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2021/09/10

機械保全技能士とは?仕事内容・資格取得のメリットをご紹介!

就職・転職

工場の製造現場で非常に重要な役割を担う「機械保全技能士」。その言葉を耳にしたことがあっても、「具体的にどのような仕事をしているのか」「資格を取得するメリットは何か」はわからない方が多いのではないでしょうか。 そこで今回は、機械保全技能士の仕事内容をはじめ、資格取得のメリットや機械保全技能士に向いている人の特徴についてまとめています。また、そのほかのおすすめの資格もご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

①機械保全技能士とは

機械保全技能士とは、工場に設置してある機械の修理や定期メンテナンス、保全に関する業務を行う人物(仕事)です。設備診断・機械保全のプロフェッショナルであることから、機械保全技能士は製造現場において非常に重要な役割を担っているといえます。

 

なお、機械保全技能士になるには資格を取得する必要があり、そのためには“機械保全技能検定”に合格しなければなりません。

 

機械保全技能士の仕事とは

機械保全技能士の仕事は、主に設備診断や機械保全です。工場には発電・配電、ガスや給排水、消防など、いろいろな種類の設備がありますが、機械保全技能士はこれらの設備を個々に点検するのではなく、生産ライン全体の故障や不具合を点検によって予防します。

 

仮に、生産ラインのどこか一箇所に故障や不具合があると全体の稼働がストップするため、製品の生産ができなくなり企業は大きな損失を被ってしまいます。

機械保全技能士は、このような事態を未然に防ぐため、常に生産ラインが正常に稼働するよう努めています

 

どのような場所で働くのか

機械保全技能士が働く場所は、基本的に工場の製造現場です。ただし、職種によって量産工場やプラント工場と働く環境が分かれます。

 

仕事 職場 主な内容
設備保全 量産工場 機械保全やメンテナンスを中心に行う
生産技術 量産工場 新規設備の導入や立ち上げ、保全体制の構築、既に使用している設備の改善・改造などを行う
プラントエンジニア プラント工場* 設備の運転や保全を行う

 

※ 工業活動に必要な資源・素材を生産する工場

②機械保全・設備保全の需要は高まっている

昨今は機械化が進んでおり、人手が不要になる職種が増えつつあります。そのため、機械保全技能士の将来性に不安を感じる方もいるのではないでしょうか。

 

結論からいうと、機械保全技能士の需要は高まっているので何の心配もありません。

もし、機械に何らかのトラブルが起こったら、そのときは人の手を介して対応していく必要があります。つまり、機械保全技能士に関してはむしろ機械化が進むほど需要が高まるのです。そのため、機械保全技能士の将来に不安を感じる必要はないといえます。

③機械保全技能士の国家資格とは

繰り返しになりますが、機械保全技能士になるには「機械保全技能検定」を受験し合格しなければなりません。

 

機械保全技能検定は、特級・1級・2級・3級の4階級に分かれており、それぞれ学科と実技の試験があります。特級以外の各級では、試験は学科と実技から行われ、試験の範囲機械系保全作業・電気系保全作業・設備診断作業(3級は除外)の3つから選ぶことができます。の作業分野があります。

 

機械保全技能検定の学科試験は多肢択一式の正誤問題で、100点満点中65点以上が合格ラインです。一方で実技試験に関しては、1〜3級は「機械の異常発生時の原因特定」、特級は「工程や安全衛生管理、作業指導などの計画立案」に関するテストが出題され、合格するには100点満点中60点以上を獲得しなければなりません。

学科と実技の2つの試験に合格することで、機械保全技能士の国家資格を得られます。

④特級・1級・2級・3級にはどんな違いがある?​

機械保全技能士の特級・1級・2級・3級は、それぞれ「求められる知識・技術」に違いがあります。具体的には以下のとおりです。

 

特級

特級は機械保全技能士の資格の中でも上位にあたるため、工程管理や作業管理、品質管理、安全衛生管理、作業指導、機械保全に関する現場技術などの知識・技術が求められます。

受験するには機械保全技能検定 1級を取得する必要がある上に、5年以上の実務経験が必要です。

 

なお、特級の資格を取得すると、管理職やマネージャーなどの立場で活躍できる可能性があります。

 

1級​

1級を受験する際は上述のとおり、試験範囲を「機械系保全作業」「電気系保全作業」「設備診断作業」の中から選択します。

全範囲(機械系保全作業・電気系保全作業・設備診断作業)共通で学科試験において求められるのは、機械一般や電気一般、機械保全法一般、材料一般、安全衛生などの知識。実技試験では、3つの範囲の中で選択した内容の技術が求められます。

 

機械保全技能士 1級を受験するには、機械保全に関する実務経験が7年以上ある、または2級合格後に同様の経験を2年以上積んでいなければなりません。

ただし、実務経験の年数は学歴によって短縮されます。たとえば、大学・大学院で機械保全職種に関する学科を受講し無事に卒業していれば、必要になる実務経験は7年から4年に短縮されます。高校卒業または短大・高専・高校専攻科卒業なのかによっても短縮される実務経験の年数は異なるので、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

 

なお、機械保全技能士 1級に合格すれば、製造部門・保全部門のリーダーとして活躍できる可能性があります。

 

2級

 

機械保全技能士 2級を受験する際は1級のときと同様に、試験範囲を「機械系保全作業」「電気系保全作業」「設備診断作業」の3つから選びます。

求められる知識・技術のレベルは、1級に比べて少し下がります。たとえば、主に機械系保全作業で出題される「油圧」に関しては、1級だと回路図まで理解していなければなりませんが、2級の場合は一般知識だけでOKです。

 

機械保全技能士 2級を受験するには、機械保全に関する実務経験が2年以上ある、または3級に合格している必要があります。ただし、1級と同じく実務経験の年数は学歴によって短縮されるので、確認しておくようにしましょう。

 

なお、機械保全技能士の2級はある程度の修理・点検が自己完結できるレベルなので、取得すれば中堅の保全エンジニアとして活躍できる場合があります。

 

3級

 

機械保全技能士 3級を受験する際は、「機械系保全作業」「電気系保全作業」のいずれかの試験範囲を選択します。

求められる知識・技術の専門性は2級よりも低いので、基本的に深く掘り下げた問題は出題されません。そのため、機械保全技能検定の中でもっとも取得しやすい資格といえます。

 

機械保全技能士 3級は、特級・1級・2級と違って実務経験を問われないため、実際に働いていない方も受験可能です。3級を取得すれば「機械保全に関する知識・技術をある程度有している」と証明できるので、就職を有利に進められる可能性があります。

⑤資格勉強のポイント

機械保全技能検定に向けて短期間で勉強する際は、「過去の問題を解く」のがポイントです。

機械保全に関する内容をすべて覚えるに越したことはありませんが、それを短い時間で実現させるのは極めて困難です。そのため短期間で試験合格を目指すなら、過去の問題を解いて出題傾向を把握するのが近道といえます。ある程度ヤマを張ってその部分を重点的に勉強することで、全部覚えようと半端に記憶してしまうよりも合格できる可能性が高まります。

 

実技に関しては、実際に現場でトレーニングを積み重ねないと身につきづらいため、「企業が実施している研修に通う」のがおすすめです。

たとえば日研トータルソーシングには、教科・訓練期間・設備などにおいて厚生労働省令が定める基準を満たした研修施設「テクノセンター」があり、そこで専門知識・技術を学ぶことができます。プロの講師から直接教わることができ、疑問点があればその場ですぐに解決することが可能。これにより、短期間で必要な知識・技術を習得できます。

⑥機械保全技能士の資格をとるメリット

機械保全技能士の資格をとるメリットには、まず「昇給・昇進に有利になる」という点が挙げられます。資格を取得すれば、それは専門知識・技術を有している証になります。正当に評価されやすくなるので、昇給・昇進しやすくなるといえるでしょう。

 

このほか「就職が有利になる」という点も、機械保全技能士の資格をとるメリットのひとつです。

資格がなくても、設備保全の仕事に就くことはできます。しかし、即戦力となる人材を求める企業が多いため、資格がないとなかなか採用につながらないことがあるのです。資格を持っていれば専門知識・技術を有していることを証明できるので、採用される確率がグッと高まります。

⑦機械保全技能士に向いている人とは​

では、どのような人が機械保全技能士に向いているのでしょうか?

 

機械保全技能士に向いている人の特徴には、「機械整備や細かい作業が好き」という点が挙げられます。機械保全のメイン業務は整備・メンテナンスであり、これをほぼ毎日繰り返します。くわえて、機械整備では細かいパーツを扱うことも少なくありません。緻密な作業をコツコツと繰り返さなくてはならないので、もともと機械整備や細かい作業が好きな人には向いているといえるでしょう。

 

なお、設備保全の仕事に向いている人の特徴については以下の記事でも詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。

 

設備保全って何?設備保全の種類や必要スキルについて

⑧理系でなくても経験がなくても大丈夫

機械保全の仕事に興味はあるものの、「文系でも働けるのか」「経験がなくても大丈夫か」と不安になることもあるかもしれません。以下では、実際に文系・未経験から機械保全職になった先輩の声をご紹介します。

 

【2018年入社 龍田 圭佑 製造マシンのメンテナンス】

スタッフ

大学は経済学部でしたので工具の使い方もわからないところからのスタートでした。ただ、そんな自分でもテクノセンター という施設で研修してスキルを身につけることができました。座学で知識を身につけるのはもちろん、図面を見ながら配線を組んだり実技の研修もしました。同時期に入社した同期たちと一緒に技術を身につけていくのは、やりがいもあって楽しかったですね。

 

研修終了後は自動車を製造するマシンのメンテナンスを担当しています。テクノセンターで研修したとはいえ、最初は自分にできるか不安でしたがチームの先輩がサポートしてくれたので安心できました。誰もが知っているような自動車メーカーを支えている仕事だと思うとやりがいを感じますね。今はまだまだ勉強中の身ですが、常に自分で考えて動けるように意識しています。後輩ができたら今度は自分がサポートしてあげられる存在になりたいです。

 

引用:社員インタビュー 龍田 圭佑|日研トータルソーシング株式会社

 

 

【12.13年入社 古川 佑也・有川 翔平 半導体メンテナンスオペレーター】

スタッフ

 

古川:私たちの仕事は半導体を作る機械装置の定期メンテナンスとトラブル対応です。いわゆる保全マンと呼ばれる仕事ですね。もっと分かりやすく言うと「機械のお医者さん」です。メンテナンスは、ざっくり言うと付いているパーツを外して洗浄されたパーツを取り付けます。機械装置の台数が多いので全部いっぺんにやる訳ではなく、「今日はこの機械を交換する」といった具合です。

 

有川:トラブル対応は、トラブルが発生したら自分たちのケータイにアラームが来るんですけど、そのエラー内容を報告して修理したりパーツ交換したりします。

 

古川:よく、難しそうな仕事と思われます。が、最初は手こずるかもしれませんが、3ヵ月もあれば大丈夫ではないでしょうか。

 

有川:基本的なことは日研のテクノセンターで学べます。しかも研修中もお給料がもらえるので費用面でも心配はないです。入社してからも実務の研修をきちんと行います。現場の工場は広いですけど、扱う機械の場所もだいたい同じだし、私たちからも作業内容で必要なことはお教えしますので、初めから専門知識が無ければダメということは全く無いです。未経験でも安心して挑戦できる仕事ではないかと思います。

引用:社員インタビュー 古川 佑也・有川 翔平|日研トータルソーシング株式会社

⑨そのほかおすすめの資格には…

機械保全技能士以外にも、工場の仕事に活かせる資格はいくつかあります。そこで以下にて、おすすめの資格を2つピックアップしてご紹介します。

 

1.稼げる資格「フォークリフト運転技能士」

 

おすすめしたい資格、1つ目は「フォークリフト運転技能士です。

時期を問わずに求人が多い軽作業・重作業の中でも、特に需要が高いのがフォークリフトの仕事です。 

「フォークリフト?普通免許があれば運転できるんじゃないの?」と思う方がいるかもしれませんが、フォークリフトは専用免許がなければ運転できません。

 

まず、フォークリフトの資格は2種類あるのをご存知でしょうか?「最大積載荷重1トン未満」と「最大積載荷重1トン以上」というように最大荷重によって分類されていて、運転するフォークリフトの種類によって講習を受ける必要があります。

 

工場系の作業では「最大積載荷重1トン以上」の資格が必要となる場合が多いので、フォークリフトの資格取得を考えているはこちらを取ったほうがよいでしょう。

 

試験は学科と実技にわかれています。合格率は非常に高く、およそ95%程度といわれています。過去問題の傾向を調べていけば、ほとんどの確率で受かる試験です。また、大型特殊免許を持っているは2日間、何の免許も現場経験もないであっても5日間で取得できるスピーディーさも魅力でしょう。

 

そして、フォークリフト作業と一般的な軽作業との間で決定的に違うのは、その収入の高さです。時給相場は1,100円前後と、やや高めの傾向にありますし、同じ倉庫内での軽作業と比べても、平均400円程度時給が高めに設定されています。

職場によってはフォークリフトの資格手当を別途支給している会社もあります。資格を活かして少しでも多く稼ぎたいにはピッタリでしょう。

 

工場や倉庫といった多くの職場で、重い荷物を運ぶときに活躍してくれるフォークリフト。人手不足が叫ばれる中、フォークリフト資格があれば工場での就職に有利になります。

資格の難易度も低いため、ぜひ挑戦してみてください。

 

2.あると便利な「危険物取扱者」「衛生管理者」

 

続いて、製造業や物流業で必要とされることが多い資格に危険物取扱者衛生管理者があります。

 

まず危険物取扱者ですが、ガソリンなどの石油類、金属粉など、燃焼性の高い物品を取り扱う仕事をする際の必須資格になっています。

具体的には、ガソリンスタンドや化学工場、石油貯蔵タンク、タンクローリーなどの施設では、危険物取扱者の資格を持った管理責任者が必須です。“ものづくり大国”である日本では需要が高い資格といえるでしょう。

 

危険物取扱者の資格は、甲種・乙種・丙種の3種類にわかれていて、合格率はそれぞれ約30%、約40%、約50%となっています。転職を考えている方に加えて、学生の受験生も多いことから資格試験の情報やツールも充実しています。

 

若いうちから危険物取扱者の資格を持っておくと早期のキャリアアップも見込めますし、需要が高い資格ということで、多くの企業で資格手当を用意しています。

 

また、ここでいう「危険物」とは、日常生活でも身近なガソリン、灯油、軽油から食用油まで多岐にわたります。

資格試験を通じて身につけた知識は、火災防止や火事になったときの対処法など、“いつもの暮らし”にも役立つでしょう。

 

そして衛生管理者は、働く人の健康管理と快適な職場環境づくりを担当するエキスパートです。

具体的には、健康診断の実施や職場の衛生状態チェック、スタッフの健康管理に労働災害の防止などが主な仕事になります。

 

労働者が50人以上いる事業所に、1人以上の衛生管理者を選任することが義務づけられていますので、労働者の多い事業所で重宝されます。

 

また、ブラック企業など労働環境の問題が重視される中で、職場の労働環境を管理する衛生管理者はますます重要な存在になってきています。

衛生管理者の特徴のひとつに、資格取得のハードルの低さがあります。合格率は毎年約50~60%台で、これは一般的な資格試験の合格率から見ても比較的高い傾向にあります。

さらに職場の相談や休暇取得の相談などを相談しやすいという理由から、女性の衛生管理者にも注目が集まり、キャリアアップを目指す女性にも人気の資格です。

衛生管理者は、会社の管理職になる際に必要となることが多いため、給与アップと先々を見すえたキャリアアップの両面から考えて、取っておいて損はない資格です。

⑩まとめ

機械保全技能士は、工場の安全性を保ちつつ、生産がストップしてしまわないよう機械の整備・メンテナンスを行う仕事です。工場には、絶対的に欠かせない存在なので、保全業務に携わるのであれば取得しておきたい資格といえます。

 

日研トータルソーシングでは、先々にまで活かせる資格として機械保全技能士を育成する前提での採用を強化しています。

 

「資格を身につけて活躍したい方」「将来手に職をつけたい未経験の方」など、気になる方はぜひ下記のページをご覧ください。

 

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執筆者
■筒井健二(Kenji Tsutsui)

フリーライター/ディレクター。
大手タイヤメーカー販売会社を経て、2002年4月オーストラリアへ渡航、365日を過ごす。帰国後、神楽坂の編集プロダクションに入社し、転職情報サイトの制作業務やUSEN放送の番組制作などを担当。
2004年9月独立。以降、企業取材を中心として、各種PRツールの企画・制作業務に従事。空が広い東京都練馬区在住。3児の父。