RECRUITMENT

転職note!

ものづくり・製造業で就職・転職活動を有利に進めるためのノウハウが満載!
製造派遣会社総合満足度NO.1「日研トータルソーシング」がお送りする、お役立ち&暇つぶしコンテンツです。
2020/10/21

玉掛けってどんな仕事? 必要な資格や作業内容について詳しく解説

モノづくり

工場などの仕事の募集内容に、「玉掛け」という作業が入っていることがあります。日常生活では聞き慣れない言葉ですので、どんな作業か想像がつきにくい人も多いのではないでしょうか。 ここでは玉掛け作業について、詳しい作業内容や資格の取り方について詳しく解説します。

玉掛けとは?

玉掛けとは、工場や建設現場などで重い荷物をクレーンで持ち上げる際に、フックに荷物を掛けたり外したりする作業のことをいいます。作業に携わるには必ず資格が必要になります。

 

ただそれだけの作業であるのにどうして資格が必要であるかというと、とても重い荷物を高所に持ち上げることは、どうしても危険がともなうからです。作業に使用するロープの強度や、長さ、クレーンで持ち上げた時の角度やバランスが正しいかなど、作業をする上で安全性を保つためには知識や経験が必要です。講習で知識や実技をしっかり学んで、安全に作業をしましょう。

 

  • なんで玉掛けっていうの?

なぜ玉掛けと呼ばれるようになったか、はっきりとした由来は定かではありません。有力な説として、掛け軸を掛ける際に琥珀(こはく)や瑪瑙(めのう)などの宝石(=玉)を使ったことから、これと似た作業であるフックに荷物を掛けることを「玉掛け」と呼ぶようになった、といわれています。

掛け軸もバランスよく掛けることで美しさはもちろん、地震などに対する耐久力も変わるので、本当に近い作業なのかもしれませんね。

 

  • クレーン運転との関係は?

玉掛けは「クレーン玉掛け」という言葉があるように、クレーンと密接に関係する作業です。資格取得のための講習でも、クレーンについて学びます。

クレーンを運転するためには専用の資格が必要になりますが、玉掛けと一緒に取得しておけば現場で1人で作業することもできますし、クレーン運転の知識や経験があるほうが玉掛け作業の理解も深まりますので、どちらも取得する人は少なくありません。

具体的な作業内容は?

玉掛けは、クレーンのフックに荷物を縛った紐を掛ける場合と、フックに結びつけた紐を荷物に掛ける場合の2種類があります。

 

どちらの場合も重さや形によって掛け方を変えます。掛け方には「目掛け」「半掛け」「あだ巻き掛け」「肩掛け」などがあります。

 

玉掛けに使用する用具は、紐として用いるワイヤーロープやベルトスリング(合成繊維でできた平らなベルト状の紐)、吊り荷と紐をつなぐシャックルなどがあり、必要に応じて使い分けます。用具は種類も大事ですが、荷重に耐えられるものを用意しなければなりません。用具選びも玉掛けの大事な作業の一つと言えます。

作業をするのに資格は必要!取得するにはどうすればいい?

玉掛け作業は非常に重い荷物を扱い、危険が伴うため、必ず資格が必要になります。資格の取得には決められた講習を受けなければなりません。受講資格は特になく、18歳以上の人なら誰でも受けることができます。

扱う荷物の重量が1t未満か1t以上かによって必要な資格が変わりますので、詳しく解説します。

 

  • 1t未満の荷物の玉掛け作業には「玉掛け特別教育」

1t未満の荷物を扱う玉掛け作業には、各事業者や教習所で行われる「玉掛け特別教育」の講習を受けなければなりません。

 

講習は学科に5時間、実技に4時間、計9時間が必要とされます。試験は特になく、講習を終了した人には修了証が発行されて、作業に従事することができます。

 

教習所などで受講する場合は受講料を支払う必要があります。金額はテキスト込で15,000円〜程度とされることが多いようです。

 

  • 1t以上の荷物の玉掛け作業には「玉掛け技能講習」

1t以上の荷物を扱う玉掛け作業には、各都道府県の労働局に登録した事業者のもとで、労働安全衛生法に基づく「玉掛け技能講習」を受講しなければなりません。

 

講習は学科に12時間、実技に7時間、計19時間が必要とされます。すでに「玉掛け特別教育」の修了証を持っている人や、クレーンの運転免許を持っている人は学科や実技がある程度免除されます。

「玉掛け特別教育」と同じく試験は特になく、講習を終了した人には修了証が発行されて、作業に従事することができます。

 

講習の料金はテキスト込で20,000円〜程度とされることが多いようです。

どれくらい稼げる?

資格が必要であり、危険を伴う作業ですので、給料も高くなる傾向があります。時給であれば1,300〜1,800円。日給なら1万〜3万円と、繁忙期の限定的な日数であればかなり高い金額になることもあるようです(「ニッケンで発見」編集部調べ)。

どんな人が向いている?

玉掛けは単に荷物をクレーンのフックに掛けたり外したりする作業ではありますが、わずかなズレやゆるみによって荷物が傾いたり揺れたりするととても危険な状態になります。

 

そのため、注意深さや慎重さはもちろんですが、常に完璧を心がけるプロ意識を持って作業できる人が向いている仕事と言えるでしょう。そのような人には仲間の作業員も安心して仕事を任せられるので心から褒めてくれます。とてもやりがいのある仕事なのです。

作業環境は?

工場で重い資材をクレーンで持ち上げる作業の場合は、屋内での作業になります。

建設現場で行われることも多いため、その場合は屋外での作業になります。

基本的に危険な作業となるため、ヘルメットや安全靴の着用は必須です。

アルバイトや派遣社員はどれくらいいる?

現場には短期間のアルバイトや派遣社員だけでなく、日雇いの人も多いのが特徴的な仕事です。それは、日雇いの募集は繁忙期に一時的に日給が高くなることがあるため、そうした求人を渡り歩く人がいるためです。

 

正社員の求人もそれなりにあり、現場では期間従業員との割合は半々くらいが多いようです。正社員を雇用しておけば作業のノウハウが残るので、経営者としても安心なのです。資格を持ち、経験を積めば派遣社員のような期間従業員でも正社員に登用されることもあります。いずれにせよ、講習だけで取得できる資格ですので機会を見て取得しておけば、就職や転職において有利に役立つでしょう。

まとめ

玉掛けは現場の安全を確保するために必要な、とてもやりがいのある仕事です。資格が必須ですので、しっかり講習を受けて、決して油断せず細心の注意を払って作業を行うようにしましょう。

 

監修/細原敏之

高分子材料を利用した自動車電装部品の設計、製造、生産技術(設備設計、レイアウト検討)及び品質保証業務などを歴任し、トヨタ自動車関連のティア1サプライヤーであるデンソー、アイシン精機及び三菱電機株などを主要顧客とした業務の責任者を担当。その後、タイ・バンコックでの工場建設の代表取締役、発電所などの金属ガスケットやシール材などの開発・マーケティング担当を経て独立。工場の品質管理、生産管理及び労務管理の業務や、ISO審査員及び経営コンサルティング業務を開始し、現在に至る。

 

玉掛けのお仕事に興味がありましたら、お気軽にご応募ください!――

 

みなさんのご応募、お待ちしています!