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工場勤務の知られざる魅力。製造業で働きたい人のための必見情報

製造の現場である工場。そこでの勤務とは実際にはどのようなものなのでしょうか。
工場勤務というとすぐに「仕事がきついのでは?」「給料が安そう」というイメージをもつ人もいるようですが、実はそうではありません。
一般的なサービス業などの仕事と比較しても、有利な点がたくさんあります。
ここでは製造業に興味のある人に向けて、工場勤務の基本的な知識と給料事情、工場勤務に向いているかどうかの適正、転職するための方法について解説していきます。
工場勤務ってどんな感じ?
工場勤務と聞くと、「何か作っているところ」程度のイメージしかわかないという人もいるでしょう。工場で働くとは、どのようなことなのでしょうか。工場勤務の基本について見ておきましょう。
工場という場所の役割
工場とは、ずばり、モノづくりの第一線であると言えます。現代社会を支えるあらゆるモノは、すべて工場から生み出されるのです。
もちろん、工場にも大小さまざまな規模があります。製造している物も目に見えるか見えないかほどの小さなネジから、巨大な航空機の部品までさまざまです。
消費者に直接届くモノもあれば、その生活を陰で支えるモノもあります。工場がなければ、どのような産業も成り立ちません。
製造業は国の経済を支えている、とても重要な現場であるのは間違いありません。
働く場としての工場
それでは、工場を働く場所として見た場合はどうなのでしょうか。
その工場の業務内容にもよりますが、ほとんどの場合、工場スタッフは自分の持ち場に集中して業務をこなすことになります。
ある程度のコミュニケーションは必要ですが、一般的なオフィスのように密なつながりがなくても大丈夫です。それよりも、個々で担当の仕事に真剣に向き合うことの方が重視されます。
工場勤務というと、単調でつまらなそうという印象を持っている人もいるようですが、実際に働く人の声を聞くと必ずしもそうではありません。
(1)精密機器で作業スピードが遅くて悩んでいたところ、上司に丁寧でミスのない仕事ぶりをほめられ、モチベーションが上がった!
(2)コツを覚えてスピードアップできる面白さに取りつかれた!
(3)工場内の効率化向上の提案が認められ、作業工程の改善策として採用された!
このように、工場の中にも喜びややりがいがたくさんあります。
また、工場の特徴としては夜勤勤務がある場合も多く、働ける時間帯が広いということが挙げられます。さらに、アルバイトや期間工など非正規雇用された人も、製造正社員になれるチャンスがあります。
マイペースでステップアップしながら技術を身に付けられる工場勤務では、それまでの職場でなじめなかったと言う人でも違う働き方が見つかる可能性が広がります。
工場勤務ってつらい?向いている人・向いていない人
工場で働くための性格的な向き・不向きはあるのでしょうか。
工場勤務のポイント
工場には多彩な種類がありますが、同じ工場内の業務もまた多岐にわたります。組み立てラインに入る人もいれば、検査をする人、梱包、部品や商品の管理などを行う担当となる人もいます。
職種や部署、担当する作業過程により差があり、また、扱うモノによってももちろん作業内容が異なります。食品工場が向く人もいれば、自動車の組み立てが得意な人もいるはずです。同じ工場であっても、家電やプラスチックなど、多種多様な中から働く場所を選ぶことができます。
ただ、工場の種類が変わっても、基本的には単純な作業のくり返しであることが多いと言えます。毎日あまり大きな変化がないのがデメリットとなるかもしれません。
工場勤務に向く人
工場勤務に適しているのは集中力があり、コツコツ作業するのが好きな人です。担当を任された作業を、黙々とこなすことが求められます。根気強い人、粘りのある人にはしっくりする仕事です。
ひとりでの作業が好きな人であれば、居心地良く感じられるかもしれません。もちろん、工場の仕事にもいろいろな形があります。中にはチームプレーが好きな人にマッチする部署もあるので、その場合には就職時に伝えておくと良いでしょう。
工場勤務にはメカ好きな人やモノづくりが好きな人が気に入るポイントがたくさんあります。製造工程に興味をもてるのであれば、楽しく仕事ができます。
どの職業でも同じですが、与えられた作業を責任もってやり通せる真面目さが必要です。
工場勤務に向かない人
逆に工場の仕事が向かない人とは、どのようなタイプでしょうか。
工場の製造内容や部署にもよりますが、長時間立ち仕事をしたり時にはある程度重量のあるものを持ち上げたりすることもあります。人並みに体力がないという人には、あまりお勧めできません。
先にもあったように工場の仕事は、毎日同じ作業のくり返しとなる可能性が高く、次々に新しい体験ができるというものではありません。そのため仕事に対して飽きやすい人には務まりません。一つのことにじっくりと向き合うのが苦手、という人には難しいかもしれません。
それぞれが個々に作業を任される工場では、ほかの人の動きまで把握していません。自分の仕事で、自分がしっかりと責任を果たさなければ、工程全体で問題が発生します。人が見ていないと手を抜きやすいという性格の人は最初からNGです。
多少はスタッフ同士の関わりがあっても、工場勤めは対人の職業ではありません。常に人と接するのが好きなタイプには、寂しく感じられる可能性があります。
工場勤務の年収は意外と高め?
工場勤務は仕事ばかりきつくて低収入、そんなイメージを持っている人はいないでしょうか。実は工場勤務全体で見ると、収入は悪くありません。
高卒くらいの年齢から20代にかけては低めですが、年次に従って昇給していきます。高卒平均初任給18万円~19万円程度なので、ほかの職業と比べて極端に安いと言うことはありません。
20代~30代では年収で300~500万円が相場です。大手企業の工場勤めの場合、40代では500~700万円台です。
アルバイトとしても時給は高い方ですが、途中から製造正社員に登用されるチャンスもあります。正社員になれば、毎年のベースアップが期待できます。
工業勤務ならばコツコツと仕事の経験を重ねていけば、着実に収入を上げていくことが可能です。
工場勤務に転職するには?
ほかの仕事をしていて、工場勤務に転職はできるのでしょうか。
工場勤務を希望する際、スキルや学歴は重視されません。就職の難易度は平均的ですが、未経験でも可という求人は数多くあります。
未経験の業界であれば、研修体制が整備されているところを選ぶと安心です。また、工場勤務の求人は、年齢の幅が広く30代以上でも転職が可能です。
大手企業の工場は条件が良く、競争率が高いため、ハードルも上がります。難しいと感じる場合には、規模が小さくても待遇が良いところもたくさんあるので、求人情報を良く探して見ると良いでしょう。
応募の方法としてはハローワークからの紹介や直接応募も可能ですが、求人票だけではわからないことも多くあります。内情についての情報収集が必要です。
ただ現実的には、個人で実情を調べるのはなかなか難しいものがあります。その場合には、転職エージェントを活用すると詳細な情報まで提供してくれるため、不安のない職探しができます。
製造業の工場勤務で人生が変わる?
工場勤務は自分の適性や興味に合った職場が見つかれば、想像以上に快適に働くことができます。サービス業などで何か違うと感じているのであれば、一度はチャレンジしてみる価値があります。非正規雇用から製造正社員へと転換できるチャンスも与えられており、人生を大きく変えられる可能性も広がります。イメージで決めつけずに、ぜひ自分の目で確かめてみましょう。