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2020/11/20

ブルーカラーの仕事とは? 年収や業界の特徴などを解説

知っ得!

ブルーカラーとはホワイトカラーとともに職業を分類する言葉です。かなり歴史があり、1800年代の中頃にヨーロッパやアメリカで使われるようになりました。現在でも、仕事関連の記事などで見かけることがありますね。 ブルーカラーとはどんな仕事を指すのか、年収や業界・仕事の特徴、魅力や大変なところなどとあわせて解説します。

ブルーカラーとは?

ブルーカラーとは、製造業、建設業などの生産現場で、生産工程や現場作業に従事する労働者を指します。もともと肉体労働に従事する人の作業服や制服が青系であったことから、英語の「青い襟(blue collar)」が語源となって呼ばれるようになりました。

 

ブルーカラーの仕事には、大きく分けると作業系と技能系の2つがあります。工場内での仕事でいえば、部品の組み立てなどのライン作業を担当する人は作業系、溶接や旋盤などの技能・技術が必要な仕事に携わる人は技能系ということになります。

 

ブルーカラーの対義語はホワイトカラーで、こちらはオフィス内で主に事務作業に従事する労働者を指します。

ブルーカラーと呼ばれる業種・職種は?

具体的に、ブルーカラーと呼ばれるのは次のような業種・職種です。

 

  • 製造業

組立作業員、溶接工、旋盤工など。

 

  • 建設業

建築作業員、土木作業員、塗装工など。

 

  • 運輸業

運搬スタッフ、配達ドライバーなど。

 

  • サービス業

自動車整備工、修理工など。

 

  • 農林水産業

農業就業者、林業就業者、漁業就業者など。

 

主に作業服を着て従事する仕事はブルーカラーと呼んで差し支えないでしょう。

ブルーカラーの年収は?

一般的にホワイトカラーのほうが高給だと認識されていますが、そうとも限りません。大企業の高卒初任給に限るとブルーカラーのほうが高いという調査もありますし、資格や技術、経験を評価されて非常に高い年収を得ている人も少なくありません。

 

厚生労働省が公開している「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、ブルーカラーと呼ばれる人が多く働くと考えられる製造業、建設業、運輸・郵便業の平均賃金は以下のとおりです。

 

  • 製造業

男性320.3万円、女性217.3万円。

 

  • 建設業

男性349.1万円、女性246.1万円。

 

  • 運輸・郵便業

男性289.0万円、女性230.8万円。

ブルーカラーの仕事の魅力と大変なところは?

ブルーカラーの仕事の魅力は、未経験者でも問題なく始められることです。特に作業系の仕事は誰でもできるような単純作業から仕事を覚えていくことができます。学歴も関係ありません。

 

たとえば製造工場の仕事なら、最初はベルトコンベアで流れてくるパーツなどを組み立てたり加工したりする「ライン作業」から任されることが多いでしょう。そしてその作業に慣れると、次は別の作業や工程を任されるようになります。

 

1人で複数の作業・工程をこなせるようになると、そのような作業者は「多能工」と呼ばれます。多能工になれば給与も上がっていく傾向があります。さらにやる気があれば、資格を取るなどして技能系の仕事に挑戦することも可能です。このように、少しずつ仕事の幅を広げていけるのもブルーカラーの仕事の面白いところです。

 

一方、大変と言えるのは、ホワイトカラーに比べると体力的にきつい面があるところでしょう。最近は労働安全衛生法など労働者を守る法律が整備されてきたので、過酷な肉体労働はほとんどなくなっていますが、体を動かす作業が基本であることは変わらないためつらいと感じる人もいます。

 

かつては、ブルーカラーには「きつい・汚い・危険」を表すいわゆる3Kと呼ばれる職場環境が多いとも言われていました。しかし、近年ではこの点はかなり改善されています。

ブルーカラーの仕事に向いている人は?

ブルーカラーは体力勝負というイメージがありますが、実は現場で最も必要とされるのは体力ではありません。ブルーカラーの仕事に向いているのは、与えられた作業を真面目にコツコツとこなせる人です。作業系でも技能系でも、集中力や、ある程度の我慢強さが求められます。

ただし、数時間立ちっぱなしということもあるので必要最低限の体力は必要です。

 

ただし、ブルーカラーは黙々と決められた作業だけをこなしていればいい、というわけでもありません。仕事によっては、言われたことをきちんと理解して実行に移す、チームで動くときはしっかりと連携を取りながら作業を進めていく、といった意味でのコミュニケーション能力も必要です。

 

まとめると、人の話をきちんと聞き、疑問点は聞き直すなどして理解し、指示された内容を根気よく責任を持ってこなしていくようなタイプの人がブルーカラーの仕事に向いています。

ブルーカラーの将来性は?

ブルーカラーといえば、かつては肉体労働ばかりで、屋外での作業や高所での作業など、いわゆる「3K(きつい・汚い・危険)」の仕事の代名詞でした。今でもそのイメージは強いかもしれません。

 

しかし現在は、かなり事情が変わってきています。

ブルーカラーの仕事の中でも特に製造業は、IoT(モノのインターネット)とAI(人工知能)の導入によって、工場の自動化が進んできており、これを「第四次産業革命」と呼ぶこともあります。

IoTとは機械や設備がインターネットにつながることで、これにより機械の管理や操作を安全な場所で行うことができるようになりました。AIの発展は、機械が自ら状態を管理して異常を知らせたり、流れてくる製品の状態を感知して作業の微調整をしてくれます。

機械が活躍することで、人間の作業員は危険な作業やきつい作業をやらなくても良いようになりました。

 

では3Kの仕事を機械がやってくれる代わりに、人間は何をするのでしょうか。人間は機械を管理したり操作したり、またはメンテナンスをしたり、出来上がった製品を検査したりといった安全かつ機械では代わることができない作業を行っています。こうした機械が代替しにくい作業は、今後も工場の自動化が進むほど重要になっていくでしょう。

 

よくAIの発展によって人間の仕事が奪われる、と言われることがあります。ですがその傾向は銀行員などのホワイトカラーのほうがずっと深刻で、ブルカラーはこれからも仕事がなくなることはなく、むしろ機械やAIが発展するほど求められる仕事が増える、将来が明るい職業と言えるでしょう。

派遣社員や期間工でも働ける?

ブルーカラーの仕事では、派遣社員や期間工(期間従業員)も数多く活躍しています。

 

派遣社員の場合は派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の企業で働くのが一般的です。派遣社員でも、任される仕事の内容は正社員と基本的に変わりはありません。派遣社員として働くメリットは勤務期間、勤務時間、勤務地などが選べることです。工場内の作業員として働くとしたら、一つの企業にこだわらなくても、複数の企業を選択肢に入れて仕事を選べます。建設業や運輸業でも同様です。

 

期間工は工場などで働く、契約期間が決められている契約社員です。期間工も派遣会社に登録すると希望に合った企業を紹介してもらえますが、派遣社員と違って勤務先の企業とは直接、雇用契約を結びます。自動車工場ならその工場を経営する自動車メーカーと契約して働くということです。期間中は寮などに住んで働くスタイルがほとんどで、給与も高めです。

 

派遣社員も期間工も未経験でも始められ、正社員として登用される可能性もあります。

まとめ

ブルーカラーという用語は対象範囲が広く、定義も曖昧なところがありますが、この記事でおおよそのイメージはつかめていただけたのではないでしょうか。単に肉体労働というだけではなく、経験を積み、技能を身につけることで給与が上がり、将来性が開けていく仕事ということも覚えておきましょう。

 

監修/細原敏之

高分子材料を利用した自動車電装部品の設計、製造、生産技術(設備設計、レイアウト検討)及び品質保証業務などを歴任し、トヨタ自動車関連のティア1サプライヤーであるデンソー、アイシン精機及び三菱電機株などを主要顧客とした業務の責任者を担当。その後、タイ・バンコックでの工場建設の代表取締役、発電所などの金属ガスケットやシール材などの開発・マーケティング担当を経て独立。工場の品質管理、生産管理及び労務管理の業務や、ISO審査員及び経営コンサルティング業務を開始し、現在に至る。

 

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