後で社員が屋根裏を片付けていると、ちょうど食堂前に直通で降りることができる開閉口があって、きっとTくんはここを使って一瞬の隙をついて定食の見本を食べていたのだろうということがわかりました……

 

――……うええ、気味の悪い話ですね。これって本当にあった話なんですか?

 

山口:実話です。こう人もたまにいるんですよね。

 

――たまにいるって、小説の世界では似たようなキャラがいた気もしますが……。


 

――ありがとうございました。

もう一つだけ怖い話を聞かせてもらっていいでしょうか?

 

山口:わかりました。では、これもある人(Kさん・仮名)から聞いた話なんですが……

 

「死者の宅急便」

死者の宅急便イラスト

山口:Kさんはある宅配便の会社に就職して、関東支店に配属されて働いていました……。

 


最後の話はこちらをクリック!気味の悪い宅急便の送り主はなんと……。

 

山口:それで、ある製粉会社の仕事を取ったんです。伝票を置かせてもらって、注文を受けたら駆けつけて宅配便を運ぶというやつですね。仕事を取って、あとは現場によろしく〜って感じで、任せてました。

 

ところがしばらくして、お客さんからクレームをもらったんです。そのお客さん、直接やってきて、Kさんの前にドンとケーキみたいなのを置いて、「こんなの送られても困るんですよ」って言うんです。なんでも例の製粉会社から、うちの粉で作ったものです、って送られてきたらしいんですが、心当たりがない。製粉会社に連絡しても知らないの一点張りだったので、こっちに来て「もう送らないでくれ」って言いにきたんですね。

 

Kさんも何が何だか分からなかったのですが、その場ではお客さんをなだめて、後で現場に電話で聞いてみたんです。現場の責任者に事情を説明して、送り主の住所を教えたら、「ああ、そこですか」って何か知ってるような雰囲気だったんですね。

 

詳しく聞いたところ、その住所のお客さんは現場の間でもすごく奇妙だって噂になっていたんです。というのも、集荷の依頼があって、その住所に行くと、いつもお金と荷物だけが玄関に置いてあるんです。依頼主の姿が見えない。でも声だけはするんです。「宅配便、お願いしますね」って、女の人の声がする。配達員は、「あ、はい」って答えて控えだけ置いて、お金と荷物を持っていくんです。

 

じゃあ配達するときはあるの、とKさんは聞いてみました。送るときはハンコをもらわなきゃいけないから、姿が見えるはずです。責任者は「ありますよ、たまに着払いで」と答えました。しかし、その時も姿は見えないそうです。カーテン越しにお金を渡されて、荷物を渡したら「ありがとうございます」って言ってきて、それで終わり。声と手だけしか見えない。

 

その後、気味悪がって現場の人がその住所のことを調べたら、近所の人からこんな話を聞いたそうです。「あそこは今、人は住んでませんよ。ちょっと前に事件があって、家族が全員殺されたんです

 

この話を聞いて、Kさんはその住所の集荷を止めるように、現場に指示をしたそうです……。

 

――……え? 死んだ人が荷物を送っていたってことですか?

 

山口:もしかしたら空き家に住み着いた人がいたのかもしれませんけどね、でもそういう人がいたとしても宅急便を頻繁に利用するというのもおかしな話ですよね。


 

――さすが山口敏太郎さん、どの話も背中がゾクゾクと凍りつきました。ありがとうございました。

 

山口:いえいえ。

 

オカルト研究家になる前はどんな仕事をしていたんですか?

山口敏太郎さん

――では続いてこれまでどんな仕事をしてきて、その経験がどのように今の活動に活かされているか、お話を伺いたいと思います。まず山口さんは、最初はオカルト作家としてデビューされたと思いますが、その前はどんな仕事をされていたんですか?

 

山口:作家としてデビューしたのは、「ムー」という雑誌のオカルトコンクールに「妖怪進化論」という論考を投稿して、それが優秀賞に選ばれたのがきっかけでした。その頃はまだある運輸会社のサラリーマンでした。

 

――就職してサラリーマンになってから、作家としてデビューしたんですね。なぜまずは就職しようと思ったんですか?

 

苦学生の時代に学んだこと

山口:実はこう見えて苦学生だったんですよ。大学は給費生で行って、生活費は全部自分の稼いだお金でした。

 

――そうだったんですか!?

 

山口敏太郎さん

山口:ええ、コンビニとか専門学校の受付とか、アルバイトは色々やりました。その中でもビデオ屋の店員のアルバイトは良かったですね。たくさんの映画を見ました。暇なときはビデオを流しっぱなしで働いていたこともあって、「となりのトトロ」を流していたらついつい号泣してしまって、そのまま接客したり、ということもありました。

 

――それはお客さんも驚いたでしょうね(笑)。でもその時の経験が今に生かされていると。

 

山口:そうやって、たくさんの映画作品を頭に入れたことが、作家人生でとても役に立ったと思いますね。

 

――学生の頃から作家になるのは夢だったんですか?

 

山口:夢でしたね。いろいろな雑誌に投稿ばっかりしている、投稿マニアでした。ただそのまま夢に向かって突っ走るには、生活に不安があったので、大学を卒業してまずは就職しました。

 

――そこで安定を求めたのに、なぜ再び作家を目指したのでしょうか?

 

山口敏太郎さん

山口:地元の本屋でね、当時、京極夏彦さんなどの妖怪の本がずらっと並んでいるのを見てね、自分もなりたかったなあって思ったんです。そういう気持ちを思い出して、「ムー」を手にとって見ると、作品募集をしているんですよ。それを見たら、まだ間に合うんじゃないか、って気持ちがふつふつと湧いてきたんです。

 

作家とサラリーマンの二足のワラジ時代

――それで作品を書いて応募したんですね。見事に賞をとって、作家デビューと同時に退職したんですか?

 

山口:いや、しばらくは兼業でした。

 

――作家としての収入が安定しなかったからですか?

 

山口:それがライターとして仕事を断らなかったので、稼ぎは十分にあったんです。会社の年収が800万円くらいあって、ライター業も同じかそれ以上に稼いでいました。

 

――ええ!? ライターとしてそこまで稼ぐのって、すごく大変だと思うんですけど、どうしてどちらかに絞らなかったんですか?

 

山口敏太郎さん

山口:物書きの仕事は安定しませんから、作家一本に踏み切るのは勇気がいります。サラリーマンでいることは人生の保険だったんです。でも作家になる夢も追いかけたい。だから自分がどこまでできるかを試すために、30代は寝ないで働こうと決めたんです。

そして、運よく仕事が途切れずに30代を駆け抜けることができました。その頃に貯めたお金で不動産を購入して、家族はその家賃収入で暮らしていけるようにし、満を持して40歳の頃に会社を辞めました。

 

作家になっても生きたサラリーマン時代の経験

――そこまで保険をかけてからの独立だったんですね。

 

山口:サラリーマンになったことは人生の保険には違いなかったんですけど、独立した今となってはその時代の経験がすごく役に立っていると気づくことも多いんです。例えば、一度お世話になった人に定期的に連絡を取るとか、担当の人が変わったら顔見知りの上司、できれば社長に挨拶に行くとか。こういう気配りで仕事を持続させるのは、世間知らずのまま作家デビューしていたらできなかったことですよね。

夢を叶えた今、どんな目標を持って仕事をしていますか?

山口敏太郎さん

 

今は作家が作品を出すだけでなく売らなければならない時代

――現在の山口敏太郎さんは、作家というより、オカルトプランナーになった、という話でしたが、どうしてそのようになってしまったのでしょうか?

 

山口:なりたくてなった、というより自然にそうなったんですよ。今の時代、作家というのは本を書いていればいい、というわけにはいかないんですね。作家自身が本を売らなくちゃならない。TwitterやYouTubeでファンを獲得して、自分の作品を宣伝したりプロモーションしなければいけない。和服を着込んで、「うむ」なんて言ってる作家は絶滅しちゃいますよ。

 

――それでプロモーションを続けているうちに、今のようにオカルト全般に強くなったということでしょうか?

 

山口:そういうことですね。オカルト総合商社というか、とにかくたくさんのジャンルにアンテナを張って多角経営を進めていかないと、今の時代じゃ生き残れない。武器は多ければ多いほどいいんです。事故物件ブームがあったときに、それしかやってない人はブームが去ると仕事がなくなっちゃう。けど他にも多くの武器を持っていれば、また新しいブームを作り出すこともできます。

 

オカルトをエンターテインメントにしたい

――時代やブームの移り変わりに対応するうちに、自然と今の活動範囲の幅につながっていったわけですね。今やオカルト界を代表すると言っていい山口さんですが、今後はどのような活動をしていきたいと考えていますか?

山口敏太郎さん

山口:オカルトをアングラなものではなく、もっと日の当たるものにしたいと思ってますね。オカルトファンって、新興宗教の信者のように盲信する人がいて、そういう人をカモにするインチキビジネスも多いんです。そういう詐欺的なインチキが許せないんですよ。そうではなくてもっと気楽に楽しんで欲しいんです。エンターテインメント性を高めたいと思っています。

 

――テレビでよくフェイクを紹介するのは、オカルトを一般人も楽しめるものにしたいという使命感からなんですね。

本日はありがとうございました。どこにも公開されていないようなお話をたくさん聞かせてもらって、とてもためになりました。

まとめ

山口敏太郎さんというと、博学な知識で本を出版し続け、テレビでコメントする、オカルト界のカリスマ知識人という印象でしたが、意外にもかなり慎重に人生を歩んできたことがわかりました。

 

自分の夢を追いかけるために、失敗しても何とかなる保険を用意してから船出する。だからこそ安心して全力を出せ、成功する。そしてその成功を持続するために、サラリーマン時代に培った経験を活かして事業の基盤づくりを続ける。

 

人生には何らかの保険や活動の基盤が必要なのだと気付かされました。

 

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〈企画・編集・執筆:株式会社LIG、イラスト:増田よしはる、撮影:藤井洋平、漫画:岸田悠来(日研トータルソーシング株式会社)〉

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