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新卒の自己PR例文一覧と書き方【傾聴力・行動力・継続力・忍耐力】|「ない」と悩む就活生は75%以上!
ES(エントリーシート)や履歴書に記入を求められたり、面接の場であらためて質問されたりと、自己PRは就活で必ず問われる重要な要素です。しかしその一方で、「自己PRに何を書いたらよいかわからない」「自己PRに書けることがない」といった悩みも、新卒就活生からたびたび聞かれます。 そこで自己PRの実態を探るべく、就活生や元就活生を対象にアンケート調査を実施しました。自己アピールの書き方のコツや例文などを紹介していきます。
就活生の4人に3人は「自己PRがない」と悩んでいる
まず、「自己PRが書けない」と悩んでいる就活生はどのくらいいるのでしょうか? 就活生・元就活生を対象にアンケート調査を実施しました。
【調査概要】
●調査対象:就活生、新卒3年目までの元就活生
●調査人数:200人
●調査期間:2022年11月
就活での自己PRが「ない」「思いつかない」と悩んだ経験はありますか?
●ある:77.5%
●ない:22.5%
「自己PRがない」「思いつかない」と悩んだ経験のある就活生は、なんと77.5%。4人に3人を超える割合です。多くの就活生が、自己PRを書けずに悩んでいる実態が浮き彫りになりました。
悩んだときに!新卒での自己PRの作り方
では、自己PRはどのように考えていけばよいのでしょうか? 自己PRを考えるアプローチは、主に次の2パターンに大別されます。
「自分」に求める | 「志望企業」に求める |
---|---|
●これまでに力を入れてきたことを振り返る
●成功エピソードや失敗した経験を振り返る ●自分の強みを考える ●自分史を作る ●モチベーショングラフを作る ●マインドマップを作る など |
●企業はなぜ自己PRを聞くのか考える
●企業が求める人物像を考える ●企業の価値観を分析する ●これから求められるスキルを考える など |
自己分析を徹底するなど「自分」にフォーカスするのか、あるいは志望企業が求める人材をイメージするなど「企業」に目を向けるのか、両者のアプローチの方向性は大きく異なります。
では、就活生は実際にどちらのパターンから自己PRを考えているのでしょうか?
就活での自己PRをどのように考えましたか?より注力した方向性を教えてください
●ガクチカやこれまでのエピソードを振り返るなどと「自分」に求めた:74.0%
●企業が自己PRを聞く目的や求める人物像を考えるなど「企業」に求めた:26.0%
「企業」にフォーカスする学生も一定数はいるものの、「自分」に目を向けている学生が約4分の3と多数を占めています。
この結果からもわかるように、自己PRを作っていくには、まずは自己分析を徹底するプロセスが王道となるでしょう。
過去の経験を深掘りする!自己分析の方法
「自分」に目を向けて自己PRを考えるにあたり、過去の経験を深堀りしていくには、さまざまな方法があります。
●ガクチカを振り返る
●自分史をまとめる
●モチベーショングラフをつくる
●他己分析を活用する
ガクチカを振り返る
ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」の略語です。このガクチカの作成プロセスは、自分の人柄やモチベーションの推移を振り返ったり、志望企業の業務にどう活かせるのか考えたりと、自己PRのベースになります。
しかし「自己PRに書くことがない」というのと同様に、ガクチカも「ガクチカに書けることなんてない」と多くの就活生が悩んでいます。
ガクチカに盛り込まれることが多いエピソードは、アルバイトやサークル活動、ゼミ・研究などの学業、留学、趣味など実際の経験にもとづいたものです。
特別なエピソードにこだわる必要はありません。浮かばない場合には、たとえば「1年間どういったことをしていたのか」などとシンプルに振り返ってみましょう。
>>ガクチカの書き方・作り方と例文|アルバイトも学業も「本当にない」場合は?
自分史をまとめる
自分史は、これまでの自分の歴史をまとめたものです。「中学生」「高校生」など年代ごとに区切って、自分のキャラクターや性格、具体的なエピソード、そのときの感情や学んだことなどを書き出していきます。
自分史を作成するのは、自分の弱みや強み、価値観などを把握することが主目的です。ESの作成や面接対策などに活用できるほか、モチベーショングラフ作成の準備としても役立ちます。
>>自分史のESへの書き方とは?無料ワークシート・テンプレートや例文を紹介
モチベーショングラフをつくる
モチベーショングラフは、幼少期からこれまでの具体的なエピソードと、その時点におけるモチベーションの推移をグラフに示したものです。モチベーションが変動するきっかけとなったエピソードが起きたときの思考や行動、状況を振り返り、モチベーションが上がるときと下がるときの共通点を発見し、やりがいを感じる要素を言語化します。
モチベーショングラフを用いた自己分析は、自分の価値観や長所、短所などに気づくフックとなり、自己PRを考える有効な材料になります。
>>モチベーショングラフの書き方とテンプレート|就活の自己分析・ESでの活用方法
他己分析を活用する
自己分析を進めている最中は、自分の強みとなるポイントがなかなか見つからないなど、息詰まる局面が多々あります。また、自己分析は主観的になりやすいため、客観的な視点も必要です。
他己分析は自分の性格や長所・短所などについて、家族や友人、サークルの先輩や後輩、バイト先の仲間など他者に聞いて分析を行うものです。自己分析と他己分析、両方を組み合わせることで、深い自己理解が促進されます。
なお、以下の記事で実施した「自分の強みの見つけ方」についてのアンケート調査でも、「友達や家族など身近な人に相談する」という回答が多く見られています。
企業が求める人物像や自己PRを聞く目的を理解する
自己PRの作成では、自己分析を進め「自分」にフォーカスするアプローチに注力しながらも、志望企業に目を向けた深掘りも同時並行で進めていきましょう。
企業は自社で活躍できる人材か判断する要素のひとつとして、自己PRを聞いています。企業が求める人物像や、事業運営における価値観、あるいは求められるスキルなどを把握しておくとよいでしょう。
>>Web面接のカンペはバレる?使ってOK?それともNG?面接官にアンケート!
自己PRの例文とエピソード:「協調性」「傾聴力」などをどのようにアピールすればいい?
実際に就活生は、どのような強みやエピソードを自己PRに盛り込んでいるのでしょうか? 自己PRに取り入れた強みや特徴を、アンケート調査で聞いてみました。
自己PRに反映しアピールした自身の強みや特徴として、もっとも近いものを選んでください。
●コミュニケーション能力:15.5%
●継続力:15.0%
●行動力:11.5%
●協調性:10.0%
●忍耐力:9.5%
●傾聴力:9.0%
●問題解決能力:8.0%
●成長意欲:6.0%
●責任感:6.0%
●計画性:5.0%
●企画力:3.5%
●正確性:1.0%
「コミュニケーション能力」「行動力」といったアクティブな一面だけではなく、「継続力」「忍耐力」などコツコツと地道にやり遂げることも自己PRに用いられています。実際にどちらの特徴も、多くの社会人に求められるものです。
それぞれの強み・特徴に関連するエピソードと、自己PRの例文を見ていきましょう。
コミュニケーション能力をアピールするの自己PRの例文
「コミュニケーション能力」をアピールする学生の自己PRには、留学経験やゼミ、アルバイト、サークル・部活動での経験に立脚した具体的なエピソードを取り入れている傾向が見られます。
また、営業職や販売・サービス職など、他者との関わりが多い業種・職種を志望する就活生が中心です。
コミュニケーション能力をアピールする自己PRに取り入れられているエピソードをみていきます。
今まで25ヵ国以上の国を旅行や留学で訪れ、沢山の人と交流したのでコミュニケーション能力に自信がある(観光業/男性)
卒業論文の時、研究室内で考え方の違いにより衝突が発生したが、両者の意見を聞きお互いを納得させて合意に至らせた経験があります(営業/男性)
今までのアルバイト経験(飲食店での接客など)を通して、臨機応変な接客ができると思う(ラグジュアリーブランド/女性)
学外でのボランティア活動を通じて、多くの人とコミュニケーションを取り合いました(営業/男性)
小学生の頃から大学生まで野球をやっていました。その中で、キャプテンをした経験があります。チームを一つにまとめたり、チームを目標に導く役割があります。その役割を果たすためにもコミュニケーション能力は必須です(証券営業/男性)
こうしたエピソードから学んだことを深堀りしたり、志望企業でどのように役立てていけるのかを示したりと、自己PRとしてまとめていきます。
【コミュニケーション能力】留学のエピソードを活かした例文
1年間スペインのバスクに留学しました。情熱的な印象の国ですが、バスク人は内向的です。しかし留学中、私は毎日同じバルに通い、地元の人と交流しました。コミュニティに入ることがその場所を知る一番の方法だからです。言語の壁はあっても積極的に話しかけ、同じ時を過ごして、次第に受け入れてもらえるようになり、自ら働きかけて人との関わりを広げていく自信がつきました。
また、バスクを拠点に、欧州、南米に旅行しました。日本とは異なる人種・文化を知り、価値観や視野が広がりました。インターネットでなんでも把握できる時代ですが、本物に触れる価値は大きいです。トラブルにも遭遇しましたが、そこで培った交渉力や押しの強さも私の強みです。
【コミュニケーション能力】アルバイトのエピソードを活かした例文
薬局でのアルバイトで、接客業務を担当していました。コロナ禍でトイレットペーパーやマスクが品薄になり、毎日、入口の前に大行列が出来るほどの客足を経験しました。そのため、お客様同士の揉め事がよく起きる状態になりました。同僚も初めての経験で混乱していましたが、従業員全員で連携してお客様を誘導することで、揉め事の発生の撲滅に努めました。
品物によっては、個数制限を設けている場合もあり、その場合にお客様に理解していただけるように、丁寧に説明することも心掛け、コロナ禍で混乱する中、少しでもお客様が安心して、ご利用いただけるように努めました。
このようなコミュニケーション能力を活かして貢献していきたいと考えています。御社に入社後も、周囲に気を配るチームワークを活かして、チーム全体で良い成果を挙げられるよう貢献したいです。
継続力をアピールする自己PRの例文
「継続力」をアピールする学生は、部活動や趣味のスポーツ、資格試験などの勉強、アルバイトなどを継続してきた経験や、逆境に負けずに努力したエピソードから自己PRを構成しています。
継続力をアピールする自己PRに取り入れられているエピソードをみていきます。
逆境にも負けることなく自分で目標を立て高みを目指す力。クラシックバレエを10年以上続けたこと、そしていつも怒られてばかりだった私が先生から認められ同級生の中で1人だけプロへのスカウトももらえたことを話しました(商社営業/女性)
私の趣味は3年続けている筋力トレーニングです。最初はガリガリで50㎏しかなかった体重も今では75㎏まで増えベンチプレスは140kgまで上がるようになりました(IT系/男性)
英語が苦手でありながらも学び続け、2年間でTOEICの点数が400点以上伸びました。またそれにより自分でも実際に所属できるとは思わなかった通訳と翻訳のゼミに入ってよりレベルの高い英語の運用を学ぶことができました(教育/女性)
資格試験に向けて勉強(宅建)。1回目に落ちて諦めようとしたが、オンライン講座を受けるなどして継続して勉強して諦めずに頑張った結果2回目で合格(金融/男性)
アルバイトを4年間続け、バイトリーダーを経験するとともに、短期のアルバイトをいくつかやったエピソードで、継続力と新しいものへの挑戦力をアピールした(事務職/女性)
継続力を自己PRとしてまとめるときには、継続した結果として得られたことを盛り込むことがポイントです。
【継続力】趣味・学校行事のエピソードを活かした例文
私の長所は継続力があるところです。幼少期からピアノを弾いており、中学の合唱コンクールでは伴奏をした経験があります。初めは、上手くいかず何度もあきらめかけましたが、毎日練習を繰り返すうちに徐々に弾けるようになり、最終的にクラスを優勝に導くことが出来ました。
私には突出したスキルはありませんが、継続的に取り組むことのできる強い精神力があります。御社に入社することができたら、長所である継続力を生かし貢献できるように頑張ります。
【継続力】部活のエピソードを活かした例文
私の強みは、粘り強く最後まで努力することです。入学して初めてのサッカーの試合は補欠からのスタートでした。しかし、レギュラーになりたいという想いから朝のシュート練習やリフティングを毎日続けたことで、オフェンスに自信を持てるようになり、レギュラーになることができました。
また、継続的に続けたことで部員やコーチからの信頼を獲得し、最後の公式戦ではフォワードを任されました。この経験を活かして貴社でも最後まで諦めずに取り組み、会社に貢献します。
行動力をアピールする自己PRの例文
「行動力」を強みとして自己PRを作成した就活生は、旅行や研究、サークル、部活動に関する体験をベースに構成している例が多いですが、日頃の行動からアピールするケースもありました。
行動力は仕事における「主体性」をアピールしやすく、メーカーや商社、コンサル、IT系、接客など、幅広い業種の就活生がテーマにしています。
行動力をアピールする自己PRに取り入れられているエピソードをみていきます。
海外留学で、ヒッチハイクを行い現地の方とコミュニケーションを取って無事に帰る事ができた(商社/男性)
学生時代に自転車で日本縦断の旅をしたこと(メーカー/男性)
研究等わからない内容についてそのままにせず徹底的に調べます。時には外部機関に問い合わせたり実際に足を運んだりと、知識を深めてきました(コンサル/男性)
サークル活動において自分から企画をしてイベントを運営していた(メーカー/男性)
コロナでサークル活動ができなくなったとき、コミュニティを維持する代替案を中心になって考えたこと(不動産/女性)
行動力を強みとして自己PRをまとめるには、具体的な行動の結果、実現できたことを盛り込むと、説得力が生まれます。
【行動力】趣味のエピソードを活かした例文
私はサッカーワールドカップを見に行くのが子どもの頃からの夢でした。大学入学後は計画的にバイトをして費用をためて、開催地の言語の勉強にも取り組みました。
自分の夢を叶えることができた結果、ポジティブな自信と動じないメンタルを手に入れられたように実感しています。
【行動力】日常生活のエピソードを活かした例文
私の強みは行動力があるところです。
駅で道に迷っている人がいたら自ら声をかけ目的地まで一緒に行ったことがあります。その他にも階段で大荷物を持っているお年寄りの方に声をかけ荷物を階段下まで運んだこともあります。私の少しの行動で誰かが笑顔になってくれることがすごく嬉しいです。
協調性をアピールする自己PRの例文
「協調性」を自己PRの強みとする就活生は、部活やアルバイト、授業のグループワークなどで、丁寧なコミュニケーションを大切にした経験や、協調性のある行動をとった経験をベースにしている例が目立ちます。
また、商社やメーカー、営業など、チームで動く業種を志望する就活生が多い傾向があります。
協調性をアピールする自己PRに取り入れられているエピソードをみていきます。
部活のリーダーで部員にまとまりがなくて困っていた時に、それぞれの話を一対一で聞いて、部員にもそういう場を作った。結果、部活全体がまとまって試合で結果が出せた(営業/女性)
私は部活動でサッカー部に所属してしました。サッカーは協調性やコミュニケーション、忍耐などさまざまなことが鍛えられました(製造業/男性)
私の強みは部活動で培ってきた協調性です。小学生の時から今まで野球を続けており、その中で仲間と共に何かを達成することの大切さを学びました(メーカー/男性)
大学時代にワーキングホリデーで海外生活の経験があり、言葉は違っても1つの目標に向かって協力することを学びました(商社/男性)
アルバイトでいろんな年代の人と協力しコミュニケーションを取りながら仕事をした(メーカー/女性)
協調性を強みとして自己アピールを作成する場合には、コミュニケーションと行動で周囲をまとめたことで、どのような成果を得られたのかを含めることがポイントです。
【協調性】グループワークのエピソードを活かした例文
私は協調力があることが強みです。大学時代にグループワークがある科目がありましたが、指定されたグループは学年や学科がバラバラではじめはまとまりませんでした。そこで、どうしたらこのメンバーで上手くやっていけるかを考え、みんなの話をまず聞いて肯定しながら、意見をすり合わせるように努めました。また、グループワークとはまったく関係ないことを話すことで、みんなが話しやすい空気を作り、グループワークの話題へと入るようにしました。
結果としてグループワークでの発表は上手くいき、グループのメンバーとはその後も遊ぶような関係になりました。
【協調性】部活のエピソードを活かした例文
私は部員が50人ほど在籍する部活動の中で、協調性を身につけられたことが強みです。レギュラーに入るために仲間と競い合い、試合でアピールしていました。しかし、勝つためには時には目立たない役回りをして、チームに貢献していくことが大切だと考えるようになりました。
そのように考えながらプレーをした結果、お互いに助け合う関係性が多くのメンバーと築け、協調性が身につけられたと思います。
>>【関連記事】協調性の自己PR例文と効果的な「言い換え」|部活やサークルのエピソードをESにまとめる方法
忍耐力をアピールする自己PRの例文
「忍耐力」をアピールする就活生は、部活を継続して続けていた体験をもとに構成した自己PRが多く見られるほか、研究室やゼミでの研究も目立ちます。
忍耐力をアピールするのは、特に製造業やIT系を志望する就活生に多く、システム開発や製品の研究開発などで役立つ力として評価されます。
忍耐力をアピールする自己PRに取り入れられているエピソードをみていきます。
幼い頃から剣道をしており、厳しい練習にも耐えてきたので、忍耐力にはとても自信があります(製造業/男性)
学生時代に駅伝で長距離を走り、だれにも負けない忍耐力を身につけた(金融/男性)
学生時代の部活動でスランプが何度もあったが、諦めなかった。諦めなければ結果は出ると実感した(営業/女性)
小学生から高校まで体育会の部活を辞めずに続けた(ITエンジニア/男性)
研究室で良い結果が出るまで粘り強く研究を続けて、後輩に繋げられる成果を出すことに成功した(IT/男性)
忍耐力を発揮した結果、得られたことを自己PRに盛り込むのが理想的です。体育会系の部活の長期間にわたる経験などでは、それだけで辛さに打ち勝って努力してきたことが伝わることもあるでしょう。
【忍耐力】ゼミのエピソードを活かした例文
ゼミでの研究活動を通して身につけた忍耐力が私の強みです。実験を何度繰り返しても思うような結果が出ないことばかりで、何度も挫けそうになりました。しかし、先生や先輩、同期の仲間たちからの励ましや助言があり、忍耐強く実験を続けることができました。
すぐには上手くいかなくても、諦めずにもう一度トライすることや別の方法を考えることの重要性を学びました。
【忍耐力】部活のエピソードを活かした例文
小学4年生から大学まで野球を続けていました。特に高校野球では甲子園を目指し、日々厳しい練習に耐えてきました。また、野球だけでなく、礼儀やマナーなども学ぶことができました。
野球で培った忍耐力や体力、礼儀を生かして、就職後も全力で頑張り、貢献する自信があります。
>>【関連記事】忍耐力の自己PR例文と効果的な言い換え|部活やアルバイトのエピソードをESにまとめる方法
傾聴力をアピールする自己PRの例文
「傾聴力」をアピールする就活生は、アルバイトでの振る舞いを自己PRに反映しているケースが多く、サークルでメンバーの話を聞いたエピソードや友人の相談にのった経験を根拠とするケースも見受けられました。
営業、IT系、メーカー、医療・介護などを志望する就活生で目立ち、ヒアリングから相手のニーズを把握することが求められる業種・職種が中心です。
傾聴力をアピールする自己PRに取り入れられているエピソードをみていきます。
アパレルのアルバイトの経験から、お客様のニーズを把握しそのニーズに沿った商品を提案できる力を身に着けた(メーカー・金融/女性)
バイトで他人の話に傾聴することにより、相手に安心感を与え、信頼関係を構築できた(福祉/男性)
塾でアルバイトをしていたのですが、そこで生徒たちの進路相談やその他相談を聞くことも多く傾聴力が身についたことを具体例としました(営業・販売/女性)
学生時代サークルの部長を2年間務めており、部員一人ひとりの意見を聞いて、今後の方針を考えていた経験から、傾聴力を身につけることができたと書きました(メーカー/女性)
今まで出会った友人などから、何人にも「あなたに相談してよかった。」などと感謝してもらうことが多かったので傾聴力があります(広告/女性)
自己PRで傾聴力をアピールするには、具体的なエピソードをどのように活かし、評価されたかを盛り込むことがポイントです。
【傾聴力】アルバイトのエピソードを活かした例文
私は傾聴力があることが強みです。会話をするときは、相手が何を聴いて欲しいのか、何を求めているのかを意識して聴くようにしています。
たとえば、書店でアルバイトをしていたときに、お客様から「本のタイトル(または作者)がわからない」「○○の本の場所はどこか」といった質問を多く受けました。質問にお答えして、私が提案した商品を購入していただいたり、「ありがとう」と声をいただいたりしたときに、とてもやりがいを感じました。
この経験を通じて、相手の話をしっかりと聴いて困りごとや求めることを理解し、適切な回答を行うことの大切さを学びました。今後は、相手の話をしっかり聴いて理解する傾聴力を活かして、今後はお客様や仲間に信頼される社会人へと成長していきたいと考えております。
【傾聴力】アルバイトのエピソードを活かした例文
私の強みは相手を受け入れ、客観的に整理できる傾聴力です。この強みは、アルバイト先のグループホームで利用者の方から相談を受けた際に役立ちました。
その方は、認知症を中心とした将来への不安を抱えていました。そこで私は3点を意識し話を伺いました。1つ目は話しやすい環境づくりです。2つめは不安の原因を知ることです。3つめはその方の状況と気持ちを整理することです。結果、「聞いてもらって安心した」と言っていただけました。
>>【関連記事】傾聴力の自己PR例文と言い換え|アルバイトや接客のエピソードをESにまとめる方法
問題解決能力をアピールする自己PRの例文
「問題解決能力」を自己PRに用いた就活生のエピソードや例文を紹介します。
長期インターンで様々な部署をまとめて指揮をとったこと(コンサル/女性)
アルバイトで急な人手不足による店舗オペレーションの課題を解決するために普段から、効率的に業務が遂行できるようにマニュアル作りに努めた(IT/女性)
私は仲間の意見を聞き、その意見を実現するさせることが得意です。私はサークルで部長をしていました。部員から新たな活動がしたいという意見が多くありましたが、先代の部長は忙しさからその願いを叶えることが難しい状態でした。私自身も精一杯の状態でしたが、自分1人で叶えるのではなく、部員全員で協力して作業を行い、新たな活動を毎年行えるように手配、マニュアルを作成しました(IT/女性)
【問題解決能力】部活のエピソードを活かした例文
私は目の前にある問題を1つ1つ潰していく力を持っています。
私は弓道部で主将を務め、部活を全国大会の団体戦で勝てる部活にしました。かつて弓道部は地区では優勝する力を持っていながら、全国ではなかなか勝てない部活でした。勝てない理由を探した結果、地区で優勝することで満足してしまう点と、控え選手の実力不足が原因でした。
そこで、大会ごとに目標設定を行い、実力の底上げをすべく練習内容を考えた結果、1年で全国大会で勝てるチームにまで成長させることができました。
成長意欲をアピールする自己PRの例文
「成長意欲」を自己PRで強みとした就活生のエピソードや例文を紹介します。
大学院生(がほとんど)の中、大学3年生で学会に出場したこと(小売業/女性)
交換留学に行って、現地の大学で良い成績を収めたこと(企画/女性)
私の強みは好奇心です。家電量販店でアルバイトをしていた際、家電への好奇心と探究心が強みを発揮して店舗の売り上げを伸ばした経験があります(金融/男性)
【成長意欲】学業のエピソードを活かした例文
私は自分の目標に向かって成長してくために、努力できることが強みです。
大学院では大学とは異なる分野を専攻しました。大学では農学部でしたが、大学院の専攻は電気学です。それは、大学で学んだことを大学院では工学的にアプローチしたかったことが理由です。
大学院では電気学に関して新たに基礎知識から身につけていく必要があり、他の院生との遅れを取り戻すのが大変でした。しかし、本当に自分が研究したいことであり、この分野で成長したいという気持ちを持って頑張り、結果的にはよい成果を残せました。
責任感をアピールする自己PRの例文
「責任感」を自己PRでアピールした就活生のエピソードや例文を紹介します。
研究室のゼミ長として、2年間責任をもって活動した。決めなくてはいけないことがあってもなかなか決まらないことが多く、期日までにどうすれば決まるのかを考えて最後までやり抜いた(IT/女性)
ゼミの活動で実際の媒体に掲載するコンテンツを製作していたため、学外の方と協力が必要な活動であったため責任感を持って活動していました(メディア/女性)
私は中学校の部活動でキャプテンを務めており、高校の部活動では副キャプテンを務めました。この経験からチームの顔として恥じないような責任感を持つようになり、現在の私の強みとなったと思っております(コンサル/男性)
【責任感】部活・サークルのエピソードを活かした例文
私の長所は責任感の強さです。
高校の部活では部長、大学のサークルでは部署長を務めていました。学業やアルバイトとの両立は忙しく、人間関係でも悩んでいた時期があり、何度か辞めたいと思いました。しかし持ち前の責任感の強さで、部活もサークルも途中で投げ出さず、最後まで自分の役割を務めることができました。
計画性をアピールする自己PRの例文
「計画性」を自己PRでアピールした就活生のエピソードや例文を紹介します。
学校にてチームでプログラムを制作した際に自らリーダーとして立候補した。その際に、制作期間の決定や進捗管理などの計画を立ててスムーズに制作を行うことができた(ソフトウェア/男性)
私の強みは計画力です。学生の頃はテスト勉強の1週間前のテスト期間中のこの日のこの時間はこの勉強、というふうにスケジュールを組んで勉強し、自分の納得のいく結果を残して来ました(メーカー/男性)
サークルで大会に出場することになった際、1ヶ月や1週間単位で何をすべきかを洗い出して実行に移し、その結果大会で3位の好成績を収めることができた(メーカー/女性)
【計画性】学業のエピソードを活かした例文
私の強みは計画性があり、自分で決めたスケジュール通りに行動できるところです。
授業の課題が出た際は、必ず事前準備や確認作業を行いながら進めます。途中、スケジュールより遅れてしまいそうな場合も、スケジュールを組み直したり、先生や周囲の人に相談してアドバイスをもらったりしながら進めることで、締め切り前に提出することができました。
また、スムーズに課題が進んだ際は自主的にコンペに応募するなど、時間を有効に使うことで様々なことに挑戦することができました。
自己PRの書き方・まとめ方のポイント
自己PR作成のアプローチや例文を紹介してきましたが、最後に書き方やまとめ方のポイントについて確認していきます。
面接でも1分間で話せる「400文字ほど」が目安
エントリーシートなどで特に指定がない場合には、自己PRの文字数は一般的に300文字~400文字が目安とされています。
これはアナウンサーが1分間で話す文字数とほぼ同じです。面接で無理なく話せる文字数でもあります。
PREP法を取り入れてわかりやすくまとめる
自己PRはPREP法で作成すると、相手に伝わりやすくなります。PREP法はプレゼン資料の作成などでも使われている文章構成の方法で、以下の順番を型とすることで論理的な文脈に仕上がります。
●結論(Point)
●理由(Reason)
●具体例(Example)
●結論(Point)
まずは、結論として自分の強みを挙げて、その理由やエピソードについて伝えて、最後に再度、自分の強みを訴えます。入社後の意欲なども最後に入れると、より熱意が伝わる自己PRになるでしょう。
企業に応じたチューニングを
求めている人物像は企業によって異なるため、応募企業に合わせて自己PRの調整を行うことも大切です。自己PRに取り入れるエピソードは同じであっても、視点や文脈を変えて効果的にアピールできるよう工夫してみましょう。
また、アピールしたいポイントをどのように入社後に活かせるのか、企業目線によるアプローチを取り入れることもポイントです。
まとめ
新卒就活生の自己PRは、企業が自社にマッチして活躍できる人材かどうかを見極める重要なポイントです。具体的なエピソードを盛り込んで、アピールしたい自分の強みに説得力を持たせましょう。
何かしらの仕事に役立つ、アピールできるポイントは誰にでもあるものです。ガクチカの深掘りやモチベーショングラフの作成など自己分析を徹底し、自分らしい自己PRを考えてみましょう。
また、仕事や専攻についての悩み相談や、適職診断は「AIさくらさん」もぜひご利用ください!
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みなさんのご応募、お待ちしています!