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2019/12/27

工場勤務の知られざる魅力とは?「つらい」のイメージで決めつけない、製造業で働きたい人のための情報

モノづくり

工場は、日本のものづくりの根幹を支える製造現場の最前線です。そんな工場での勤務とは、実際はどのような雰囲気なのでしょうか?

工場勤務は、ともすると以下のようなネガティブなイメージで語られがちです。

●仕事がきついのでは?
●肉体的につらいのでは?
●年収が安そう…

なかには「高卒の「底辺の仕事」といった品のない揶揄も聞かれますが、こうしたイメージは、「現在」の工場勤務の実態とは異なります。一般的なサービス業などの仕事と比較しても、有利な点がたくさんあるのが工場勤務の特徴です。

本記事では、工場勤務に興味がある人に向け、基本的な知識と年収事情、工場勤務に向いているかどうかの適正、転職するための方法について解説していきます。

工場勤務ってどんな感じ?何をする?

工場勤務ってどんな感じ?何をする?

工場勤務と聞くと、「何か作っているところ」「作業着で専門的な仕事をしているつらそうな職場」程度のイメージしかわいてこない。そんな人もいるでしょう。

 

工場で働くとは、実際にどのような感じなのか。何をするのか? まずは工場勤務の基本から見ていきます。

 

工場という場所の役割

工場という場所の役割は、ズバリ「モノづくりの最前線」です。現代社会を支えるあらゆるモノは、すべて工場から生み出されています。

 

経済産業省の報告によると、2020年時点、従業者4人以上を数える製造業の事業所数は、約18万所以上にもおよびます。ものづくり大国・日本を構成する広い裾野を有する、まさに一大産業です。

 

そんな工場には、大小さまざまな規模があります。巨大な生産設備が稼働する大工場から、職人の熟練の技がいまも受け継がれる町工場まで、多彩な工場群がものづくりを支えます。

 

製造しているモノも、目に見えないほどの小さなネジから、巨大な航空機の部品まで、実に多種多様です。消費者に直接届くモノもあれば、その生活を陰で支えるモノもあります。工場がなければ、どのような産業も成り立たないのです。

 

製造業は国の経済の根幹を下支えする、極めて重要な役割を担う現場であることは間違いありません。

 

「働く場所」としての工場勤務の特徴

そんな工場を「働く場所」の観点から見てみましょう。

 

工場の業務内容によって多少は異なるものの、ほとんどの場合において、工場スタッフは自分の持ち場に集中して業務をこなすことになります。ある程度の報連相はもちろん必要になるものの、一般的なオフィス環境のような密なコミュニケーションを求められる場面は少ないです。

 

>>【関連記事】人と関わらない仕事おすすめ12選をアンケート調査|在宅ワークと裏方の仕事が人気の理由

 

それよりも重視されるのは、従業員個々が担当する仕事に真剣に向き合う姿勢です。

 

工場勤務というと、「単調でつまらなそう」「肉体的につらそう」といったイメージが先行しがちですが、実際に働く人の声を聞くと、それは適切ではありません。

●精密機器製造の作業スピードが遅くて悩んでいたところ、上司に丁寧でミスのない仕事ぶりをほめられ、モチベーションが上がった

●コツを覚えてスピードアップできる面白さに取りつかれた

●工場内の効率化向上の提案が認められ、作業工程の改善策として採用された

 

このように、個々人が担当する仕事に真剣に向き合えば、工場勤務には喜びややりがいを感じる機会はたくさんあります。

 

>>【関連記事】製造業のやりがいとは?向いている人やその特徴と魅力をご紹介

 

柔軟性の高い現場で正社員へのステップアップも

また、工場勤務の特徴として夜勤がある現場が多く、働ける時間帯の柔軟性や幅広さも挙げられます。さらに、アルバイトや期間工などで非正規雇用からはじめた人も、成長して正社員になるチャンスがあります

 

スキルをマイペースで高めながら技術を身に付けられる工場勤務では、「これまでの職場ではなかなかなじめなかった」「生真面目さを評価してもらえなかった」といった人でも、自身に適した働き方を見つけられる可能性は十分です。

 

>>【関連記事】工場で働く正社員になりたいけれど可能?未経験からの登用・給料・待遇は?

 

工場勤務における女性の活躍

「工場勤務は男性ばかり」「中高年が多そう」といったイメージもありますが、これも正しくはありません。「工場勤務=力仕事」の方程式はあてはまらず、組立工程や検査など品質管理工程においては、国内外を問わず多くの女性も活躍しています

 

女性ならではの仕事の丁寧さ、きめ細やかさは、工場勤務において高く評価される能力です。女性の工場勤務については、以下の記事にて詳しく紹介しています。

 

>>【関連記事】工場勤務の女性・人間関係あるある~きついけどモテるって本当?服装・化粧・給料は?

 

工場勤務ってつらい?向いている人・向いていない人

工場勤務ってつらい?向いている人・向いていない人

工場勤務における性格的な向き・不向きはあるのでしょうか? 実際の勤務内容のポイントから、一般的な適性を考えてみましょう。

 

工場勤務のポイント

工場には、その規模や製造しているモノの違いなど多様な種類がありますが、同じ工場内における業務もまた多岐にわたります。

【工場内業務の具体例】

●組み立てラインに入る人

●検査をする人

●梱包、部品や商品の管理などを担う人 など

 

このように、職種や部署、担当する作業過程により、実際の業務内容はさまざまです。

 

また、扱うモノによっても作業内容は大きく異なります。食品工場が向いている人もいれば、自動車の組み立てが得意な人もいるでしょう。同じ「製造業」とひとくくりにされますが、食品や自動車、家電、半導体、プラスチックなど、多種多様な選択肢から働く場所を見つけられることも、工場勤務の大きな特徴です。

 

ただし、工場の種類や製造する製品が変わっても、基本的には単純作業の繰り返しが多い点は共通します。毎日大きな変化がないことをデメリットに感じる人もいれば、仕事をすぐに覚えられ、コミュニケーションをとる機会が多くないことにメリットを感じる人もいるでしょう。

 

工場勤務に向いている人・楽に感じる人

工場勤務に適しているのは、集中力があり、コツコツ作業することが好きな人です。担当作業を、黙々とこなせる能力が求められます。根気強い人、粘りのある人にはしっくりくる仕事でしょう。

 

また、ひとりでの作業が好きな人にとっても工場勤務は好相性です。もちろん、工場の現場にはいろいろな仕事があります。チームプレーを得意とする人にマッチする部署もあるので、就職時に要望をあらかじめ伝えておくと良いでしょう。

 

工場勤務には、メカが好きな人やものづくりが好きな人が気に入るポイントがたくさんあります。製造工程に興味をもてるのであれば、楽しく仕事ができるものです。どの職業でも共通しますが、与えられた作業を責任もってやり通せる真面目さがなによりも大切です。

 

>>【関連記事】実は魅力的!単純作業の種類やメリット、向き不向き・早い人や楽しめる人の特徴

 

工場勤務に向かない人・つらいと感じる人

逆に工場の仕事が向かない人とは、どのようなタイプでしょうか?

 

まず、人並みに体力がないという人には、あまりおすすめできません。製造内容や部署にもよりますが、長時間立ち仕事をしたり、時にはある程度の重量があるものを持ち上げたりすることもあるためです。

 

そして先にも述べた通り、工場の仕事は毎日同じ作業をくり返します。「次々に新しい体験ができる」という機会に恵まれた職場ではありません。そのため、仕事に対して飽きっぽい人や、ひとつのことにじっくりと向き合うのが苦手という人には難しいかもしれません。

 

なお、それぞれが個々の作業に向き合う工場では、ほかの人の動きまでを十分に把握できません。自分がしっかりと自身の仕事の責任を果たさなければ、工程全体に問題が波及します。人が見ていないと手を抜きやすい性格の人も適性には疑問符が付くでしょう。

 

また、多少はスタッフ同士の関わりはあるものの、工場勤務はいわゆる「対人」の職業ではありません。常に人と接するのが好きなタイプには、寂しく感じられる可能性は否めません。

 

>>【関連記事】製造業はきつい?製造業で働くメリット、きついと感じたときの解決策とは?

 

工場勤務の年収は意外と高め?

工場勤務の年収は意外と高め?

「工場勤務は仕事ばかりきつくて低収入」。そんなイメージは現在において正しいものではなく、工場勤務全体で見ると収入は悪くありません

 

高卒くらいの年齢から20代にかけては低めですが、年次に従って昇給していくことが工場勤務の年収相場の特徴です。高卒平均初任給は18万円~19万円程度と、ほかの職業と比べて極端に低いということもありません。

 

20代~30代では年収で300~500万円が相場です。大手企業の工場勤めの場合、40代では500~700万円台とレンジの幅が広がってきます。

 

また、アルバイトの時給も高い方ですが、途中から製造正社員に登用されるチャンスもあります。正社員になれば、毎年のベースアップがさらに期待できるでしょう。コツコツと仕事の経験を重ねていけば、着実に収入を上げていけます。

 

>>【関連記事】製造業は稼げる?年収・給与について解説します!

 

工場に転職するには?未経験でも可能か?

ほかの仕事をしていて、工場に転職はできるのでしょうか?

 

まず、工場勤務を希望する際にスキルや学歴は重視されません。就職の難易度は平均的ですが、未経験でも可という求人は数多くあります

 

未経験の業界に転職を希望するのであれば、研修体制が整備されている職場を選ぶと安心です。また、工場勤務の求人は年齢の幅が広く、30代以上でも転職が可能です。

 

なお、大手企業の工場は条件が良く競争率も高いため、転職ハードルも上がる傾向です。とはいえ、規模が小さくても待遇が良い現場もたくさんあります。求人情報を良く探して見るとよいでしょう。

 

応募の方法はハローワークからの紹介や直接応募も可能ですが、求人票だけではわからないことも多々あります。個別の工場における内情についての情報収集は不可欠です。

 

ただし現実的には、個人で実情を調べるのはなかなか難しいものがあります。転職エージェントを活用するなどして詳細情報までをしっかり確認し、不安のない職探しに取り組むとよいでしょう。

 

製造業の工場勤務で人生が変わる?

工場勤務は、自身の適性や興味に合った職場が見つかれば、想像以上に快適に働ける仕事です。サービス業などで「何か違う」と感じているのであれば、一度はチャレンジしてみる価値は十分です。

 

非正規雇用から製造正社員へと転換できるチャンスも広がっており、人生を大きく変えられる可能性があります。「工場勤務」の誤解されがちなイメージで決めつけることなく、ぜひ自分の目で確かめてみましょう。

 

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